表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/35

33話 体力

あれ?また文字数が…

GWは、自転車をたくさん乗れてよかったです。皆さんはどんな連休を過ごしたでしょうか。

楽しんでいただければ幸いです。

ザリグが最初に行ったのは、走り込みだった。体力は全ての基礎。体力がなければ、何も先立つものがなく、どんな技術も精神も育たないのだという。学園では、高価な療養魔導具が導入されており、消耗した体力や身体の疲労をすぐに回復できる。そのため、通常の訓練よりも、効率的に体を鍛えられるのだ。


「はぁっ、はぁっ。き、きつい・・・。」

「だらしないぞ、イレイシア。がんばれがんばれ。」


そして今、ザリグの合図で走り出して十分弱が経過した。イレイシアは、既にミルアたち先頭集団ーーといっても、ミルアは1人独走しているのだが。においていかれ、全体の中ほどを走っていた。最後尾の方でなかったことに安堵しつつ、横を走りすぎていくミルアに恨みがましい目を向ける。


「あれは流石に異常だ。まぁ、体力は必須だからな。頑張れ。」

「イレイシア、遅い。」


今度は横をグージアとニエナが過ぎていく。イレイシアは、涙目になりながら走り続けた。程なくして、ザリグが全体を止める。列になり、順に魔導具の上に立つように言われ、イレイシアは列に並ぶ。順番が回って来て魔導具の上に立つ。ザリグが魔導具を使うと、ふっと身体が楽になった。イレイシアは、これはどういう仕組みなのか、と考えながら礼を言い、魔導具から退()く。全員が回復を終えると、ザリグの周りに集まり腰を下ろすよう言われる。親しい者同士で談笑していた生徒たちは、おとなしく集合し腰を下ろした。


「しばらくは毎回最初に走るからな!覚悟しとけよ!?あと、今日は最初だから手加減したが、次からもっと長く走るからな!」


ザリグの言に、イレイシア含め体力に自信のない生徒たちは、ひっ、と息を漏らす。イレイシアは、ミルアに頼んで普段から、体力づくりに取り組もうと心に決めた。少しでも早く馴れ、楽になりたいという打算の上であった。


「じゃ、次は技術面のことやるぞ!学園(ウチ)では主に9つの戦闘技術を教えてる。お前らには、その中から1つ選んでもらい、身につけてもらう!9つっていうのは、拳術、剣術、槍術、盾術、弓術、魔術、魔闘術、魔導闘術、斥候術だ!それぞれ組分けして、そんなかで特に長けたやつが他のやつを教える感じな。一応、教師役はつけるが、基本自分たち同士で教えあってもらう!いいな!?じゃ、まずは適当に分かれろ!」


あっという間の説明と指示に、イレイシアは唖然とする。そもそも、それぞれの戦闘技術がどういうものなのか、説明すらされていない。何人かの生徒がそれを言うと、ザリグは面倒臭そうに口を開いた。


「あん?しょうがねぇなぁ。説明してやっよ!一回しか言わねぇからしっかり聞いとけ!拳術とか剣術、槍術に盾術、それから弓術は分かるだろ?魔術と魔闘術、魔導闘術の違いは、魔術が後衛、魔闘術が魔術を使う前衛、魔導闘術が魔導具を使う前衛と後衛だ!んで、斥候術は、他の奴らより先に敵とか進行する方に行って、情報収集したり場を整えたりするやつ!いいな!?」


雑な説明ではあったが、それぞれの技術が何なのかは分かった。ミルアは言うまでもなく剣術に、そしてグージアとニエナはそれぞれ、拳術と魔闘術に迷うことなく決めた。イレイシアは、少し弓術や魔闘術と悩んだのち、魔術を選んだ。その後も10分とかからず、生徒全員が選択をすることができた。


「よし、分かれたな?じゃ、教師役を紹介する!入ってきな!」


ザリグの言葉で、8人の大人が入ってくる。ザリグによると、彼らは全員上級の冒険者で、高い技術をもった真面な人物だと言う。ザリグが拳術を担当し、8人が残りを担当する形だ。早速、それぞれの選択で自己紹介が始まった。


「わしは、リーという。よろしく頼むぞ。」


イレイシアたち魔術選択の教師として挨拶したのは、老いたような話し方をする、少女だった。年の程は10歳ほどだろうか。だぼっとした法衣に身を包んでいるが、瞳の知性はとても見た目の年齢ほどとは思えなかった。彼女は、ふとイレイシアに目を留めて言う。


「おぉ、おぬしがイレイシアか。アイリから聞いておるぞ。」

「はい、私がイレイシアです。なんで知って・・・、もしかして、アイリってアイリエル先生ですか?」

「いかにもいかにも。やつはわしが手ずから教えたのの1人よ。おぉ、いかんな。どれ、おぬしらも名前を教えてくれ。」


リーの言葉で、生徒たちは自己紹介をする。魔術の選択者は全部で17人。全員の自己紹介を聞き終えると、リーは1つ頷き、口を開いた。


「うむ、覚えたぞ。そういえば、授業でも魔術は教えるそうじゃな。わしは進度はわからんから、とりあえずしばらくは、魔力の操作でも教える。何かあれば言うんじゃぞ。」

お読みいただきありがとうございます。

のじゃロリきたぁ!さぁ、リーさんの実年齢は幾つなんでしょうね?それはそうと、実習パート長いので、次回で終わると思います。多分その後は別視点の閑話かなぁ?←あんま信用しないで下さい。

よろしければ、ブックマーク、評価等々お願いします。m(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