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83本目

最近は車の移動が多くてなかなか更新が…。


皆さんすみませぬ!!


博士とリルレの喧嘩によって破壊されたヘルメスの修理がだいぶ終わってきたので、俺たちは地球を取り戻す算段をすることにした。


みんな木星の基地であるオモイカネ内の食堂に集まっていて、座ってお茶を飲みながら話している。


お茶受けに、先日俺が作った煎餅を用意した。


オモイカネ内には様々な調味料があり、もちろん醤油もある。


醤油うめー。


お茶に煎餅最高。


あー、日本酒飲みたい。


いつも忙しくてなかなか実現しないが、博士に日本酒の醸造の仕方を調べてもらわなければ…。


「博士、地球は魔王がどこかに持っていってしまったわけだが、それがどこかわかるのか?」


日本酒の前に、俺たちは地球を取り戻さなければならない。


「今はわからないが、モード『ハルマゲドン』になり、この次元にわたしの霊体を呼び寄せればわかると思うぞ」


博士のモード『ソクラテス』から更に進化して『ハルマゲドン』となり、高次元体となった博士は神のような万能な力を発揮出来る。


本体は高次元にいるので、今はアバターを使っている。


なので、サイボーグ体ではなく生身だ。


…おっぱいはデカいしピッチリしたスーツを着ているので、めちゃくちゃエロい。


あー、股間がー。


「ママのおっぱいがそんなに気になるのか、ぼくちん」


はうあッ!!


耳元で優しく囁かれ、ますます股間が…。


俺は常に裸だから、丸見えなのでめちゃくちゃ困る。


俺はさりげなく股間をテーブルの下に隠した。


「どうしたんですか、ゴミ? 何やらモジモジしてますが」


隣に座っているリルレが俺におっぱいを近付けて言う。


や、止めて!


あんまりおっぱい近付けると、股間の豆がマグナム(注意:実際には豆鉄砲)になっちゃうのぉ~~~!!


「い、いや…何でもないよ」


「ふーん、そうですか。てっきりわたしのおっぱいに欲情しているのかと思いましたよ」


そう言って更におっぱいを近付けるリルレ。


あっ、あっ、もうすぐおっぱいが腕に当たっちゃう…。


「リルレ会議中だ。それ以上その脂肪の塊をサトルに近付けるな」


「脂肪の塊…? そっちの方がやや大きいわけで、余計脂肪が付いてるのでは? あぁ! なるほど…。それは脂肪の塊ではなく情欲の塊だったか。納得納得」


ガタッとふたりが同時に立ち上がる。


剣呑な雰囲気だ。


俺はこっそり逃げ出すことにした。


この前こんな感じで喧嘩して、ふたりでヘルメスをぶっ壊してしまった。


とてもじゃないけど付き合いきれない。


恐怖でマグナムが既に縮みあがって、すっかり大人しくなってしまっている。


「もう~~~、ふたりともいい加減にしてよぉ~~~」


キクが超振動ブレードをなぜか俺に突き付けて言う。


え?


何で俺に?


「ツルリンがいると喧嘩になっちゃうから、めんどくさいんで殺すね~」


キクが無造作に俺にブレードを振り下ろす。


「ウンコくんは殺させないよ」


ワヲンが危機一髪キクを取り押さえてくれた。


し、死ぬかと思った…。


股間からジョボジョボと熱い何かが漏れ出していく。


流れ出ていくものは俺の溢れんばかりのパトスだろうか…?


溢れんばかりどころか、実際に溢れちゃってるけど。


「うわっ、きったな!! ハゲあんた、また漏らして恥ずかしくないの?」


ムカつくマミムの声。


この野郎…俺はお前の手足を取り戻そうとアレコレ考えているってのに。


「洗浄」


博士が洗浄ロボットを呼ぶ。


円形をした平べったい洗浄ロボットたちが、どこからかわらわらと出てきて俺に放水した。


ビッチョビチョ。


でも、裸はこういうとき楽だねー。


『さて、全員落ち着いたところで会議を再開しましょうか』


エク先生が仕切り直した。


みんな大人しく言うことを聞く。


「地球を見つけたとしても、元の場所に戻すなんてこと可能なのか?」


「やってみないことにはわからないが、わたしの力なら出来るかもしれない」


なるほど、確かに博士の万能ならいけるかもしれないな。


「ふむふむ、わたしもそう思っていたところなのよ」


まーた始まったこいつは。


何かと言うとマウンティング取りたくて、知ったかするマミム。


当然全員無視。


「でもさ、魔王は魔方陣で地球をどこかにやってしまったわけだろ? その魔方陣の力を解析しなきゃ地球を解放して元に戻せないんじゃないか?」


「うんうん、わたしもそう思っていたところなのよ」


無視。


「確かにわたしは魔法理論には疎い」


と博士。


「うーん、あたしの知識を持ってして魔法はなー」


お前には誰も期待してないから安心しろよ。


「あ、もしかしたらフェニの力で地球が魔方陣に飲み込まれるところを投影してもらって、解析出来ないか?」


「あちゃー、わたしもそう思っていたところなのよ」


段々とムカついてくる。


しつこいなこいつも。


「なるほど、それはいいアイディアだ」


博士が頷く。


「フェニ、可能か?」


『可能だと思うが、この中に誰か魔法理論に詳しいやついるのか? 地球が魔方陣に飲み込まれていく様子は投影出来るが、俺は解析なんか出来ないぜ』


「ほうほう、なるほど」


誰か鈍器貸してくれませんか?


いつもはフェニの言うことは俺とエク先生しかわからなかったが、みんなにも思念が伝わるようにしたようだ。


こいつ…今まで散々猫被りやがって…。


そこでシスがおずおずと手を挙げた。


いつもエオカと一緒にいるが、大人しくて存在感のない第二世代(ヴァーチューズ)だ。


「わたし…魔法理論詳しい……と、思う」


「シスは、第二世代(ヴァーチューズ)の中でも魔法理論に関してはトップレベルに詳しいんですよ。オリジナルの魔方陣も作ったことがあるくらい」


エオカがシスを推す。


「えー!? ホントかなぁ~~~? あたしでもわからないことがあんたにわかるのぉ~~~?」


シスが萎縮してしまう。


「おい、バカは黙ってろ!!」


「うわぁ~~~!! バカじゃないもん~~~!!」


超めんどくせえ。


こいつの手足なんかどうでもいいか…。


「なるほど。まあ、とにかくまずはフェニに投影してもらおう」


博士の提案に泣きわめいてるマミム以外みんな同意した。


『フェニちゃん、お願い』


姫がお願いすると、フェニは俺の指を咥えた。

地球奪還編に入る前にもうひとふた波乱起こすつもりです。


お楽しみに!!

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