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12話 小旅

今日、たまたまアミューズメント施設の近くを通りかかったら、学生がたくさんいました。若人、今を全力で楽しむんだ!なんて、思っています

(物語を)楽しんでいただければ幸いです。

夜が明け、目が覚めると、何故かイレイシアは、前からはミルアに、後ろからはシャーラに抱き枕にされていた。自分よりミルアの方が、起きるのが遅いことに違和感を抱きつつ、イレイシアは、二人を起こさないよう気をつけて、包囲を抜けた。軽く身支度を整え始めていると、ミルアが目を覚ました。


「あれ?抱き枕が消えてる・・・。」


ミルアが寝惚けながらそんなことを言うので、イレイシアは呆れながら、ここにいますよ、と言う。


「ん?なんでイレイシアが・・・。んー、あー、んー、あぁ、思い出した。ふぁぁ、おはよう。」

「おはようございます、ミルアさん。できれば、シャーラさんも優しく、起こしてあげてください。」


イレイシアがそう言うと、ミルアは、隣のシャーラを優しく揺する。


「ん・・・。ふぁぁ。んん・・・。んん!?な、なんで私の部屋に・・・!」


シャーラも、寝惚けて慌てるので、イレイシアは呆れながら、おはようと言って落ち着くのを待つ。少しして、目が覚めたシャーラは、顔を手で覆って、すみませんと連呼する。ミルアが、背を撫でながらシャーラの復活を待っていると、程なくしてまた、シャーラが落ち着いた。

三人は、身支度を整えると、朝食をとりに食事場所へ向かう。今朝の朝食は、件のパン屋が作った、焼きたての少し大きい丸パンに、新鮮な葉物などたくさんの野菜、ハムと乾酪を挟んで、上から甘辛い自家製ソースをかけたものだった。一つで満足できる質と量で、三人はすぐに完食してしまった。

食事の後は部屋に戻り、宿を出る支度を整えた。


「じゃ、じゃあ、リーラさん、ありがとう。行ってくるね。」

「シャーラちゃん、頑張ってきてね。お父さんにもよろしく。ぜひまた顔を出してちょうだいな。イレイシアちゃんとミルアちゃんも。頑張ってね。」

「ありがとうございます。頑張ります。」

「あぁ、ありがとう、リーラ殿。合格を目指すさ。」


こうしてマイリーラの宿を出た三人は、待ち合わせの場所へと向かった。馬車に乗り込むと、すでにアレロが座っていた。挨拶を交わし、少し雑談をしていると、グージアがやってきた。すまない、遅くなった、と言いながら挨拶をしたので、挨拶を返す。一行は再び、王都へと旅立った。


1時間ほど馬車に揺られ、一行は王都にたどり着いた。

王都の門は、これまでの街よりはるかに厳重な警備で、一人一人しっかりと確認をしているようだった。馬車を降りるよう言われ、馬車を降りる。ここで初めて、前の馬車に乗っていた受験生たちを見たが、会話をするような暇はなかった。受験生の一行の話は、すでに門兵に通達されているようで、入門の列とは別に門を通された。


「うわぁ・・・。すごい・・・。」


王都の中は、圧巻の一言だった。日が昇って2時間しか経っていないのに、既に店は大勢の人で賑わい、往来は激しく、たくさんの声が聞こえた。目に映る建物はどれも堅牢で、カラフルな屋根を持ち、大通りの店と店の間には、小さな旗が渡されている。いまままで見たどの街よりも、活気と人に溢れており、眩暈がしそうなほどだった。

お読みいただきありがとうございます。

抱き枕イレイシアしゃん・・・。作中のパンが、短い描写なのに美味しそうで、お腹が空きました。

よろしければ、ブックマーク、評価等々お願いします。m(_ _)m

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