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34/93

34本目

「ワ、ワワ、ワタシもお酒飲み飲み飲みタイ。サトルさま」


地球には5人の第一世代(ドミニオンズ)がいるらしいので、こいつで地球にいるドミニオンズは最後か。


あとは、これから行くペッボレゲセにひとりと、もうひとりはまた別の惑星にいるそうだ。


「早くワタシを解放してチョーダイ早く早く」


そう言って口をバクンと開ける。


戦力はある方がいいだろ…。


俺は指を口に入れようと手を伸ばした。


「止めておけ!」


博士が俺の腕を掴む。


「邪魔スルナ、ニヌ」


テトナはモード『デストロイ』となり、博士にレーザーで集中攻撃する。


「な、ちょ、何なんだ!?」


いくら博士がモード『ソクラテス』ではないとはいえ、一度解放されたドミニオンズにレーザー攻撃は効かないが、一瞬の博士の隙をつき、テトナは俺の指を噛んだ。


「いてッ!」


「トオルのDNAコードを確認。パンドラロック解錠。モード『バーサーカー』解放。再構成開始」


俺の血のDNAコードがパンドラロックを解除し、テトナが再構築されていく。


モード『バーサーカー』…だって?


こいつは博士と同じくモード『ハルマゲドン』の前段階があるようだ。


「まずい!!」


博士が慌てて俺の手を取り、指を咥える。


「モード『ソクラテス』」


解除のスピードは、一度解放された博士の方がやや早いか。


博士が高速の蹴りをテトナに放つ。


しかし…。


「手遅れだ」


解放され、モード『バーサーカー』となったテトナにしっかりとガードされる。


テトナはかなりの長身で2mくらいあり、しかも針金のように細い。


が、その細い体で博士と両手で組み合うが、テトナの方が優勢のようだ。


「キャッキャッキャ! この日をどんなに待ったことか…。トオルを見殺しにしたのは貴様だ、ニヌ。今ここで死んで償ってもらうぞぉ~~~」


な、何なんだ、こいつは!?


「おい、止めろ!! 地球人同士で喧嘩してる場合じゃないだろ!」


「知らないねぇ~~~」


「テトナ止めろ。わたしはトオルを見殺しになんかしてない。それに我々が戦ったら、ヘルメスが壊れてしまう。そこにいるトオルの生まれ変わりのサトルも死んでしまうぞ!」


「わたしは美しく強かったトオルが好きなんだよ。こんな猿とタコの合の子みたいなクズが死のうがどうでもいいさねぇ~~~」


えーーーッ!?


死にたくないんですが?


つーか、何気に傷付いたんですけど…。


「ププッ、猿とタコの合の子だってぇ~~~! ハゲ、ピッタリじゃん!!」


こんなときにマジでムカつくな、こいつは!


「マミム、姫と大臣を避難させなさい。わたしも加勢する」


「わかった、ママ!」


急いでブリッジを出る3人。


リルレが俺の指を咥え、モード『ハルマゲドン』となる。


「ゴミも早く逃げなさい。なるべく艦尾の方へ」


そのとき、ふたりの戦いに変化があった。


なんと、テトナが博士の右腕を引きちぎってしまったのである。


そして、博士を蹴り飛ばし、ブリッジの壁に物凄い音を立ててめり込む。


「かはぁッ!!」


「博士ッ!!」


「キャッキャッキャ、おーおー痛そうだねぇ~~~」


これって、あのオリエンスと戦ったときよりピンチじゃねーか、もしかして?


リルレが攻撃を始めるが、全てテトナに見切られてしまってる。


ただ、これはリルレの方が有利かもしれない。


テトナが先に解放されたので、モード『バーサーカー』の稼働限界が早いはずだ。


現に今、博士のモード『ソクラテス』が解除された。


そろそろテトナも通常モードになるはずである。


「リルレ、お前は接近戦苦手だろぉ~~~? ぬるいぬるい」


リルレが猛攻しているが、全てテトナにかわすかブロックされてしまっている。


おかしい…そろそろテトナは稼働限界のはず。


「くっ、なぜ、稼働限界が来ない…!?」


「リルレ! やつは我々と違いアスーラの魔獣と融合したのだ。1度パンドラロックを外すと、我々のようにサトルの血を使って、高次元知的生命体(ブラフマー)を呼び出し融合する必要がないのだ!!」


「ッッッ!!!」


「隙あり」


リルレの体をテトナの手刀が貫く。


「ぐおッ!!」


「リ、リルレェーーーッ!!」


リルレは自分でテトナの腕を引き抜き、跳躍で距離を取り、その場で通常モードに戻ってしまう。


「あ~~~、今日はいい日だなぁ~~~。ふたりの第一世代(ドミニオンズ)を殺れるんだからぁ」


テトナが美しい顔を、ホントに嬉しそうに邪悪に歪めた。


「おい、何で仲間なのに殺そうとするんだ!?」


思わず俺は叫んだ。


「仲間ぁ~~~? こいつらがトオルを見殺しにしてから、あたしはこいつらを仲間だなんて思ったことはないんだよぉ」


どうするどうするどうする?


このままだと、ふたりとも殺されてしまう!


それどころか、全員皆殺しにされてしまうかもしれない。


「更に絶望させてやるよぉ~~~。モード『ドラゴン』」


テトナが変貌し、全長4mほどの黒々としたドラゴンになってしまった。


何でこいつだけモードがこんなにあるんだ!?


「蹂躙開始」


ドラゴンと化したテトナが博士たちに襲いかかった。

この危機をどうやって乗り越えるのか、作者も全然わかりません!

一体どうなっちゃうんだぁあああ~~~ッ!!?

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