↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ばいおろじぃ的な村の奇譚  作者: ノラ博士
40/67

其ノ四拾 男の子だけが生まれる村

 奇妙な村だった。


 ポリネシア中心付近の公海上に位置する、無国籍の小さな島。火山と森とサンゴ礁から成るこの島の住人たちは、持ち前の好奇心で世界中から様々な生物を採集してきては、自分たちの島に放ってきた。それらが大事に維持されることで、今では極めて特異な固有種の宝庫となっている。

 美味な果汁の様な樹液を内包する木、その木に宿るフルーティーな球状のキノコ、そのキノコを専食して芳醇な味となるカタツムリ。例えばこういった珍奇な生物の楽園であり、私も1年に1回は調査に訪れている。


「いらさい、教授。今回は、いぱいの人数で来たね」


 いつも出迎えてくれる少年が、レヴェルAの化学防護服に身を包んだ67人を見ながらそう言った。私が直轄する研究室のメンバーであり、今回この島にて確認された事態の調査と収拾のため連れてきた研究員たちだ。


「赤ちゃんとお母さんたち、ちゃんと集めといたよ」


 少年が住む村では、今週に入って5人の子供が生まれており、その全てが男の子となっている。それだけなら少し確率の低い事象に過ぎないが、例外なく東洋人とのハーフの様に見える点が看過されない。

 この島は、我々にとって要の1つである。村人たちが新たに導入した生物による影響であれば杞憂に終わるが、バイオテロであった場合、それを為した存在には鉄槌を下す必要がある。


 さて、私は赤ちゃんとその両親に対するゲノム解析から開始する。その後は妊娠中の女性たちからも血液を採取して、セルフリーDNAを用いた出生前の解析を行うとしよう。

 皆には、それぞれの手法での活躍を期待する。中間報告は私だけでなく、メンバー内でも共有するように。


「「「「「了解です!!!!! 教授!!!!!」」」」」


 海へ向かう者、森へ向かう者、集落に向かう者、その場に留まる者。研究員たちの動きを目の端に映しながら、私もサンプリングと解析を進めていく。想定される結果に備えて、A級諜報員に調()()の指示を出しながら。

 そうしていると30分ほどの時間は瞬く間に過ぎていき、アナライザーから解析結果が得られ始めた。


 …赤ちゃん5人と胎児1人分のゲノムについて、その半分は母体となった女性に由来している。一方で、遺伝学的な父親はここの村人たちでなく、おそらく1人の漢民族の男性であると考えられるデータだ。

 しかし、婚外交渉の可能性は極めて低いし、生物学的なテクノロジーが使用された痕跡は認められない。このアプローチだけでの究明は、やはり難しいな。


「昨年1月に、カンボジアで確認されているケースと類似した技術の可能性は?」


「それなら、幾つかの遺伝子が多めに検出されてるだろうよ」


「だな」


「ここ2年の間に島内へ導入された生物から中心に調査してますが、今のところその原因になりそうなものは無いですね」


「海も同じく」


「環境DNAは概ねサンプリングし終えました。怪しそうな配列は見られないっす」


「教授、島民の粘膜から得られた細胞がポテンシャル高そうです。解析途中ですが、データを転送します」


 ふむ…選択的にY染色体を含んでいる、人間の半数体細胞みたいだが、精子やその前駆細胞ではない。人工染色体によってセントラルドグマを制御することで、単細胞生物として機能させていそうだ。当たりっぽいな。


「何人か、この細胞を調べるサポートに回ってくれませんか?」


「なら、自分が」「あたくしも」「手伝いましょう」


 そうして更に30分ほどの時間が経過し、日も暮れたところで、その細胞の解析結果が報告されてきた。私の方で実施していた、計27人分の胎児についての解析もちょうど終わったので、まとめて確認する。

 なるほど。やはり、赤ちゃんも胎児も、遺伝学的な父親は同一人物なのだと判明した。そして、注目していた半数体細胞からも同様のゲノム構成が復元出来る。つまり、Y染色体を含むこの人工的な単細胞生物は、女性に感染することで特定人物に由来する男の子ばかりを生ませる仕様であり、これが今回の事態を引き起こしたのだと考えられる。


