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剛腕JK  作者: ロキ
18/92

顔合わせ


 あたし達は更衣室へと案内され、ユニフォームに着替えた。

その後、女子マネさんにグランドまで連れてきてもらって、3塁側のベンチへと

案内された。


ベンチの前に、4人の男子と、監督? がいた。


「この子達が、今日、そちらのチームに貸し出す選手になります。

1人ずつ、挨拶を」


「はい!」


男子達は元気よく返事を返すと、1人ずつ前に出て、自己紹介を始めた。

あたし達も横一列に整列して、聞いている。


「3年、下連雀しもれんじゃく一守斗いすとです。

右投げ右打ち、ポジションはショートです。

今日はよろしくお願いします!」


「3年、砂川すながわ野音のーとです。

右投げ右打ち、ポジションはセンターっす。

よろしくお願いしまっす!」


「3年、仙川せんがわ光生良みうらです。

左投げ左打ち、ポジションはライトです。

よろしくっす!」


「3年、日野ひの人生らいふです。

右投げ右打ち、ポジションはレフトです。

よろしくです!」


あたし達はそれぞれの挨拶に返事をした。


「じゃあ、お前達、監督さんの言う事をよく聞いて、しっかりプレーする様にな」


「うっす!」


4人の男子が返事をすると、監督さんは、1塁側のベンチへと帰っていった。

全員3年生だった。

身体も大きくて、見上げる感じだよ。

なんて思ってると、うちの監督さんが、話し始めた。


「じゃあ、今度はこっちも紹介しないとね」


「キャプテン、よろしく」


呼ばれたのであたしから、始める事にする。


「1年 小金井沙有珠こがねいさうすです。

左投げ左打ち、ポジションはピッチャーです。

あっ、今日はキャッチャーもやります。

よろしくお願いします!」


「1年 北原翔玲乃きたはらとれのです。

右投げ右打ち、ポジションはキャッチャーです。

今日は、ピッチャー、キャッチャー、ファースト、セカンド、サードの守備に入ります。

よろしくお願いします!」


「1年 大泉雷凌おおいずみれびん

右投げ右打ち、ポジションはキャッチャー。

今日は、ピッチャーとセカンドです。

よろしくお願いします。」


「1年 南沢夜夢みなみさわやむだよ。

右投げ右打ち、ポジションはキャッチャー。

今日は、ピッチャーとサードだから、よろしくね。」


「1年 西国分寺昴にしこくぶんじすばるです。

右投げ右打ち、マネージャーやってます。

今日は、ピッチャーとファーストをやります。

よろしくお願いします!」


4人の男子はよくわかってなさそうだった。

まぁそうかもね。

なので、監督から説明が入った。


「うちの子達、全員ピッチャーなの。

今日は全員、投げるから、守備も持ち回りなのよ」


「は、はぁ」


やっぱり、よくわかってなさそう。


「それと、守備練習はしてないから、ごめんね」


は? ごめんねとは一体?

という顔をしている。


「ゴロは捕れるとは思うけど、捕ってる所見た事ないから、分からないのよねー

あんた達、ゴロとか捕れる?」


レビンちゃんは、∨サイン。トレノちゃんは、それなりには。とか言ってる。

ヤムちゃんは、まっかせて! と、自信満々。

にしこくさんは、自信なさげに、少しならとか言ってた。


すると、4人のうちの1人、確か、日野ひのさんだったかな、レフトの人が

監督さんに質問した。


「監督なのに、捕ってる所見た事ないんすか?」


「そーなのよ。わたし達、グランド使わせて貰えなくて、投げるのと打つしか

やってないの」


「はぁ」


4人が呆れた声を出した。


「え、どこで練習してるっすか?

投げる、打つだけって、バッセンとか?」


「そうそれ! 当たりよ! 君、凄いね」


下連雀しもれんじゃくさんだ。確かショートの人。

長い名前だから、あたしの中では、しもれーになってる。


「グランド使わせて貰えないとか、なんかしたんすか?」


この人は、砂川すながわさん。センターの人だ。


「何もしてないわよ。ただ、グランドは男子野球部が使ってて。

予選とかあるからね、あっちは。

こっちは5人しかいないし。

まぁ、そんな訳で守備練習が出来なかったのよ。

ごめんなさいね」


「同好会……」


確か、仙川せんがわさんだ。この人がぽつりと言った。


「同好会つらいっすねー

この男子野球部に文句言ってやりたいっす!」


「そうだな、守備練くらいさせてやれって!」

「ほんそれ」


4人は、口々に男子野球部の文句を言ってる。


「まぁまぁ、わたし達の為に怒ってくれるのは嬉しいんだけど

予選が終わったら、使わせて貰える様に交渉してるから

もう少ししたら、守備練習も出来ると思うわ」


「そうっすか、ならいいんすけど」


あたしは、この人達、いい人なのかもって思った。


「だから、内野の連携みたいなのは出来ないわね。

ゲッツーとかは、たぶん無理。

だから、基本ファーストでアウトを取る感じかしら。

ショートの下連雀しもれんじゃく君だったわよね?」


「はい、下連雀しもれんじゃくっす」


「誰かが、ベースカバーに入ってたらそこに投げて。

それ以外は、ファーストで」


「はい、わかったっす」


「外野の中継も出来るかどうか分からないけど、投げれる所があったら

声をかけて、そこに投げてね。

セカンとか、ファーストとか、サード! って言えばいいから」


「りょうかいっす」


あたし達が打ち合わせをしてる間に、田早稲実業だわせじつぎょうさんの守備練習が

終わったらしい。


こんどはあたし達の番だ。


お読み頂き有難うございます!

よろしければ、ブックマークと評価の方も宜しくお願いいたします。

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