第三話 オツの港町と新女王下聖騎隊②
オツの港町。
人口500人くらいの小さな町。ほとんどが港関係者で構成されていると言っても過言ではない。昼間は積み荷の上げ、下ろしで賑わっているが、一転して夜には小さな酒場や宿屋に光が灯るくらいとなり、町全体が静まり返る。
その小さな港町に小さな異変が生じたのはキンデルダルの王位継承権主張の日からと言うのだ。その日を境に夜更けから魔狼の群れが町の北東部に現れて朝方には消えて行く事象が発生した。今のところこの魔狼が街人を襲ったと言う情報はない。しかし危険の為、北東側へ通行を控える様に町中に通達されていた。間違いなく、リリラの手下だろう。下手に動けば、僕達の動きがバレるだけでなく、戦いになる事は間違いなさそうである。
異変はそれだけではない、町長宅に怪しげな人達が集まっている事が確認されている。また町外れの東入出の砲台や砦にもかなりの人が出入りしていると聞く。
明日のお昼にはスルーニルからオーウィズの身柄を引き渡すという名目で帆船が入港する。その事もあり、町の警備が強化されているかと思ったが、そちらの心配はなさそうである。
僕達は日が沈むまで宿で静かにしている事になっている。宿で何もせずにおとなしくしているだけなのに、心臓のドキドキが止まらなかった。日が傾き出すと更に緊張が高まった。
町長宅をオーウィズ、マトゥキ、ラーナキュアル、マリアンとで攻める。町長の状況次第では町長も一緒に斬ると言うのだ。そんな事を聞くと余計に気が滅入る。
僕、ストナ、グリイ、バキアの4名は砲台のある小さな砦を攻める。砦にいる敵は全滅させろと言うが、モンスターならいいが、聖騎隊のメンバーや町民であった時にどうするのか?オーウィズは僕達に任せると言うが……。僕は一緒に泊まっているもう一人の同室者をチラッと見た。そこにはひたすら身体を鍛えているグリイがいる。ふと目があった。
「なんだ。不安がっているのか?だらしない自堕落すぎるぞ。安心しろ、お前達に何かさせようとは思ってねーよ。俺様一人で十分。全員丸焦げにしてやる。」
…………。
それが心配なんですけど……。
火炎系の剣技を多く使うグリイ。しかもこの聖京都と全く違うスルーニルの騎士団。聖京都の王下聖騎隊メンバーの中には僕の友人や知人もいる。彼らは今どこにいるのか?味方なのか?敵なのか?リリラの洗脳状況にあるのか?強さを求めて自らがリリラに忠誠を誓っているのか?皆無見当がつかない。
こちらに来る気があるなら、手を差し伸べたい。けど、グリイの剣技は手を差し伸べる事すら許さない程の威力である。僕だって炎帝御輪がなければ、丸焼けになる程の威力攻撃だった。仲間として動いてくれるのは大変心強いが、何分不安が付きまとう。でも、もう進むしかない、負ければこちらが死ぬことになる。心を決めて窓の外からオレンジ色の大地が少しずつ灰色に染まっていくのを眺めていた。
日が暮れると同時に作戦は開始された。
ストナとバキアと合流するとすぐに砦に向かった。
マナ寄せ開眼でマナを読む。
30近くの生き物が砦の中にひしめき合っている様だ。幸いな事にモンスターのマナである。奥の方まではマナを読むことは出来ない為、人がいないとは限らない。けど、気持ちが何より楽になった。
砦自体に見張りと言う見張りはいない。僕達は砦の壁際をゆっくり歩きながら、正門まで進んで言った。
軽く一周回る様に遠回りで正門まで進んだ。そして、その後に正門から中へ入る予定であった。
しかし、僕はグリイを呼び止めた。
「グリイさん、気を付けて下さい。バンパイアがいます。」
最初気が付かなかったが、正門側から一番奥の方にただのモンスターとは違うマナを感じた。このマナは間違いなく、バンパイアである。バンパイアは魔王バンパイアロード、リリラの妹ミリアンだけが人をバンパイアへと変える事の出来る力を有している。現在、両方ともこの世界にはいない、今この砦にいるバンパイアは何者なのかは分からない(以前にミリアンが眷属化した者なのか)。けれどもバンパイアにはマナの力を強化されている者が多い、その為油断は禁物である。
グリイはバンパイアと言う言葉を聞いて腕を鳴らした。
「オッケー!前哨戦として相手に不足はない。」
「気を付けて下さい。バンパイアは闇のマナで強化されてますから、力は僕達より上です。」
「俺様の敵は。」
グリイはそう言うと僕を指差した。
「お前だ。ナギト。それよりも弱い的に負ける訳がない。行くぞ。」
そう言うとグリイは正門を開けて中に入って行った。相変わらず理由の分からない話を混ぜてきて調子を狂わされる。
グリイが中に入って数秒、スキルを使う声が響いてきた。
僕達が正門から中へはいる頃には大方片付いており、ほとんどのモンスターが黒焦げになっていた。
