其の壱十五「検索してはいけない言葉の中の本当に検索してはいけない言葉」
これから語るのは、もしかするとこれから広まるかもしれない
いや、広まってしまうかもしれない「怖い作り話」です。
全部で壱百八話。どれも短い物語です。
しかしその中には、時に背筋に冷たいものが走り抜け、
時にひそひそと誰かの囁きが聞こえ、
時に見てはいけないものが見えてしまうこともあるかもしれません。
そしてひとつだけ、どうしても言っておきたいことがあります。
これらの話は、すべて作り話です。しかし、ただの作り話ではありません。
この話、本当なんです。
ネット上に存在する「検索してはいけない言葉」について、皆さんはきっとご存じでしょう。
……それは私が「怖い話を聞くのが大好き」だから知っているだけで、誰もが知っていることではない?
では、ご説明します。
「検索してはいけない言葉」とは、ネット上で“強烈な不快感・恐怖・ショック”を与える可能性がある語句の総称。画像・動画・事件記録・都市伝説など様々なものがあり、中には精神的負荷の高い内容もあることから、閲覧注意の意味でまとめられているものです。
検索してはいけないという心理的なワードは好奇心を刺激しますが、予備知識なしで検索すると強いストレスを受ける危険があるため、注意が必要な言葉たちを指します。
検索してはいけない言葉。怖い話を聞くのが大好きな私がこれを知ったのは、まだこの「これから広まるかもしれない怖い作り話」を書き始める前。
YouTube動画を聞き流している中で偶然出会ったチャンネルがこれを紹介しており、興味を持った私は、3000近いワードを知ることになったわけです。
さて、本題はここからです。
後にいろいろ調べていく中で知ったのですが、この検索してはいけない言葉の中には、検索してはいけない言葉があるらしいです。
……書き直します。
この“検索してはいけない言葉”の中には、本当に検索してはいけない言葉が一つだけ存在するらしいのです。
というのは、検索してヒットしたサイトに書かれた“儀式めいたこと”を真似すると、本当に大変なことが起こるとされる検索ワードが一つだけあるのだというのです。
そのサイトがどんなもので、それに繋がる検索ワードがどれなのかは、調べる中でもはっきりしませんでしたし、“大変なことが起こる”と書かれているにしても、その内容について詳しく書かれたものも見つけることはできませんでした。
なので、もしかするとこの「本当に検索してはいけない言葉が一つだけある」という話は、ただの噂なのかもしれません――ですが、火のないところに煙は立たぬとも言いますし、本当かもしれません。
何事でもそうですが、心霊・オカルト・都市伝説の取り扱いは慎重に。
もしかするとこの噂、そういう“啓発的な意味”なのかもしれませんね。




