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戦国ゲームで18歳の武将を作成したら、戦国時代に転移していた~秀吉の立身出世スキルと製造業スキルで成り上がる~  作者: にゃがまさ
織田家仕官編

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危険回避レベルアップ

「ここを突破する!」


俺は棒を握り直した。


「全員、俺についてこい!」


俺たちは一斉に走り出した。前方には敵、後方にも敵。左右は木々と斜面で、逃げ道はない。だからこそ、正面突破するしかなかった。


「来ます!」


五兵衛が叫ぶ。前から三人の男が駆けてきた。刀が抜かれ、木漏れ日を反射する。


「うおおおっ!」


一人が俺に向かって斬りかかってきた。俺は横へ飛ぶ。


ヒュッ!


刀が目の前を通り過ぎた。


「危なっ!」


そのまま体を低くすると、背後から別の男が斬り込んできた。俺は振り返る。間に合わない。そう思った瞬間、俺の体が勝手に動いた。頭を下げると、刀が髪をかすめて通り過ぎた。


「くっ!」


俺はそのまま男の懐へ飛び込み、棒を横薙ぎに振る。


ドンッ!


男の脇腹に棒が入った。


「ぐあっ!」


男がよろめく。俺はすぐに前へ走った。


「正男様!」


五兵衛の声が響く。俺の右側から別の男が迫っていた。刀が振り下ろされ、俺は反射的に一歩下がる。


ザシュッ!


刀が地面を叩き、土が跳ねた。


「まだだ!」


男が刀を返してくる。俺は棒で受けようとした。だが、刀の軌道が読めた。体をひねると、刀が胸元を通り過ぎる。そのまま棒を突き出した。


「おおっ?」


ドンッ!


男が後ろへ倒れた。


その瞬間、頭の中に聞き慣れた声が響いた。


【危険回避の経験値が一定値に達しました】


俺の足が止まる。


【危険回避:Lv.1】


【経験値:100】


【レベルアップ条件を達成しました】


【危険回避がLv.2に上昇しました】


一瞬、周囲の音が遠くなった。


「正……!」


何か聞こえた気がした。


「正男様!」


五兵衛の叫びが、今度ははっきりと聞こえた。俺はその声で我に返る。


「今度は僕だ!」


五兵衛が俺の前へ飛び出した。


「水輪流――渦潮」


五兵衛の刀が大きな円を描き、迫っていた敵の刀を巻き込むように弾き飛ばした。


キンッ!


敵の刀が宙を舞う。


「なっ!」


五兵衛はそのまま体を回転させた。


「そこだ!」


ドンッ!


柄が男の胸元に叩き込まれ、男が地面を転がった。


「まだ後ろから来てます!」


五兵衛が叫ぶ。


「分かった!」


振り返ると、後ろから五人ほどの男が迫っていた。そのさらに後ろにも人影が続いている。


「数が多すぎるだろ!」


思わず声が出た。


そのとき、なつきの怒声が響いた。


「邪魔だあああっ!」


ドンッ!


巨大な金槌が地面を叩き、土が大きく跳ね上がる。敵が思わず足を止めた。


「どけ! どけぇっ!」


なつきが金槌を振り回しながら走る。


「なつき!」


「任せて!」


ブンッ!


横薙ぎに振られた金槌が、敵の刀をまとめて弾き飛ばした。


ガキンッ! ガキンッ! ガンッ!


三人の男が体勢を崩す。


「うおおおおっ!」


なつきはそのまま金槌を振り抜いた。


ドゴンッ!


一人の男が吹き飛び、地面を転がって木の根元で止まった。


「次は、どいつだ!」


なつきが叫ぶ。別の男が斬りかかってきたが、なつきは逃げなかった。金槌を両手で握り、真正面から受け止める。


ガキィン!


刀と金槌がぶつかった。


「そんな細い刀で、このあたしを止められると思ってんの?」


なつきが笑う。


「なっ……!」


なつきが金槌を押し込む。男の腕が震えた。


「どりゃあああっ!」


ブンッ!