予想通りだけど、強い。
僕達は奥の階段から2階へと上がっていった。2階は大きな広間になっていて、そこにも20体近いモンスターがひしめきあっていた。
敵が攻撃を仕掛ける前にグリイのスキルが炸裂する。
モンスターが現れる度にその生物は黒焦げで元々何のモンスターだったのか分からない様になっていった。
パチパチパチ。
何処となく拍手の様な音が広間にこだました。
奥階段から何かが来る。いや何かではなくバンパイアだ。このマナの気配は間違いなくバンパイアである。
僕は小声でみんなに伝える。
「バンパイアが来ます。」
向こうの姿が見える様になった。男性のバンパイアである。見た目は優男。武器は弓を持っている。矢筒をどこにも持っていないこのタイプは矢をマナで作って仕掛けてくる。
場合が多い。
僕の足……いや、膝が震える。恐怖。このバンパイアに対してではない。僕の心がバンパイアと言う生き物に恐れを感じているんだ。ゴスラルからエチャーメルへ向かうあの森で出会った正体不明のバンパイア。全く手も足も出なかった。強いと言うレベルではなかった。別の存在だった。このバンパイアがそうとは限らない。けど、心では分かっていても、身体のどこかは震えが止まらない。
バンパイアはこちらに近づいてきた。
「我が名はウィンザー。リリラの命においてこの砦に入って来る者を滅殺する。今ならまだ間に合う。出ていけ。我は殺生というものは好かん。」
「お前本当にバンパイアか?俺様が聞いているバンパイアとは何か違うな。」
グリイが普通にウィンザーと名乗るバンパイアに話掛けている。僕は少しでも落ち着こうと深呼吸で息を整えるが、膝の震えだけは止まらない。
「汝の名は?」
「グリイだ。お前他のバンパイアと違うな。報告書ではバンパイアは3魔女を敬っていると聞いているが、お前はそんな感じを受けない。」
グリイが話し終える前に、ウィンザーが笑い出した。
「3魔女?リリラ達の事か?あの小娘が3魔女?笑いが止まらん。止めておこう。我々の悲願はロード様を復活させる事。ロード様の復活こそ我が望み。しかし、あの小娘に手柄を与えるのは気に食わんがな。」
「お前はバンパイアロードによって眷属化された者か?」
「お前?誰に向かって口を聞いている!」
その瞬間、怒りで広い広間にバンパイアのマナが充満した。
このバンパイアも強い。僕の剣を握る手に力が入る。
「我は高貴なる3魔女ナーガム様の従者。150年以上生きている者ぞ。礼儀を知らんのか。小物ども。」
次の瞬間、今度はグリイが笑い出した。その笑い声が広間中に響く。
「すまない、高貴なる3魔女様か!ようやく理解した。腑に落ちた。あなたの主人高貴なる3魔女様は8勇士ウリエル達に殺されたか?」
グリイのその一言にウィンザーの顔色が変わった。
「図星の様だな。高貴が聞いて呆れる。小娘以外だな。」
「だまれ!小童!ナーガム様を侮辱する事は断じて許さん。謝れ!今すぐ謝れば許してやる。」
「やだね。」
グリイがそう言った瞬間にウィンザーのマナが動いた。全身を一瞬に駆け巡ったかと思うと、左手までマナが集まった。その時、既に何もない矢を打つ体勢になっていた。弓を引くわけでもなく、そのままマナの矢を放った。
マズイ!このマナは「心臓の矢」だ!しかも見えないマナの矢をそのまま心臓を貫かれたらグリイでも助からない。僕はとっさにグリイの腰辺りに体当たりする様にマナの矢を避けた。
僕達が倒れたと同時に後ろの壁と床のあいまに巨大な穴が開いた。
心臓の矢は心臓を目掛けて発される矢のスキル。半オートで心臓を貫こうとするので、ギリギリに避けないと再び矢じりはこっちに方向を変える。今回は相手のマナの力が強すぎて方向を変える前に激突した様だ。
「マジか?あの威力。心臓の矢と言うより、粉砕系だそ!」
だから言ったんです。僕は心の中でそう答えた。
グリイは立ち上がり、モンスターを睨見つけた。その後、小声で「すまん、助かった」と言うと剣を構え直した。
「け、大した事ないな。当たらない!やっぱり小物以下のナーガム様とやらの眷属だな。」
相手を再び挑発する。ウィンザーのマナが再び全身を巡る。マナが見える!僕の中で気持ちご落ち着く。この前のバンパイアはマナの動きも何もかも見られなかった。存在しない闇が襲って来た感じだった。でも、目の前の敵はマナが見える。弱いとまでは言えない。けれど、戦えない相手では無い。
再び弓を構えて再び弓の持ち手にマナが集まった。今度のマナ動きは「撃波」だ。
「グリイさん、撃波だ!」
今度はグリイも火炎烈風を撃波と同時に放つ。ふたつマナが中央で交差すると同時に爆発した。
なんだろう?ウィンザーの動きに違和感を覚える。何なんだ。この感覚は?
