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36本目

この小説のサブタイトルは、いつも○○本目ってありますが、これは髪の毛のことです。

あー、俺も毎日1本ずつでいいから増えないかなー?


感想とか待ってますぜ!

「洗浄システム作動」


どこからか例の平たい円状のロボットが出てきて、俺に放水する。


ち、ちべて~~~!!


「あんたさあ、またウンコ漏らしたの? 超きったな~~~。寄らないでよね」


「ばかやろー! 俺の機転がなかったらお前だって死んでたかもしれないんだぞ」


「あー、はいはい。ま、そういうことにしておいてあげるから」


この野郎…!


俺が超怖い思いしてテトナをやっつけたのによ!!


「サトルの言うことは本当だ。我々の命はサトルのお陰で助かったのだ。感謝しないとな」


『お見事でした。我々はこの触角で離れたところの様子も見ることが出来るのです。サトル殿の勇気、このモジャ感服いたしましたぞ』


『わたちも同じでちゅ。サトル様がいなければ、我々も命がなかったでちょう。今回は国賓としてペッポレゲセでお迎えいたちまちょう!』


あー、姫可愛い!!


これで酒も飲める合法ロリだってんだからなぁ。


宇宙は広いぜ。


博士の無くなった腕とリルレの胸に空いた穴は、体内のナノマシンで急速に修復されつつある。


そのまま修復しようとすると、体内にある物質を利用して補わなければならないので、さっきから栄養ドリンクのようなものをふたりは飲んでいた。


「とにかくさ、ふたりが無事で良かった…。ホント焦ったぜ」


リルレがまだびちゃびちゃの俺をハグしてきた。


「ゴミのおかげです。ゴミ未満のゴミはわたしですね…。本当にありがとうございます。お礼におっぱい揉んでいいですよ。…高潔なわたしのおっぱいを、汚れきったゴミの手で揉んでみなさいよ!!」


え?


えぇッ!?


い、いいの?


ホントに揉んじゃうよ?


俺、本気にしちゃうよ?


「ダ、ダメェッ!!」


「ぶびゃッ!!!」


マミムに突き飛ばされ壁に激突し、俺は気を失った。


俺はそのまま次の日の朝(時間感覚がわからないので、俺たちがいた都市州イザナミの標準時間に合わせてる)まで寝てしまってた。


その日は、ペッボレゲセに関する風習や文化、環境など、生活する上で最低限の知識を教えてもらってた。


ペッボレゲセに行くのは、俺とマミムは初めてである。


海外に行くのだって、ある程度知識は仕入れるのだから、ましてや別の惑星である。


ペッボレゲセは、地球時間にして1日が37時間、1年が452日だそうで、日照時間が長いせいで乾燥地帯が多いようだ。


なので、水はペッボレゲセ星系の中で氷が豊富にある惑星から運搬している。


紫外線が強いために目があまり良くないため、触角があるそうだ。


だからパニ姫は俺を触角でトオルと感じ取り、勘違いしてベッドに潜り込んだらしい。


つーか、前も思ったけど勝手にベッドに入る仲だったの?


それと、原始ペッボレゲセ人にとって強敵が多い環境だったため、いち早く逃げるためにも触角が発達したらしい。


見た目は地球人と触角以外そっくりだ。


全く別のかなり離れたところの惑星の知的生命体が、こんなに似てるなんてことあるだろうか…?


「この宇宙は高次元知的生命体ブラフマーにコントロールされている可能性がある。文明を作れるような知的生命体に進化するなど、なかなか難しいことだからな。猿は10億年経っても猿のままだ。劇的な進化のためには、何らかの外的要因があっても不思議ではない」


「そのブラフマーってのは、モード『ハルマゲドン』とかになるときに融合してるって言ってたよな?」


「そうだ。彼らは高次元に存在するため、この宇宙に介入するためには我々を媒体としなければならないのだ。昔、地球人は彼らを神と呼んで崇めていた。ペッボレゲセにもそういった存在の痕跡があり、ペッボレゲセは技術によってブラフマーとの交信をすることに成功し、融合することによって彼らの力を顕現させることが出来るようになったのだ」


「なるほどね。彼らとのコミュニケーションはどうやって成り立つんだ?」


「我々地球人にはとても難しい。彼らは文字や言葉のように視覚や聴覚ではなく意識でコミュニケーションしてる。しかも、そのコミュニケーションの中で確かに言語のようなものがあり、その言語の1単位にすら多重に意味が含まれていて、それが大量に送られてくるので、情報を処理することが出来ないのだ。ペッボレゲセ人は、コミュニケーションをやはり意識で行っているので、それもあってブラフマーとの交信に成功したようだ」


「なるほどなるほど。ほおほお。そーゆーことねー、うんうん」


マミムがしたり顔で頷く。


これは全然理解してない顔だな。


取りあえず無視。


そのあとも食べ物のこととか、してはいけない行為とかのレクチャーを受けた。


なんと、欠伸をするとかなりペッボレゲセ人は驚き怖がるらしい。


口を大きく開けられる行為は、元々補食される側だったペッボレゲセ人にとって、恐怖の対象なんだとか。


そして俺たちは次の日、ブラックホール・スポットに着き、ワープを開始することになった。


うおー、すげー。


俺、ワープ体験しちゃうよ。


めちゃくちゃワクワクするわ。


が、俺とマミムは体内の霊子の放出を防ぐために念のために防護カプセルに入れられる。


一旦外宇宙に行くため、生身だと霊子が消えてしまう可能性があるのだそうだ。


ヘルメス内にいれば、まずそういうことはないそうだが、一応とのこと。


パニ姫とモジャ大臣も、格納庫にある自分たちの船に行き、その中のカプセルに入った。


俺はいつの間にかカプセルの中で寝てしまい、気付くとペッボレゲセ星系の近くにいた。

とうとうペッボレゲセ編スタートです!!

ちなみに、ペッボレゲセとは、ベンガル語でお腹いっぱいって意味です。

バングラデシュに行ったときに教えてもらいました。

パニは水、モジャは美味しいです。

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