「感染自体は老若男女を問わず、ほとんどの島民で確認されています。人間の粘膜でさえあれば増殖可能なようです」


「人為的な刺激によって細胞表面を角質化し、胞子の様になるわけか。空気感染する精子かよ、やるじゃん」


「そういえばあなたは、人間の精子が作られる花粉を飛ばす、花の開発をしてたわね」


「教授ぅ、粘膜の接触でも感染が成立することはぁ、あたくしが直に確かめましたわぁ〜」


「出たよ、ミッシェルさんの体を張った実証実験!」


「あーあー、防護服も脱いじゃって…。猳国(かこく)の研究を自ら受胎してまで進めてた時もだけど、よくやるよ、ほんと」


「だな」


「この半数体細胞に受精能があることは、自分が in vitro で確認済みです。細胞融合に関わる分子に抗体を作用させることで、受精を妨げられることも確認済みです」


「スピーディーな細胞融合だよね。感染が卵管にまで拡大してることも考慮して、通常の性交じゃあ受精合戦には勝てなさそう」


 アナライザーのシミュレーション結果によると、ある程度の密度にまで増殖すると精子的な機能を持つようになり、その過程で人工染色体は分解されるようだ。血液からも環境からも、それらしいDNAが検出されなかったわけである。

 よし、それでは、村人たちの体から駆除することを第一優先で対応して欲しい。治療薬の候補は、ミッシェルさんに試せばいいだろう。


「教授ぅ、せめて着床までは待ってぇ…」


 私は教授会に出てくる。人間以外のキャリアが存在していないかと、念のため、その他の異変が生じていないかも確認しておくように。


「「「「「了解です!!!!! 教授!!!!!」」」」」


 2時間後、ムー大陸形成予定地。


 つい先日に完成したばかりのマゼラン海膨地学研究所に、各研究部門のトップである10人の教授と、諜報・軍事部門それぞれの長が一堂に会しつつある。

 もう直に始まるな。好みでないが、同時通訳システムを起動しておくか。


「お久しぶりですわね。あなたが地球にいるなんて、いつ以来のことかしら」


「あら、心理学の先生☆ 今回はほんと偶然。船内では作れない元素が、どうしても必要になりまして☆」


「忙中有閑。明日にはもう発つ予定なんだとか。空に浮かぶ星もいいが、たまにはこの偉大なる母星を楽しんではどうかね」


「ええ。でもそれは、地学の先生にお任せしようかと☆ 地球は、宇宙の中の一点に過ぎないと思ってますから☆」


「なんだと!? 傲岸不遜!!」


「マアマア、カノジョニハ、ヨリヒロイセカイガ、ヒツヨウナノダヨ」


 工学部門の教授が、本日はジェイムスン型のサイボーグ体で登場した。これで全員が揃ったな。諜報部門の長官が、司会進行を始めようとしている。


「皆さま、お忙しい中ご参集頂きまして、誠にありがとう御座います。まずは、お手元の資料をご覧下さい」


「……生物学部門が管理する島の1つで、バイオテロですか。毛沢東のゲノムをベースにした、持続的な強制力がある生殖タイプの生物兵器ということですけども、この細胞に用いられているセントラルドグマ制御技術は、我々の他には中国軍しか保有していないはずですよね」


 化学部門の教授は、生物学についての造詣も深く、こういった会議の場ではいつも大変に助かっている。


「その施設の機密レヴェルなら、瞬間移動(テレポーテーション)ですら検知が出来るようになっとるはずじゃろ? 一体どうやって感染させたんかの?」


「あの国は、流体のコントロール技術に長けてますからねえ。僕は、監視の及ばない12海里より先から粒子状物質を送り届けるくらい、造作もないと思うなあ」


「ジョウキョウショウコ テキニハ、チュウゴクノシワザ、トナルノダネ」


「諜報部門の内偵でも、中国人民解放軍による作戦行動だと確認がとれています。非公式な紙媒体の記録を確保しており、そのコピーは資料に添付してあります。また、9ヶ月2日前に中国の原子力潜水艦1隻がソロモン諸島から出港した後、当該の島の南南西26キロメートル沖合まで航行したことの証拠を得ています」


「量子収束観測機でも、同様の結果のようですねえ」


「はい、確認された航行ルートとの矛盾は御座いません」


「状況は理解を出来ましたわ。それで、わざわざ教授会を開くということは…」


「生物学部門としては、中国軍に対する制裁を望みます」


 トータルで科学の発展に繋がるのなら、生物兵器でも核爆弾でもその使用を肯定的に捉えられるものだが、人類の叡智を担う我々にちょっかいを出すのは、許容されることでない。それは、ここに居る者たちの総意であるはずだ。