ウィンザーはマナを使う時に身体全体のマナを震わせて、かき集める様に左手の弓に集めてスキル放つ。一般的な攻撃方法だ。威力はすごいがマナさえ読めれば戦えない相手でもない。でも、目の前のバンパイアが動く度に違和感が脳裏を駆け巡る。
そうこう考えているとウィンザーの左手に再びマナが集められた。今度も撃波。
「グリイさん、もう一回撃波だ!」
左手のマナ。左手?
何で左手なんだ?
弓を使うなら矢を放つ右手にマナを集めるはずなのに……。違和感の正体は分かった。けど、なぜ?
右手に何かあるのか?僕は開眼をウィンザーの右手集中したが何もなかった。
それなら左手?左手の中に何か光る物があった。何なんだ?あれは?
光る物を見つめるように集中すると、その正体が分かって来た。あれは鉱石だ。よく見ると身体中に鉱石が盛り込まれている。全身を巡るマナも何か歪感があったが、全身の鉱石を巡って左手のマナへと濃縮されるようにマナが動いている。更にはあの弓自体両端に鉱石が埋め込まれている。身体に埋めこまれている鉱石とは違う鉱石が弓に付いている。
両方の鉱石が相反する事を利用した武器の様だ。左手に集まったマナが弓に付いた鉱石と反発してマナが弾き出される仕組みである。どんな形だろうとスキルを使おうとした時にマナが集る感覚はスキルによって異なる。そこを読めれば、どのような攻撃が来るのかある程度予測する事ができる。(予測出来てもかわす事が出来るかどうかは別問題だけど。)
ウィンザーのマナが再び左手に集まる。
「グリイさん、今度は心臓の矢だ。」
グリイもさすがである。副師団長と言う肩書は伊達ではない。戦い方に安定感がある。相手の攻撃にあわせて出す技やタイミングが絶妙である。的確で緻密さを感じる。この人頭に血が上らなければあの親善試合で負けていたのは僕かもしれない。
暫く均衡状態が続いていた。グリイの緻密さでもあのマナ攻撃を防ぐのに手一杯である。攻撃の決め手を欠いていた。グリイが僕の方に近寄ってくる。
「ナギト、何か見えないか?」
「何かって?」
「弱点だよ。弱点。」
「そんなに簡単に見えませんよ。ただ……。何か見忘れている様な。」
「なんだよ。」
「分かりません。ただ、ひとつ見えているのは……。」
僕はウィンザーの鉱石とそれを使って攻撃している事をグリイに伝えた。それを聞いた瞬間にグリイの目が輝いた。
「そうか、そうか。なるほど、おい、ナギト手をかせ。」
「え?何をですか?」
「俺様があいつの左手腕ごと叩き切る。俺様が左手側から攻めるからお前は右から注意を引け、いいか死ぬなよ。」
そう言うとグリイは一気に駆け出して行った。僕もグリイを追うように逆側に走り出す。ウィンザーのマナの矢はマナを中央に集めて叩き出すタイプなので、通常の矢じりより攻撃スピードが早い。ただ、上位スキルを使えば、もっと早く繰り出す事は可能だと思う。言い換えれば、不慣れと言う単語が出でくる。僕の中で引っかかる何かはそれなのだろうか。
僕はウィンザーとの距離を詰める。ウィンザー自体は僕から一定の距離を取りつつ攻撃を繰り広げている。言い換えれば冷静さを取り戻している。グリイの挑発が功をそうたスキルの乱射は最初だけで、後は落ち着いて僕達と対峙してしまっている。
この中で相手に隙をつくのは容易では無い。強引に突き進めば、隙を突かれるのはこっちだ。
落ち着い考えろ。……。
………。
マナ返ししかない。
このスキルは諸刃の剣である。マナ攻撃を反射するスキルではあるが、同時に衝撃波だけはこちらが受ける事になる。だから、味方への信頼が無いと使えない。グリイならなんとかしてくれる。ここまで一緒に戦ってきて僕が導き出した結論だ。その結論を信じる。
