15話 手続
本日2話目。
楽しんでいただければ幸いです。
イレイシア達が、学舎に入ると、先の講堂へと案内された。しばらく座って待っていると、合格者が集まったようで、説明が始まった。説明によると、最初に身体能力を測り、その次は魔力抵抗の測定、その後は面接をして、最後に入寮手続きをして解散だ。
身体能力は、ミルアが群を抜いて優れており、イレイシアは平均的、シャーラが若干劣っていた。また、魔力抵抗は、イレイシアが尋常ではない数値の低さを記録し、シャーラは平均より少し下、ミルアが平均的だった。
「では、面接を始めます。私は担当のケイアです。あなたの受験番号は216で間違い無いですか?」
そして今、イレイシアは面接の真っ最中だった。面接では、自身の特技や幾つかの場面での想定しうる対応等について問われ、受験生が周囲と学園生活を営めるか、人格面で測られた。
「はい。では、質問は以上です。問題ありませんので、入寮の説明を受けていただきます。部屋を出たら、右に進むと人が待機していますので、そちらに向かってください。それと、もしかしたらすでに説明されているかもしれませんが、あなたの魔力抵抗が極端に低いことは、魔力の許容量が多いことでもあります。一概には、良し悪しが判断できないところもありますが、どういったことなのかということは覚えておいてください。それでは、ありがとうございました。」
「ありがとうございました。ケイアさん。」
イレイシアは、まだ魔力に関する知識は乏しかったが、どうやら数値が低いことは劣っていることでは無い、ということを保証されて安心した。
廊下に出て、指示された通り人のいる場所へ向かうと、1人の教師と生徒が案内を担当してくれた。
「では、これから入寮に関する説明を始めさせていただきます。私は、生徒委員のエイルアです。よろしくお願いいたしますね。」
「私は、教師のベルガンだ。まずは、学舎から寮への道を覚えてもらう。ついてきてくれ。」
エイルアは翠色の髪で、少し茶色がかった黒い瞳の上に、眼鏡をかけている女生徒。ベルガンは黒髪の、神経質そうな若い男性で、こちらも眼鏡をかけていた。イレイシアは、眼鏡効果で、新入生の緊張が和らぐといったような意図でもあるのだろうか、と思ったが口には出さなかった。
彼らの案内で、学舎を出て寮へ向かいつつ、説明を受ける。寮では、門限や食事、洗濯や風呂等に関する決まりや提供があるという。また、部屋は2人1部屋で、もし決められた組み合わせに問題があれば、関わる生徒全員の了承のもと、入れ替えが可能だ。また、男女は建物が分かれており、原則行き来は出来ない。学園のような場では当たり前だろう、とイレイシアは思ったが、下世話な話になりそうだったので、何も言わず頷くにとどめた。
お読みいただきありがとうございます。
主人公補正。それはそうと、人格をはかる、の漢字がどれなのか分かりません。へるぷみー・・・。
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