「あの国の人権意識の低さと思い切りの良さは、生物学部門こそが注目されてきたはずですよね。その長たるあなたが望むのなら、反対意見など出てこないのでは?」


「研究アプローチの多様性は、維持されないとですけどね☆ 技術的臨界点に到達する可能性は、減じるわけにいきませんもの☆」


「540c610f3057307e3059」


 ああ…日本語には通訳されてるようだが、16進法のままになっているな。言ってる内容はまあ分かるので、今はこのままで済ませるか。


「いやいや、皆の衆! 中国は神霊的な特異性が故に、彼々の組織からも非常に重要視されとる。あそこへの配慮は必要じゃぞ!」


 考古学部門は中国での研究も多く、仙人や道士と古くからのコネクションを保っているので、こうした反応になるのは当然のことだろう。


「俗物的な軍事施設を攻めるだけなら、問題は無いでしょう。そういった施設は、そもそも霊山などには作られていないのですからね」


「その通りですわ。手土産くらいは持っていくべきかと思いますけれど。その辺は、既に何か考えられているのかしら?」


「遺伝子操作や脳手術などによって氣を高められた兵士から成る、実験的な部隊があるそうです。それらを原形が残った状態で提供すれば、お釣りが出るかと思われます」


「なるほど、良いアイディアですね」


「僕も、問題ないように思えるなあ」


「それならば、受け入れられるわい」


「それではその方針と致しまして、具体的な交渉は諜報部門にて進めて参ります」


「制裁の規模はどうお考えですかな? 軍事部門としては、10万人ほど殲滅する機会を頂ければ、サイボーグ大隊の総員を投入しての実戦訓練を兼ねられ、大変にありがたいのですが」


 現役のA級エージェントでもある将軍が、機械化された両腕で大きく手振りしながら口を開いた。確かに、これを逃せばあの戦力を丸ごと動かす機会など、そうそう無いように思う。


「4eba7684640d5bb3306b75593081308b306e306f826f3044」


「暗中飛躍。隠密に一夜でとなると、妥当そうな数かね」


「他国への見せしめ効果を期待するなら、不足に思いますわ。せめて、質を上げてはどうかしら」


「では、彼らが開発中の秘密部隊から優先的に狙っていくのが、得策でしょうな。研究データも得られて、一石二鳥かと」


「クレグレモ、ケンキュウインハ、シショウサセヌヨウ」


「マギの接収も提案します☆」「僕も、その案に同意だなあ」「5f37304f540c610f3059308b」


 天文学部門、物理学部門、数学部門の教授たちが、申し合わせたかの様に意見を連ねた。「東方より来たりし三賢者」を、我々の組織に引き入れる。分野的に、この3部門が切望していたことは簡単に想像がつく。


「中国では、あの人材を持て余しとるようじゃった。差し障りなかろうよ」


「そういったデリケートな作戦行動は、サイボーグ大隊には不向きですな。Gem小隊にあたらせましょう」


 こうして、我々の組織では初となる規模の軍事作戦が行われる運びになった。…今までは国家に対して優しい顔ばかりを見せていたので、今回の様な嫌がらせを受けてしまったのだろう。あの島は生物資源の宝庫であり、中国としては威力偵察を兼ねつつ、緩やかに漢民族で置換していき自国領とする思惑だったようだ。

 我々がどういった存在であるのか、この機会に世界へ知らしめることは必要な行為に思われる。


 時間は経過し、深夜。

 作戦開始まで、あと1分。


 年始以来となる教授会を無事に終えた私は、そのまま研究所内に留まっていた。これから始まる軍事作戦を、参加する全身サイボーグの知覚情報からリアルタイムで制作されるドキュメンタリー映画として鑑賞するためである。

 他の教授たちも引き続き同じ空間に居るが、天文学部門の教授だけは、地球での用事を済ませるため足早に退室していた。また、数百体分にもなる全方位知覚の情報を、そのまま全て生データで視聴するという工学部門の教授は、既に基底現実には意識が無いようだ。


