32本目
お願い…皆さん…。
どうか…どうかこの下品な小説を寛大な心で読んでください…。
お願い申し上げます。
あと、感想とかいただけると嬉しいですが、ハートがガラス製ですので、批判はオブラートを100枚くらいに包んでお願いします。
大臣が起きたので、嫌々仕方なく謝ることにした。
「あの…さっきはその…大変申し訳ありませんでした!!」
『き、貴様! わたしにこんなことをして、ただで済むと思うなよ!! あと姫様の純潔を奪いおって…。我らがペッボレゲセで死刑にしてやる。覚悟しろ!!』
えー、何それ。
知らねーよ。
マッチョなクセに虚弱体質なお前が悪いんだろ…。
「まあまあ、おっさん。ハゲも反省してるみたいだし、許してやりなよ」
おー、マミム、俺の味方はお前だけだ!!
『何なんだ、お前は!?』
「あたし? フフ…それ訊いちゃう? 最強地球人マミム様よ! 最強よ!! キラッ」
マミムが目のところで横ピースする。
わお、ビックリするくらい頭悪そうに見える。
『何なんだ、この頭の悪そうな娘は!! 親の顔が見てみたいわ』
「はい、親でーす。キラッ」
リルレも横ピース。
おっぱいが揺れて、俺の股間が反応しそうになる。
裸だからすぐバレるんだよ…。
『ド、第一世代のリルレ殿! こ、これは失礼致しました!!』
「モジャ大臣、わたしからも頼む。彼は救世主トオルの生まれ変わりなのだ」
『何と!? トオル様の!!! トオル様はお亡くなりになられていらっしゃったのか…』
トオルってすげーな。
宇宙人からも尊敬されちゃってるわけ?
俺と全然違うじゃん。
俺は自分が救世主トオルの生まれ変わりだってことにイマイチ実感出来ないでいた。
俺なんて、ただのラノベ好きのハゲの童貞で、しかもウンコ漏らしだし。
何重苦背負っちゃってんのよ、俺。
我ながら悲しくなってくるわ…。
「先日も彼の機転で、極炎のオリエンスを倒したところなのだ」
『ッッッ!! 何とあの極炎を!』
『そこまでにちまちょう、モジャ』
『ひ、姫様!』
あ、姫様が起きて居間から治療室にやってきた。
ちっちゃくて可愛い子がフリフリのドレス着てる。
あー、頭撫でたいけど、撫でたらペッボレゲセの人たちは弱いから頭とか陥没しちゃうのかな…?
『先ほどは大変失礼ちまちた。わたちは惑星ペッボレゲセの姫パニと申ちます。トオル様と勘違いして、ベッドに潜り込んだのはわたちです。その方のせいではありまちぇん。…それに、何もされてまちぇんよ。ハゲてたのでビックリして泣いちゃったのでちゅ』
ハゲって幼女泣かせちゃうの?
俺が泣きたいんだけど…。
でも舌っ足らずなしゃべり方も可愛い!!
しかし何よ、トオルとこの幼女ってそんな仲だったの?
トオル、ロリコンじゃん。
つーか、トオルはとっくに死んでるのに、この姫知らんかったのかな?
まあ、いいや、そんなことよりも…。
「おいおいおい、モジャ大臣とやら。俺の潔白が晴れたぞ。ん? 何か俺に言うことがあるんじゃないのか? あ~ん?」
ハゲを怒らせてただで済むと思うなよ!
だいたいこのマッチョも名前通り頭モジャモジャで髪の毛超あるじゃん。
分けて欲しいんですけど!!
『あの…さっきはその…大変申し訳ありませんでした!!』
めちゃくちゃ悔しそうな顔してやがるぜ。
あー気持ちいいー。
「はぁ~? 聴こえんなぁ!!」
『申し訳ありませんでしたぁッ!!! 許してください!!』
悔しさのあまり涙浮かべてるよ。
虚弱マッチョが涙!
超おもしれえ!!
「なあ、言葉だけってのもおかしくないか? 誠意を見せろよ誠意を!!」
『…と、いうと?』
「お前ら弱いけど技術力高いんだろ? 俺のハゲを治してくれたら許してやってもいいんだぜ」
俺はモジャ大臣をまたハグしようとした。
めちゃくちゃビビる大臣。
これが強者というものか…。
俺、最強地球人様で良かったー。
『わ、わかりました! 本国に行けばそのような技術もあるかと思います。是非、我が星へいらしてください』
おー、やったぜ!
もう俺をハゲなんて呼ばせないぜ、マミム!!
「えー、ハゲはそのまんまでいいよ。今さら髪なんか生やさなくても、ハゲはハゲなんだからさ!」
マミムが何か凄くいいこと言ってるようだけど、髪生えてないからハゲなんですが!!
「わたしも同意見ですわ。髪を生やしてもゴミはゴミ。…むしろ、ハゲのままの方がわたしは興奮しますわ! ハゲのゴミに汚される高潔なわたし…。あぁッ!!」
…この人は放っておこう。
「ぼくちん…ハゲてる方が赤ちゃんっぽいぞ」
や、止めろぉ~~~ッ!!
とにかく、俺は絶対に髪の毛を生やす!
そう心に決めたんだ!!
「俺…行くぜ。自分の夢を叶えるためにな」
『いずれにしろ、皆ちゃんにはペッボレゲセに来ていただこうと思っていたのです』
「どういうことだ、姫?」
『ペッボレゲセにゾンビが発生ちまちた。今回は魔王の手からペッボレゲセを守っていただくために地球にやってきたのでちゅ』
「ペッボレゲセにゾンビが!? ペッボレゲセの位置は宇宙連合でも秘匿されているトップシークレットのはず」
『それが、突如として湧いて出てきたのです。我が軍ではゾンビを駆逐出来ません。このままでは霊子を変換されてしまいますし、そうなると強力な魔人が現れてしまう可能性があります』
まー、こいつらだと、俺たちにとってはゾンビは弱くても脅威だろうな。
「ふむ…。では、わたしとぼくちん、リルレ、マミムでペッボレゲセまで行くとするか」
「他のドミニオンズやヴァーチューズの連中は?」
「地球にはまだコカビエルやゾンビたちがいるので、残ってもらわないと困る」
「なるほど」
『では、皆ちゃんはペッボレゲセに来ていただけるということで決定でよろちいでちょうか?』
「「「よろちいでちゅー!!」」」
ということで、俺、別の惑星に行くことになっちゃったぜ!!
あー、元の世界で超自慢したいわ。




