表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/35

9話 狩猟

今日も少し寒いですね。

楽しんでいただければ幸いです。

話しながら移動しているうちに、二人は近くの平原へと着いた。平原は、街から2km程度のところにあり、一番近い街道まで、3kmほど距離がある。近くに別の狩場として、湿地や森林があるが、魔物を相手取ったことがないイレイシアに配慮して、足場のいい場所を選んだことが察せられた。この平原では、主に植物の魔物が生息しており、さらに進むと、背が高く、それなりに危険のある種も住んでいる。イレイシアは、ミルアの狩った獲物を集めることにして、ミルアの後ろをついていった。


「魔物、というより野生の動植物に対する心構えだが、絶対に油断禁止!だからな。どんなにこっちが向こうのことを知ってても、どんなに向こうが弱くても、だ。植物だって、一見動かないからといって安全なわけじゃない。ここらでは、そこまで危険度が高いやつは住んでないから、今言ったような心構えさえあれば、技術は無くとも、大丈夫だ。私もついているしな。」

「わかりました。気をつけます。」


イレイシアの素直な返事に満足したミルアは、イレイシアに背を向けて足を進めた。しばらく歩いていくと、平原には不釣り合いな、背の高い植物が現れた。植物には節があり、上部には、大きな花が咲いていた。


「こいつは、なんとか・・・うーん、名前は忘れたが、とにかく植物の魔物だ。花弁が発達していて、上空を飛ぶ鳥の類を狂わせて、落として食うんだそうだ。切りつけて出る粘液には、弱めの腐食性があるから、なるべく触らない方がいい。」

「な、なるほど。今狩るんですか?」

「いや、こいつは金にならんし、もう少し奥まで行こうか。」


また足を進めていくと、今度は黒い触手のようなものを揺らしている、背の低い植物に出会った。あまり近づきすぎないように、とミルアに止められ、イレイシアは足を止める。


「こいつは、気づかないで踏むとあっという間に捕まるし、厄介なのが、近くの生物を感知して、そこそこ長い触手を伸ばしてくるんだ。今は感知範囲外にいるし、こいつは地面を伝う生物の感触・・・魔力や振動という説があるが、 まぁとにかく、地面越しに生物を感知してくるだけだからな、上から切ってやればすぐ終わりだ。」


ミルアはそういうと、剣を抜いて構えた。腰を溜め、フッと息をつくと、目で追えないほどの速さで、植物を超えていた。植物は綺麗に両断されており、動いていた触手も止まっている。


「もしくは、今みたいに動かれるより前に、切ってしまうとかな。」


イレイシアが唖然としながら、すごい、と呟くと、ミルアは得意げに、だろう?と言う。


その後も二人は、ミルアの解説も交えつつ、昼前まで魔物を狩った。街に戻って、解体した魔物の死体を組合に持ち込むと、二人分の昼食代程度になった。イレイシアは、自分は何もしていないから、と遠慮しようとしたが、ミルアが、手伝いの礼だし、昨日部屋に寄せてもらったから、と言って譲らないので、大人しく奢られることにした。

お読みいただきありがとうございます。

触手展開に今から変えたいのを我慢しました。

よろしければ、ブックマーク、評価等々お願いします。m(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