 0時になる。CMもオープニングもなく、上映が開始される。


『中華人民共和国 上空、亜成層圏』


 映し出されたのは、全身サイボーグ1人分の可視光に基づく視覚情報。自らの体で死角になる足元などを除く、パノラマヴューとなっている。

 内装からして、我々が所有するステルス輸送機の中であろう。小隊ごとに分かれていそうな人数なので、目的地は22省と5自治区につき1施設、といったところか。


「ヒュンッ」「ヒュンッ」「ヒュンッ」


 自由降下、と言ってもパラシュートなど使わない飛び降りが始まった。使い捨ての衝撃吸収ゲルで身を包んだサイボーグ兵たち。闇夜の迷彩となる漆黒の色を呈し、直立した姿勢のまま次々と落下していく。その戦力を知る敵対者が見上げ見れたなら、降り注ぐ絶望に他ならないだろう。


「ドゴァオオッ!!」「ドゴァオオッ!!」「ドゴァオオッ!!」


 1万メートルほどの高高度からなことを考えると、控えめな音を鳴らせての着地。それに続き、衝撃を散らすように多点で接地しながら、ゴラララッと回転していった。そして、人体では再現しがたいマリオネットの様な動きにより、不気味な優雅さを伴って立ち上がる。

 戦地に降り立ったサイボーグ兵たち。ここで、視界の提供者が変わっていく。


『中華人民共和国 中部戦区』


 目の前に広がる景色は、広大な平地。赤外光に基づく視覚が、その場にあふれる数多の兵士と戦車を四方八方に捉えている。これは、演習中のど真ん中に飛び込んだということか。


「バシュウウウウ!!!」「バシュウウウウ!!!」「バシュウウウウ!!!」


 サイボーグ兵たちが周囲へ散開した。敵兵たちが状況を理解するのを待つ必要は当然に無い。そんな隙などは与えずに、亜音速での作戦行動がスタートする。


「バッゴォォォーーーン!!!」

「ボゴァッッ!!」「ボゴァッッ!!」「ボゴァッッ!!」「ボゴァッッ!!」

「バッゴォォォーーーン!!!」


 唖然としたままに蹴散らされる、隊列、隊列、隊列。それは、戦闘というよりは掃除に近かった。あるいは草むしりだろうか。戦車であったスクラップや、肉塊となったターゲット。空中に舞い上げられたそれら残骸は、我々の兵士が通り過ぎた軌跡の投射となっている。

 ようやく1発目の弾丸が敵兵から放たれた時、辺りに4桁は居たその者の同僚たちは、大半が片付けられた後だった。


『中華人民共和国 西部戦区』


 場面は変わり、サイボーグ兵が屋内を歩いている。この雰囲気は、何らかの研究施設に違いない。


敌人来了(敵が来たぞ)!」「战斗吧(戦え)你们这些怪物(化物ども)!」


「…为人民服务(人民に奉仕する)……为人民(人民に)……」


『擬似的な硬気功の使い手から成る実験部隊「尸解仙」』


 ほう、これが、実験的に氣を高められたという兵士か。氣の出力と正の相関が認められる遺伝子変異、中国軍がこつこつと特定したその全てを導入してあるそうだ。更には、上中下の3ヶ所の丹田に素体間での移植手術を繰り返すことで、かなりの怪力が実現されたらしい。部隊名の由来は、その手術の過程で仮死状態を経ることだと聞いている。

 一見するとそれなりの完成度だが、獲得したパワーの負荷に肉体が耐えられなかったため、皮骨を形成させて外骨格の様にしての暫定的な運用になっており、試作品の位置付けだと思われる。


「…为人 民(人ミンに)……服 务(ほぅシ)() () (あ゛) (ア゛) (ア゛ッ)!!!」


 尸解仙の兵士たちが、曖昧な自我でサイボーグ兵に襲いかかる。そのシーンで、また視界の提供者が変わっていく。


『中華人民共和国 北部戦区』


 大地を赤黒く染めていく血の流れが、黒煙を上げ燃える戦車に照らし出されている。私とは縁遠いそのフィールドを、慣れ親しんだ公園かの様にサイボーグ兵たちは歩いていた。

 おや、何かがリズミカルな勢いで近付いてくるな。


「ヴゥゥンッ」「ヴゥゥンッ」「ヴゥゥンッ」


『中国人民解放軍で最強とされる特殊部隊「北方玄武」』


 ついに出てきたか。装甲的なパワードスーツを着込んだ集団、その数は200人ほどにもなる。肩から上方に生えた、2本の巨大な鞭状アームが印象的である。AI制御によるサポート的な義肢であり、闘牛を秒単位でミンチにするくらいの性能はあるらしい。