金槌が振り抜かれ、男の体が宙へ浮いた。そのまま数メートル先へ飛んでいく。


「……すごっ」


五兵衛が思わず呟いた。


「感心してる場合じゃないぞ!」


俺が叫ぶ。


「まだ来るぞ!」


「はい!」


なつきは金槌を肩に担いだ。


その横で、くろが大きく前へ出た。


「モォォォォッ!」


巨大な黒い体が敵の前に立ちはだかる。敵が足を止めた。


「牛なのか……?」


「ただの牛じゃないぞ!」


なつきが叫ぶ。


「行け、くろ!」


「モォォォッ!」


くろが鳴き、頭を低くした。


ドドドドッ!


くろが突進する。


「うわあああっ!」


ドンッ!


敵が吹き飛んだ。さらに別の男がくろへ斬りかかる。だが、刀はくろの毛皮に弾かれた。


くろが頭を低くする。


グッ!


巨大な角が男の胴に食い込んだ。


「ぐあっ!」


くろがそのまま頭を跳ね上げると、男の体が宙に浮いた。


「うわああああっ!」


男は数メートル先へ投げ飛ばされ、地面を転がっていった。


その後ろでは、熊も敵に向かって唸っていた。熊が前足を振り上げる。


「うおっ!」


敵が慌てて後ろへ下がる。その隙に五兵衛が踏み込んだ。


シュッ!


刀が一閃する。敵の刀を弾き、さらに足を払った。


ドサッ!


五兵衛が叫ぶ。


「正男様、前!」


俺は前を向いた。まだ道を塞いでいる敵がいる。だが、さっきより少なくなっていた。


「ここを抜ける!」


俺は棒を握り直した。敵が一斉に襲いかかってくる。一人、二人、三人。右から刀、左から槍、正面から刀が迫る。


危ない。


そう思った瞬間、頭の中にさっきとは違う感覚が走った。刀の動きが見える。槍の先端が迫ってくる。


俺は一歩下がった。槍が目の前を通り過ぎる。次に刀が迫る。体をひねってかわし、さらにもう一人の攻撃を棒で受けた。


ガンッ!


刀を弾く。


「今だ!」


踏み込んで棒を突き出す。


ドンッ!


敵が倒れた。


「道が開いた!」


俺は叫んだ。


「走れ!」


俺たちは一気に駆け出した。なつきが先頭を走る。


「どけええええっ!」


金槌を振り回しながら進んでいく。


「なつき、前に出すぎ!」


「大丈夫!」


「いや、大丈夫じゃないだろ!」


「大丈夫だって!」


なつきの右をくろが走り、左を熊が走る。五兵衛が後ろを確認した。


「追って来ます!」


「振り切るぞ!」


「はい!」


五兵衛が答えた。


「正男!」


なつきが振り返る。


「まだ追って来てる!」


「分かってる!」


俺たちはさらに道を駆け抜けた。やがて、木々の向こうに町の屋根が見えた。


「見えた!」


五兵衛が叫ぶ。


俺は棒を握ったまま、前を見据えた。信長の那古野城までは、まだ距離がある。だが、ここまで来れば、あと少しだ。


「走れ!」


俺たちは一気に道を走った。なつきが金槌を担ぎ、くろと熊が並走する。俺も後ろを一度だけ振り返った。


追手の姿が見える。まだ終わっていない。だが、もう逃げるだけではない。俺たちは戦いながら、ここまで来た。


そして今度こそ、信長の那古野城へたどり着く。そこで、見たものをすべて報告する。


「行くぞ!」


俺は仲間たちに声をかけた。


「那古野城まで、一気に走る!」


「おう!」


なつきが叫び、金槌を握る手に力を込める。その表情は、まだまだ戦えると言わんばかりだった。


俺たちは町へ向かって走り続けた。


━━━━━━━━━━━━━━━━


【鈴木 正男】


年齢:18歳

身分:織田家家臣

石高:50石


統率:74

武勇:32→34

知略:84

政治:87


【兵科適性】


足軽:C

騎馬:D

弓:C

鉄砲:A

水軍:D


【スキル】


危険予知:Lv.5

危険回避:Lv.1→2

5S:Lv.5

改善思考:Lv.5

標準化:Lv.5

品質管理:Lv.5

工程改善:Lv.5

生産性向上:Lv.5

安全意識:Lv.5

戦術思考:Lv.1

立身出世


【経験】


危険回避:20

戦術思考:90


【実績】


現場改善:4回達成


【現在の改善対象】


戦用の荷車


【改善状況】


未着手


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