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剛腕JK  作者: ロキ
48/92

デザイン

もう一話追加してました。

19時

に予約入れてます


「ようやく本題に入れるな。

ほれ、どれにする?」


雷様かみなりさまは、スケッチブックを出して、見せてきた。


「うーん、どれも水着みたいだね。

これが雷人らいじんの格好なの?」


「まぁそうじゃな」


ほんとかなぁって言ったら、雷様かみなりさまから汗が吹き出した気がするけど、

気のせいかな?

そんな事を思っていたら、雷様かみなりさまは、説明を始めた。


「基本、必要なパーツは、2本のつのと、羽衣はごろも、太鼓じゃな。

あと、へそは出しておかなきゃならん。通信してるんでな」


ふーん。

へそ出しってなると、露出が多くなるのも仕方ないのかな……


「はい! 質問!」

あたしは、手を上げて質問した。


「ずっとこの格好なの? 上から服を着てもいい?」


「この格好が一番力が出るんじゃが、力が必要じゃない時、

普段の生活の場合は、上から服を着てればいい」


ほっとした。

制服とかでへそ出ししてたら、先生に怒られるし、恥ずかしくて

学校に行けないからね。


でも、ちょっと聞き捨てならない事を聞いた気がする。

一番力が出るって、どういう事?


「もう一つ質問です。」


「一番力が出るって、どういう事ですか?

何かと戦ったりするんですか?」


「ふむ。

なかなかいい質問じゃ。

一番力が出るっていうのは、そのままの意味じゃな。

この格好の時が一番強い」


「何かと戦うってのは、そうじゃな……

雷人らいじんかみなりを落とすのが仕事じゃから、

どうじゃろな?

お前にはまだ先の話しじゃ」


はぐらかされた気がするけど、まぁいいか。

雲の上から下界を見下ろして、ベンチに座って、かみなりを落とす。

楽勝! 楽勝!

いい仕事だなー! 雷人らいじん最高!


って、この時は思ってました。


「で、どうするんじゃ?

早く決めて欲しいんじゃが」


雷様かみなりさまに急かされてしまった。

んー悩ましいな。


あれ、そういえば、さっきボディペインティングとか言ってたっけ。

裸の身体に直接、塗料で絵を描くとかなんとか。

スケッチブックに描いてある絵は、服を着てるんだよね。

ミニスカとか、ブラジャーしてるんだけど、これ、雷人らいじん

お肌って事なのかな?


わかんないから聞いてみた。


「このブラジャーとかミニスカって、脱げるの?」


「ん? 当たり前じゃろ。服じゃからな」


「そうなんだ。さっき、ボディペインティングとか言ってたから

お肌なのかなって思っちゃったよ」


「はははは、そんな訳ないじゃろー」


雷様かみなりさまは、笑ってらっしゃる。


そろそろ決めないとだね。

そういえば、途中でデザインとか変えられないのかな?


とりあえず、これにして、大きくなったら違うデザインにしてもらうとか。

出来ないかな?

聞いてみた。


「出来んことも無いが、普通はせんな。

それに8年は無理じゃし。

雷人らいじんになるまでは、同じデザインを当て続けないとダメなんじゃ」


「ふーん」


雷人らいじんになった後は、もう一度、かみなりに打たれ続ける感じじゃな」


「えー! 結構大変なんだね」

とりあえずとかで、選んじゃダメな奴だこれ!


んー、人間といる時に違和感が出ない感じにしないと。

やばいのはつのか。

人間にはないもんなー


「はい! また質問いいですか?」


「うむ。なんじゃ?」


つのって、伸びたり縮んだり出来ます?」


「ふむ。伸縮自在なつのか、なるほどのぉ。

して、どのくらい伸ばす? 50センチくらい伸ばすのか?」


「違うよ! 縮める感じにしたいの。

普段人間といる時に角が見えない様にしたい。」


「ふむ」

普段、人間といると思っておるのか……

まぁいい。


つのが短いと力もそんなに出んがいいのか?」


「うん、いい。

人間といる時だもん。力とか出なくても大丈夫でしょ。

それより、目立たない方がいいから」


「なるほどの。

ひたいつのが、前髪で隠れる感じでどうかの?」


「んーそれだと、おでこを出す様な髪型は出来ない感じよね?

それとも、完全におでこの中につのが入るの?」


「完全に入る様なのは無理じゃな。

つのの位置をひたいより上にして、髪の毛で隠れる様にするか、

耳を伸ばして、つのにするか」


「耳を伸ばすのは無理。人間と違う形にしちゃったら目立っちゃうから。

となると、つのの位置をひたいより上にして、髪の毛で隠れるってのしか

ないかな。ヘアバンドで更に隠せば、上から見られても平気だし」


「そんなに気になるものなのか……」


「そりゃそうでしょ! つのが生えてるとか、イジメの対象になっちゃうよ!」


「そうか……」


「あー、プールとかどうしよう。

髪が濡れたら、つのが生えてるの分かっちゃうよね。

学校で泳ぐのは無理か……

授業だけどお休みするしかないよね……」


「修学旅行のお風呂とかも入れないか。

残念だけど、学校に行けるだけいいと思うしかないね……」


しゅんとしてたら、雷様かみなりさまが、話しかけてきた。


「そんなに気になる様なら、透明なつのにしたらどうじゃ?

触られなければ、気づかれんぞ」


「!? それ、いい!

伸縮自在で透明なつの

あ! でも、ちょっと待って!

もし、髪の毛の中に、つのがあったとして、そこはどうなるの?

10円ハゲとかになってたりしない?」


「中々、細かいのぉ。

つのの上に髪の毛は生えんから、見た目的に、ハゲになってるじゃろうな。」


「じゃろうなじゃないよ!

10円ハゲが2つもあったら、笑いものになっちゃうじゃん!

やっぱり、おでこ。髪の毛の生え際につのを生やすしかないわね。

透明とはいえ、普段は前髪で隠しておけば、気づかれにくいかも」


雷様かみなりさま、伸縮自在で透明なつのを、おでこ、

髪の毛の生え際に、出来るだけ小さくお願い出来ますか?」


「うむ」

雷様かみなりさまは返事をすると、スケッチブックに

おでこのあたりを、さらさらと描き始めた。

正面と横顔だ。


上手じょうず!?

あの落書きはなんだったんだ? と思うくらい上手じょうずだった。


「どうじゃ?」


「うん、すごくいい!」

とそう思った時に、また気付いた。


髪の毛切る時、どうしよう……

お母さんと同じ美容院に行ってるけど、触るよね……


また、しゅんとしてたら、雷様かみなりさまが、心配して声をかけてくれた。


「どうしたんじゃ? 気に入らんかったか?」


「ううん、違う」

首を振りながら答え、新たな問題を伝えた。


「ふむ。髪を切る時か……

確かに、触られてしまうじゃろうな」


「見られるのも触られるのもダメか。さてどうしたものか……」


そう言われて、気付いた。

あれ、そういえば、あたしのおへそ。

あたし以外、無いのを知らないよね。

触っても、おへそがあるって思ってる。

これの逆が出来ればいいんじゃ……


雷様かみなりさま

おへそ! おへそと同じに! じゃなかった、おへそと逆に出来ませんか?」


お読み頂き有難うございます!

よろしければ、ブックマークと評価の方も宜しくお願いいたします。

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