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90/93

90本目

あと10話で100話か~。

ペース遅いけど頑張りますわ。

いつも読んでくださりありがとうございます!!

あと5時間ほどでイルルヤンカシュに到着する。


既に戦いは始まっているようで、イルルヤンカシュのあちこちから戦火が見える。


何回かこちらも正確に砲撃されたが、全て避けた。


そろそろ魔人が出迎えて来てもいい頃だ。


前方から超高速で巨大な隕石みたいなのが飛んでくる。


避けるのが面倒だから、このまま突っ込もう…。


俺たちとの衝突に耐えきれず隕石は砕けちった。


が、その瞬間に複数の近距離砲撃を受ける。


魔人による荷電粒子砲だ。


ざっと見たところ、20人ほど散らばって俺たちを包囲している。


問題ない。


俺も荷電粒子砲で即座に反撃し、一瞬で半数を蒸発させた。


魔方陣で結界を作っていたが、俺にとってはそんなのあってないようなものだ。


残りの半数は慌てて逃げていく。


その方がいい。


こちらへ攻撃する意志がなければ、俺は殺さない。


テトナは甘いって言いそうだけど、殺すことを俺は楽しんでるわけではないからだ。


最終的には魔王を殺し、和平協定を結べればいいと思っている。


魔王は殺す。


随分と同胞が殺されたわけだから、責任を取って死んでもらう。


そうしないと、この戦争も終わらないだろう。


俺たちはしばらくしてイルルヤンカシュに衝突した。


衝突の力を利用しつつ殴ったので、外壁を破り内部に侵入することに成功した。


待っていたかのように、ひとりの魔人の蹴りが飛んでくる。


左手でガードし間合いを詰め頭を貫手で貫こうとしたが、驚くべきことに俺の攻撃を魔人は避けた。


お互い距離を取る。


背丈はテトナくらいあるが、筋肉ダルマだ。


顔に下卑た笑みを浮かべている。


俺の嫌いなタイプだ。


「へっへっへ。お前がトオルだな? 噂通りなかなか強いな…。むっ!! 背中に背負ってるのは裏切り者のニヌか…。俺は超ラッキーだぜ! まずお前とお前の母ちゃんであるニヌをぶち殺したあと、母ちゃんの屍体をめちゃくちゃに姦してやるぜぇ~~~」


「下衆が」


背中で母さんが吐き捨てるように言う。


つーか、そろそろ降りて欲しい。


「母さん、戦いづらいから降りてくれる?」


「嫌だ。もう少しこうしていたい」


そう言ってぎゅっと更に抱き締めてくる。


俺はため息を吐きつつも、敵から目を逸らさず少しずつ間合いを詰めていく。


「うぉりゃッ!!」


魔人の周りと俺の周りに魔方陣が複数出現し、俺の周りの魔方陣から突きや蹴りがランダムに出てきた。


魔人が自分の周りの魔方陣を攻撃することにより、離れたところからでも部分空間移動して俺の周りの魔方陣から攻撃出来るという能力だ。


しかも、魔方陣同士の組み合わせはランダムとなっていて、攻撃が読みづらい。


更に魔方陣は常に動いている。


なかなかやっかいな攻撃だが、俺にとっては何てことはない。


「お前バカだろ?」


「何ぃ?」


全ての攻撃を避けながら、俺も逆に周りにある魔方陣に攻撃を仕掛けた。


魔人の周りの魔方陣から俺の攻撃が出現し全てヒットする。


「おぶらばぁッ!! そ、そんなバカな!? これを修得するのに俺は数十年修行したのに逆に利用されるなんて…」


「数十年無駄に過ごしていたようだな。チンケな手品だ」


「く、くそッ!!」


大きめの魔方陣を作ってそこに逃げようとするが、その隙に俺は荷電粒子砲を放ち魔人を蒸発させた。


「あ、しまった。魔王の居場所訊くの忘れてた」


「あ~、それは大丈夫。わたしが知ってる。多分変わってないと思う」


「なるほど」


母さんは元々魔人だ。


父さんと結婚して俺が産まれたから、地球人になったのである。


俺たちの宇宙じゃ霊子が違うので生きるの難しいから、ペッボレゲセ人によるサイボーグ化手術の第一号となってまで。


「ねえ、魔王ってどんなやつなの?」


「…会ってみればわかるわよ」


「まあ、もうすぐ会えるわけだしね」


母さんの指示通りに通路を歩いていると壁が突然爆発し、中からテトナとリルレが出てきた。


哀れなことに、バラバラになった魔人たちの死体が散らばる。


テトナは敵から「暴虐」とふたつ名を付けられて恐れられている。


「あ~~~、やっと見つけた。トオルぅ~~~、一緒に行こうよぉ」


テトナは俺を見つけたことでご機嫌だ。


リルレがさっと動き、俺の腕を取る。


「仕方ないから、わたしが案内してやろう。このゴミくずめが」


リルレはいつも俺をゴミ扱いするが、なぜがベタベタしてくる。


でか過ぎるおっぱいが腕に当たってホント困る。


「あーーー、コラッ!! ズルいぞぉ~~~。あたしも」


反対側にテトナが来て、やはり腕を組む。


テトナは背がめちゃくちゃ高いから、俺がまるで子供みたいだ。


しかし、歩きにくくてしょうがない。


「ねえ、母さんそろそろ降りてくれない?」


「やだ。わたしだけトオルと離れるのは不公平だ」


盛大なため息をつき、取りあえずこのまま俺たちは魔王のところに向かうことにした。

まだまだ過去編続くんじゃよ。

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