表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

49/93

49本目

テキトーにヨガにしちゃったのですが、ヨガのことなんか全然わからないです。

間違ってることが書いてあっても、怒らないでください!!

『皆さんにやっていただくのは、坐法(アーサナ)です。あまり色々とやっても、到達すべき地点に変わりはないですから、ひとつのことに集中する方が短期間で達成出来るからです。坐法(アーサナ)を通じて、調気法(プラーナヤーマ)感覚制御(プラティヤハーラ)を身に付け、超意識(サマーディ)により、皆さんの特性を引き出すのです』


「ねえねえ、ハゲ! あの人何言っちゃってるの? 宗教の勧誘かしら?」


「う~ん、俺もよくわからんが、とにかくやってみよう」


エク先生がクスクス笑う。


『そうですね。まずはやってみましょう。ヨガは格闘技でも何でもないですが、雑念から解放されることにより、本来の皆さんの特性を活かすことに繋がりますので、必ずこれからの戦いに役に立ちます。まずは焦らず、ゆっくりとやってみましょうね!』


「「「はーい!!」」」


『では、最も簡単な盤坐(スワスティカ・アーサナ)をやってみましょう』


先生があぐらをかき、膝の上に人差し指と親指で輪を作り、輪を上にした状態で手を置いた。


おー、何か見たことのあるポーズだわ。


『皆さんもやってみてください。やってる間瞑想しますが、なるべく心を無にすることが大事です』


早速やってみる。


う~ん、無にするって言っても、何か色々考えちゃうな。


おっぱいのこととか。


『最初はうまくいかないと思いますが、ゆっくりと焦らず取り組みましょうね』


ッッ!!!


俺がおっぱいのこと考えてるのバレてやがる…。


無に…無になるんだ!!


しかし、どうしてもおっぱいが浮かんでは消えていく。


逆に、集中するためにおっぱいのことたけ考えてみるのはどうか?


そのうち無の境地に達成するかもしれない。


おっぱいは無……無はおっぱいだ。


おっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい…。


段々とゲシュタルト崩壊を起こし、おっぱいが何だかわからなくなってきた。


「んごッ!! ぐがが…ぐぉ~~~、ぐぉ~~~」


隣のマミムからイビキが聴こえてくる。


まだ1分くらいしか経ってないぞ。


ダメだ…こいつのイビキがイライラして集中出来ない。


「おい、マミム! うるせーよ、起きろ!!」


「んがッ? な、何よぉ、瞑想中に話しかけないで!!」


瞑想中じゃなくて睡眠中だよね。


「あーあ、いい感じだったのに、ハゲのせいで集中出来なくなっちゃったわ」


こっちのセリフだよ!!


いかんいかん、集中せねば。


おっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい…。


大きいおっぱいもあれば小さいおっぱいもある。


無限に広がるおっぱい…。


おっぱいって一体何なんだろう?


宇宙の根源たるおっぱい。


何だかおっぱいが性の対象ではなく、尊敬を通り越して畏怖の対象となりつつあった。


大体さ、何でおっぱいはあんな素晴らしい形をしているんだ?


いつの間にか俺はおっぱいで涙を流していた。


あぁ、おっぱい。


全てはおっぱいから始まりおっぱいに帰す。


あッ!!


何か掴みかけてる!


何だろ、この感覚…。


これが……解脱(おっぱい)…?


「んごッ!! ぐがが…ぐぉ~~~、ぐぉ~~~」


またもや、隣のマミムからイビキが聴こえてきた。


この野郎!!


せっかく何かを掴みかけたのに邪魔しやがって!


「おいマミム! お前いい加減にしろよ!! お前のイビキのせいで集中出来ないだろ!!」


「んがッ? な、何よぉ!! 今いいところだったのに…。あんたのせいで食べそびれたでしょ! どうしてくれんのよ!?」


知らねーよ、何の夢見てんだよ!!


『さあ皆さん、一旦目を開けて休憩しましょうか』


全員目を開ける。


つーか、マミムがこれだけ騒いでるのに、みんなよく集中出来るよな…。


『いかがでしたか?』


「まだよくわからないな…」


博士ですらそうか。


ま、こういうのは時間がかかるだろうしな。


三昧(サマーディ)に達するまで、大体10年はかかります。皆さんはこれから1週間くらいで少しヒントを得て、毎日の生活の中で修行を続けていただければと思います』


「わたくしもそれくらいかかりましたわ。でも1年くらいで霊子の流れを少し感じられるようになりました」


コサさんによると、達成まで段階があるようだ。


『そんなにかかるものなんですね~。わたし、頑張りますね!』


あー、姫は素直だし可愛いなぁ。


「くっくっく、わたしはもう何? サマー? 達成したわよ」


なわけねーだろ!


サマーじゃねえよ、三昧(サマーディ)だよ!!


夏かよ!!


『は、はぁ…。どんな感じでしたか?』


一応訊く先生。


先生優しー。


「大地の怒りを感じるわ。馬を食べようと思ったのに邪魔されたから。大地に代わってわたしがおしおきせねば…。死ねぇえええ~~~ッ!!」


いきなりマミムがバールで襲いかかってきた。


ちょ、それ夢の話だろ!!


ふっ、だが甘いな。


俺はエク先生がマミムを投げたのを見てた。


こんな攻撃…。


「ふんごぉッ!!」


もろにバールを喰らい、ぶっ倒れる俺。


「ほ、ほげぇ…おかしい…な…」


意識が遠のく。


修行とは厳しいものだ。

感想とかポイントくだされ~~~。

お願い申し上げます!!

寂しくて死にそうなんです!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