38.立ち寄った村で、古文書の解読を
次の日。
私は目を開いた。
え…っと、たしか今日は古文書の問題を解く日なんだよね。
そう、そのはずなんだ。
なのになんでだろう。
――なぜ私の前に、大きな大きな夕陽の色をしたマグマ溜まりがあるの……?
事の顛末は今朝に戻る。
***
朝、いつも通りに目を覚ました私は、朝食を食べるために宿屋一階にある共有スペースへ向かった。
昨日の話し合いの後、私は一度おかみさんのところへ行った。
宿の代金とかを払わないといけないからね。
おかみさんになんでリオンさんに連れてかれたのか聞かれたときは『知り合いの知り合い』と答えておいた。
間違ってはないからね。
嘘ついてることにはならない。
それと、宿泊代金は言われていた通り村長さんが持ってくれてたとのこと。
昨日の夕食代と次の日の朝食代を払って、ご飯食べてから言われた部屋に入った。
ちょうど夕飯の時間だったらしくて。
部屋は二階にあったよ。
で、今朝。
約束通り朝食を食べた後はリオンさんと村長さんの家に行った。
リオンさんが事情を話すと最初は戸惑ってた村長さんだけど、なんとか納得してくれた。
そして古文書の現代語訳を読み始めたの。
内容はこんな感じ。
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〈メテンウルビア地方にある迷宮についての記述〉
メテンウルビア地方に先人より受け継ぎし伝承の中核となる品を隠蔽することとなった。幾つか上がった隠し場所の案の中で話し合いを行った結果、一つに決定した。その場所と品を回収する方法について以下に記述する。ただし連中に知られる事を防ぐ為、最高峰の数学者が作成した問題を付属しておく。連中の知恵は劣っているとの事だが、真の天才が現れた場合も考えて、第一の試練として知識がなくても解ける問題としてある。これも話し合いによる結論である。
〈問〉
下の数列をみて、次の問に答えよ。
1、1、2、4、8、15、29、……
(1)13番目の数は?
(2)13番目までの数字を全て足した和は?
(注)以下、問いの答えの桁数の数を下の表と照らし合わせるように
1→コー
2→キテ
3→ア
4→テルヌ
5→ディー
6→ウス
7→シムム
8→サー
9→ウォ
0→ティオ
場所と品へたどり着く方法については、下の文言により第二の試練を乗り越えた者に伝えることとする。
〈文言〉
(21)エ(12)ム=プロー(13)カ(22)・デ(24)=(11)ギター(14)
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数の表と文言のところは訳出できなかったから発音の音を書いていると、リオンさんは言ってたよ。
今回、二つ目の問題を作らせていただきました。
数列についての説明は下に書いておきます。
また、ヒントを一番下に載せましたので、良ければ参考にしていただければと。
※数列…ある一定の規則で並んだ数字のこと。
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今後ともよろしくお願いします。
〈ヒント〉
フィボナッチ数列の規則をもとに考えてみましょう。
※フィボナッチ数列…前2つの数を足した数が次の数となる数列のこと。下の数列です。
0、1、1、2、3、5、8、……




