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11本目

「何だかわからないけどスゲーッ!!」


「トオル様のおかげで300年ぶりにこの姿に戻れました。かつての力の1000分の1ほどですし5分しか持ちませんが充分敵を殲滅出来ます」


「は、はぁ…」


お母さんが神々しすぎて、俺は気圧されて思わず間抜けな返答をしてしまう。


お母さんの体は髪も肌も含めて白く、フォルムは人間だが、有機的かつメカニカルな素材で作られている感じだ。


ピッチリしててスタイルがよく、何かエロい。


おっぱいもマミムと違って大きいし。


「お母さん、超カッコいい~~~ッ!!」


マミムが目を輝かせて言う。


いやー、俺もそう思うわ。


お母さんカッコいい…。


「マミム、その強化スーツのパワーをマックスにしてトオル様を守りなさい。そうでないとわたしの攻撃による余波でトオル様は死んでしまうわ」


え、俺死んじゃうの?


めちゃくちゃ怖いんですけど…。


「う、うんわかった!」


マミムが腕時計のようなものをいじると、マミムの全身タイツに幾何学的なライン状の光が走った。


俺を伏せさせ、上から覆い被さり、腕や足を地面に突き刺す。


あ、マミムの慎ましやかな胸が背中に当たってる…。


こんな状況だけど、股間の豆が豆鉄砲へとトランスフォームする。


そのときまたもや光の攻撃が来たが、今度は衝撃も音もたいして感じなかった。


お母さんのバリアが強化されたのだろう。


バリアの範囲も広いせいか、攻撃が上空からのものであることがわかった。


すると巻き添えを食らっていたゾンビの生き残りたちが、合体をし出す。


ハゲのおっさんたちがどんどんくっついて変貌を遂げ、デカくてマッチョな感じの鬼神のような化け物になってしまった。


身長が20メートルはあるだろうか。


角とか生えてるよ。


えー。


あいつらこんな機能あったんだ…。


とてつもない怒りの表情を浮かべ、俺たちに迫る。


全身に物凄い熱量のエネルギーを発しながら、雄叫びを上げながらお母さんのバリアを殴り出した。


上空からの攻撃よりも、威力がありそうだ。


「ほぅ、合体してバスターデーモンとなったか。いくらかつての1000分の1の力しか出ないからと言ってわたしを舐めないでね」


お母さんが右手を凄まじいスピードでバスターデーモン目掛けて突き出した。


鼓膜が破れるかと思うほどの轟音と、体が飛ばされそうになるほどの衝撃波が俺たちを襲う。


バ、バラバラじゃん…。


バスターデーモンは一瞬にして木っ端微塵となった。


ス、スゲー…。


もう漏らすションベン残ってないよ。


怖くて怖くて、体の震えが止まらない。


俺の震えにマミム気付いてるだろうな。


俺情けねー。


元の時代に帰りたくて帰りたくてしょうがない。


「マミム、大気圏外にいる衛星兵器を破壊するので、わたしの攻撃の衝撃波と上空から降り注ぐ衛星の破片に気を付けなさい。強化スーツの結界機能をマックスで」


「うん、わかった!」


た、大気圏外にいる衛星兵器ってのに、地上から人間…サイボーグが攻撃して破壊出来るものなの!?


マミムからギュウンと音が聴こえた。


結界かな…?


外の音を遮断してるのがわかる。


それを確認したのか、お母さんがが右手を上空に向けると、腕だけまた再構築を始め、銃身のような形に変形した。


次の瞬間。


結界が張ってはずだが、さっきのバスターデーモンへの攻撃を上回る轟音と衝撃波が襲い、俺たちは吹き飛ばされた。


「うぎゃ~~~ッ!! 死ぬぅ~~~ッ!!!」


「きゃぁああ~~~ッ!!」


抱き締め合う俺とマミム。


飛ばされて地面に何度叩きつけられたが、結界のおかげで怪我もなく何とか生きている。


生きてるって素晴らしい!!


涙が止まらない。


上空からの攻撃で出来たクレーターの真ん中に更にクレーターが出来ていて、中心にお母さんがいた。


しばらくすると、大量の流れ星が見える。


周辺にもいくつか破片らしきものが落ちてきたが、俺たちに当たることはなかった。


地球の終わりのような光景だわ。


お母さんが俺たちのところに歩いてきた。


髪も肌も白かったが、マミムと同じ黒髪となってる。


顔もよく似てる。


大人っぽく色気のあるマミムといったところか。


体はやはりサイボーグ然としているな。


「ふたりとも無事みたいね」


抱き合ったまま、まだ呆然としてる俺たち。


「さ、パンゲアに向かいましょう。きっとトオル様は色々疑問があるはずですので、わたしの答えられる範囲でお答えいたしましょう」


俺はガクガク首を縦に振った。


するとお母さんの全身がまた再構築を始めた。


またロボットっぽくなるが、最初会ったときよりも余程人間に近いフォルムだ。


錆びもなく、メカっぽいサイボーグって感じ。


おっぱいとかもあって、セクシー。


顔は口元だけ生体組織で、あとは仮面のようなもので覆われている。


「封印を完全に解くためには、まだいくつかのプロセスが必要みたいね。それでも前より随分マシになったわ」


敵もいなくなったし、パンゲアに向かうことにした。


しかし、馬車も馬も可哀想なことに消し飛んじゃったみたいだ。


仕方なく歩いてパンゲアに向かうことにしたが、もうそう遠くないそうで、3~4日くらいで着くようだ。


でも、お母さんはどうかわからないが俺たちは馬車ごと食料も失ってしまった。


まあ、3日くらい何とかなるだろうか…。


俺たちは立ち上がり、歩を進めることにした。

今日日本に帰ります。

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