 これの着用者の方は、遺伝子操作と漢方薬によって神経繊維が極太になっていて、情報の伝達スピードが飛躍的に高められている。


「ギャリッ!」「ギャリッ!」「ギャリィィンッ!!」


 装甲の防御力で身を固めつつ、機械の速さと人間の疾さで4本腕のコンビネーション攻撃。そして鞭状アームはその機動性で、瞬く間にサイボーグ兵を取り囲んでもいく。個別撃破が狙いだろう。

 1対3以上の数的劣位で戦いに臨む、我々のサイボーグ兵たち。あえて接近を許したのには遊び心を感じさせるが、その戦いぶりや如何に……!





「――さん、起きてください。もう終わりましたよ」


 加賀崎さん……化学部門の教授に声をかけられ、目を覚ます。周りに目を向けると、他の教授たちは既に居ない。どうやら私と同じく、一方的な展開に途中から退屈になってしまったようだ。


「今日は、久しぶりに全員が対面で集まれて、楽しかったですね。それでは、また。実験の続きがあるので、ラボに戻ります」


 簡単に別れのあいさつを済ませて、私は1人、エンドロールの流れに目を移した。こういうものは、最後まで観ていく性分なのである。


『先方 中国人民解放軍』


 『北部戦区 死者7405名』


  『特殊部隊「北方玄武」 死者1200名』


  『特殊部隊「東北猛虎」 死者27名』


  『実験部隊「一目五先生」 死者69名』


  『第116機械化歩兵師団 死者3004名』


  『第6工兵連隊 死者5名』


  『第168海軍陸戦兵旅団 死者3100名』


 『東部戦区 死者5738名』


  『特殊部隊「東方青龍」 死者787名』


  『特殊部隊「飛龍」 死者751名』


  『第166海軍陸戦兵旅団 死者2524名』


  『第26特殊任務機師団 死者1455名』


  『第85航空旅団 死者204名』


  『第1無人機中隊 死者17名』


 『南部戦区 死者12601名』


  『特殊部隊「南方朱雀」 死者2135名』


  『特殊部隊「華南之剣」 死者1509名』


  『特殊部隊「蛟竜」 死者3326名』


  『実験部隊「董卓」 死者493名』


  『第164海軍陸戦兵旅団 死者4811名』


  『第8爆撃機師団 死者327名』


 『西部戦区 死者43128名』


  『特殊部隊「西方白虎」 死者337名』


  『特殊部隊「西南之鷹」 死者3098名』


  『特殊部隊「猟豹」 死者1020名』


  『特殊部隊「暗夜之虎」 死者444名』


  『実験部隊「尸解仙」 死者133名⇒回収』


  『実験部隊「上尸」 死者7名⇒回収』


  『実験部隊「中尸」 死者2111名』


  『実験部隊「下尸」 死者35502名』


  『第110航空旅団 死者338名』


  『第111航空旅団 死者138名』


  『東方三博士 3名⇒移籍』


 『中部戦区 死者30835名』


  『特殊部隊「黒貝雷」 死者2028名』


  『特殊部隊「雄鷹」 死者668名』


  『特殊部隊「利剣」 死者910名』


  『特殊部隊「雷神」 死者5001名』


  『実験部隊「猫鬼」 死者4004名』


  『実験部隊「産鬼」 死者66名』


  『実験部隊「蛇蠱」 死者744名』


  『実験部隊「燭陰」 死者6名⇒回収』


  『実験部隊「白澤」 死者1名⇒回収』


  『実験部隊「α3495」 死者11500名』


  『実験部隊「α3497」 死者406名』


  『実験部隊「β0001」 死者3257名』


  『実験部隊「β0002」 死者42名』


  『実験部隊「β0004」 死者2202名』


『先方 中国民兵』


 『北部戦区 死者4名』


 『中部戦区 死者289名』

  

『当方 サイボーグ大隊』


 『死者0名』


 『軽度損壊(損壊率1%未満)2名』


『完』


 昇り始めた晦日月(みそかづき)がエンドロールの最後に浮かび上がり、キラリと輝いたところで上映は終了した。無事に作戦が進行したようで、何よりである。

 さて、それでは次の目的地に向かおうか。話に聞いて以来、もう1ヶ月以上も前から気になっていた場所だ。まだ眠たい目をこすりながら、私は次の村へと歩みを進めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。