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31本目

『死ね!』


アンテナ型銃から、何か電気のようなが発射された。


「うわっ」


思わず腕で顔をカバーする。


あー、ヤバいヤバいヤバい!!


「あー、もう終わりだぁ~~~ッ!! 死ぬ! 死ぬぅ~~~ッ! ちくしょー、マミムのおっぱい揉んでおけば良かったぁあああ~~~ッ!!!」


『この、死ねーーーッ!!』


何か体がピリピリする…。


きっとこれは何かの現象で、もうすぐしたら俺は死ぬだろう…。


「ぎゃぁあああ~~~ッ!! 死んじまうぅ! あー、おっぱい!! おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい!!!」


『死ね死ね死ねッ!!』


死ぬ前に何かカッコいいことを言いたいが、俺の口から出るのはおっぱいだけだった。


俺の最後の言葉がおっぱいか…。


少し芸がないな。


よし…。


「おっぱいだけじゃない! セックスセックスセックス!! あとキス! あ、キスはどうでもいいや。とにかくセックスセックスセックス!!!」


『死んで! ねえ、死んでください!!』


う~ん、最後の言葉がセックスてのもな…。


何か他にないのか他に!!


「うぉおおお~~~ッ! 俺のリビドーはこんなもんじゃないぜ!! 童貞舐めんなよーーーッ! ママーーーッ!! おっぱいチュパチュパしたいでちゅ!! チュパチュパチュパチュパ! ママッ!! ママァーーーッ!!!」


『ちくしょぉ、死んでよ…。お願いだから……』


これだ…。


完全に俺のリビドーを表現しきった。


これで思い残すことはもうない。


みんな、短い間だったが楽しかったぜ!


あばよ。


俺は目をつぶり、静かに横たわった。


ピリピリが凄く気持ちいい。


何だか肩こりとか取れてきた。


ん?


何だか体が軽くなった気がするな。


ムクリと俺は起き上がり、肩をぐるぐる回してみる。


おぉーーーッ!


長年悩んでた肩こりがなくなってるわ!!


何だ、あいつふざけて俺に健康器具使ってくれたのか…。


怖い顔してめっちゃいいやつじゃん!


健康器具使ってくれた触角男にお礼を言いたくて近づく。


『く、来るな! 来るな来るな来るなぁ!!』


また、健康器具のピリピリだ。


この人はどこまでも優しい人だ。


俺は感謝の気持ちを込め彼をハグした。


『おぶぉえぁッ!!』


彼は口から大量の緑色の液体を噴出させ、気絶してしまった。


「え、何これ?」


ぐったりしてる長身マッチョに泣き喚いてる幼女。


何かこれ、何かわからないけどヤバくない?


俺は重大な犯罪に巻き込まれてるのでは…?


またガチャリと玄関が開く。


「ハゲ…あんた…」


そこにはマミムとリルレがいた。


「え? いや、ちょ、待って待って待って! 違うんだよ!! 誤解なんだ。俺は何もしてない! ホントなんだ信じてくれ!!」


「ママー、おっぱいチュパチュパ…」


リルレが汚物を見るような目で言う。


「あんたさ、セックスセックスって…ホント最低ね!!」


あれ?


そっち?


それに、マミムさんセックスのこと知っちゃったの?


「ママー、おっぱいチュパチュパ…」


あの心底軽蔑したようなリルレさんの目!


「うぉお~~~、それは触れないでくれぇ~~~」


恥ずかしさのあまり身悶えする。


そこに博士がやって来た。


「ぼくちん…とうとうやってしまったな。そこのふたりは惑星ペッボレゲセのパニ姫とモジャ外務大臣だ」


「え、宇宙人なのか、このふたり」


どーりで触角があったりテレパシーで話すわけだ。


「人類が危機のときに最新のテクノロジーを提供してくれたのは彼らだ。これは外交問題に発展してしまうぞ。とにかく、大臣と姫様をわたしの研究所にお連れしよう」


「わ、わかった!」


姫様は何とかマミムとリルレがあやして服を着させ、マッチョは博士が担いで研究所に連れていった。


外交問題ってどうなっちゃうの?


戦争?


俺がきっかけで?


研究所で大臣はいつも俺が治療受けてるベッドに寝かされ、姫も泣きつかれたのか居間のソファーで寝てる。


「この宇宙最強である地球人が魔人たちからこの宇宙を守る代わりに、彼らはホワイトホールエンジンやサイボーグ化の技術の提供やメンテナンスを行っている。関係がこじれるとやっかいなことになってしまう」


「え、地球人って宇宙最強だったの? 俺の中では勝手に弱いってイメージだったんだけど…。だいたいアニメとかだと最弱なんだけど…」


「何を言うか。現にお前ですら、ペッポレゲセの武器が効かなかったではないか」


「え? あれ健康器具じゃないの? 肩こり直ったんですけど…」


そう言って俺は肩をぐるぐる回した。


うん、やっぱり調子がいい。


「あれを食らったらペッポレゲセ人は即死だ」


「どんだけ弱いんだよ…」


確かにあのマッチョな大臣は俺がハグしただけで気絶してしまった。


「いや、地球人が強過ぎるのだ。地球人は長いこと戦争ばかりやってきた戦闘種族だぞ。その戦闘種族が宇宙に出たら大変なことになるということで、はるか昔から地球は宇宙連合に監視されていたのだ」


「へー、俺なんて戦闘力たったの5って感じだけどな」


「ゴミですしね」


あ、リルレいたの?


「ふっふっふ…ということはわたしも宇宙に出たら最強ってわけね。恐れおののくがいいわ、宇宙人ども!!」


あー、マミムもいたのね。


「とにかく大臣が回復して起きたら、死ぬほど謝れよ。あと、姫様にも」


「向こうが勝手に勘違いしたんだけどな…」


「とにかくハゲが悪いに決まってるじゃん」


「ゴミなんだから謝るのは当然ですわ」


「謝らなかったらまた、ぼくちんには塩酸飲んでもらいましょうねー」


「わ、わかったから、あれはもう止めてー!!」


あーあ、めんどくせえことになっちまったなー。

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