其の七「背後に立つイマジナリー」
これから語るのは、もしかするとこれから広まるかもしれない
いや、広まってしまうかもしれない「怖い作り話」です。
全部で壱百八話。どれも短い物語です。
しかしその中には、時に背筋に冷たいものが走り抜け、
時にひそひそと誰かの囁きが聞こえ、
時に見てはいけないものが見えてしまうこともあるかもしれません。
そしてひとつだけ、どうしても言っておきたいことがあります。
これらの話は、すべて作り話です。しかし、ただの作り話ではありません。
この話、本当なんです。
ここ1年、様々な怖い話を聞いている中で耳にした「イマジナリーフレンド」という言葉。
初めて聞いたとき、それって何?と思い調べてみました。
(話の中でわかりやすく短い説明はありましたが、知らない言葉を聞くと詳しく調べたくなるのが私の性分です)
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イマジナリーフレンド(Imaginary Friend/Imaginary Companion)とは、幼児期から児童期にかけて子どもが心的世界の中に自発的に形成する、実在しない対人的存在を指す心理学的概念である。
一般に2〜7歳頃に多く観察され、子どもはこの架空の友人に対して名前・性格・行動様式を付与し、会話や遊びを行う。イマジナリーフレンドの出現は、想像力・言語能力・社会的役割理解の発達と関連し、心理学では正常発達の一側面として位置づけられている。
この現象は、情緒調整やストレス対処の機能を持つことが指摘されており、孤独感の軽減、葛藤の外在化、自己理解の促進など、子どもの内的世界の成熟に寄与する。多くの場合、成長に伴い自然消失し、病理的問題を示すものではない。思春期以降まで持続する例もあるが、本人が空想と現実を弁別できている限り、臨床的介入を要するケースは稀である。
*Copilotにて検索
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子供時代に発現する想像上の友達で、成長に伴い自然と姿を消す。
心理学では正常な発達の一側面ということで、病気のようなものではない……と。
なるほど……これを調べた後、ふと私は自分の子供時代へと思いを巡らせてみました。
私にはそういう存在、イマジナリーフレンドは発現していたか?と。
それは、ほんの数秒で「いなかったなぁ」という結論に行きつきました。
それはそれとして。
このイマジナリーフレンドについて調べているとき、ある一文が少し気になりました。
イマジナリーフレンドは、「まれに思春期以降まで続く場合もありますが、本人が「空想である」と理解している限り問題はありません。」というこの一文です。
……本人が空想であると理解している限り?
それでは、「本人が空想と理解していないイマジナリーフレンド」もいるのでしょうか。
それがもし、背後に立っている存在だとしたら……
「背後霊?」
毎日怪談を書いているうちに、私にはすぐに「幽霊・怪異」につなげてしまう思考の癖がついてしまったようです。まあ、何と言うか。私の考えすぎかもしれませんね。
ですが皆さん。
この「まれにある思春期以降の本人が空想と理解していないイマジナリーフレンド」は、いったい何者だと思いますか?
そして、あなたにもいますか?背後に立つイマジナリーフレンド――