僕はウィンザーとの距離を縮める、限界点を更に越える。これを越えれば向こうの攻撃を避ける術がない程まで。
予想通り僕に向けて撃波が来る。
その瞬間ウィンザーに向けてマナ返しを叩きつけた。
マナの衝撃でお互いに数メートル吹き飛ばされた。その後予想通り身体全体に衝撃波が駆け巡った。気を失いそうになる。
ふと、何かが聞こえた。
『け いしょうしろ。』
なんだその後、記憶が消えて行った。
「ナギト!ナギト!」
ストナの声で目が覚める。
目の前にストナがいた。どうやらストナに膝枕されている様だ。
ふと、起き上がった。
「戦いは?」
「ナギトが吹き飛ばした後、グリイがあいつの左手を切ったのよ。何やら話しているみたい。」
僕は立ち上がって、剣を構えてグリイの近くまで駆け寄った。ウィンザーと目が合った。ウィンザーはこっちを見つめて来た。
「お前、なかなかやるな。まさかここまでやられたの久しぶりだ。魔王大戦以来だな。お前、そうか、お前がそうか。リリラ達が騒いでいるエイディの後継者とやらは。面白かった。しかし、このまま帰るのも癪に障る。記念にひとつ舞ってやろう。」
「舞うだと?自分の状況が分かってないのか?お前はもう終わりだ。」
グリイが火炎烈風を放ったが、ウィンザーは落ちている弓を右手で広いあげてこっちに構え直した。その姿を見て今までの違和感の謎が全て解けた。
「グリイさん、気をつけて!彼は弓士じゃない。剣士だ。あれは弓じゃない。曲刀だ!」
ウィンザーは右手に弓の下側を持った。そして、全身全霊からマナが放出された。
違和感の正体はこれだった。彼は自分のマナを一切使っていなかった。身体に埋め込まれた鉱石のマナをだけを使っていたから、歪なマナだったんだ。曲刀(本当にあれが曲刀なのか弓を曲刀風に握っているのかは分からないけど。)を持ち自身のマナを今度は右手に集めた。
来る!
「グリイさん!気を付けて何かやってくる!」
これは!乱舞の類のスキルか?
「曲乱真舞!」
このバンパイアも強い!すさまじい攻撃が僕の全身に叩きつけられた。この衝撃ではるか後ろまで吹き飛ばされた。
全く起き上がれない。身体を見ると切傷は無く、打ち傷である。あの曲刀は弓を曲刀に見立てて使ったのだろう。首を起こしてウィンザーを見た、グリイも同じ様に窓側の壁まで吹き飛ばされていた。
ウィンザーは僕の方へ向きを変え、一歩一歩近寄って来た。完全に僕を標的にしている視線だ。このままではやばい、起き上がろうと上半身上げるが、下半身に力がはいらない。違う、上半身から下半身へ力を掛けようとすると腰あたりから全身に激痛が走った。これは……。完全にどこかの骨がやられている。ストナは?あたりを見るとストナもグリイとは逆の壁際まで飛ばされていた。
僕はとっさに右手奥に落ちている剣を広い上半身だけを上げた状態で構えた。しかし、こんな構え何の役にも立たない事は僕が一番よく知っている。
ウィンザーが僕の目の前に立った。攻撃を仕掛けてくる様子はない。彼は腰を低くして剣を軽くいなして僕の目をまじまじと見つめて来た。
「これがエイディの眼か!悪くない。」
そう言うと再び立ち上がり、一度後ろを振り向いてからもう一度こっちを見た。そして、右手に持っている曲刀(弓)を僕の方へ放り投げた。
「汝にやろう。その武器は使用限度を超えた。良い鍛冶屋に言って直せば高く売れるだろう。汝らは気に入った。我が身体も同様に使用限界を超えた様だ。もう戦う気になれない。この左手も暫く眠らなければ治らない。今回は汝らの勝ちだ。それにリリラの小娘に顎で使われるのもシャクでならない。」
そう言うと、再び階段の方へ歩き出した。
僕は声も何も出なかった。
ウィンザーは3歩程歩くと再び止まった。
「そうだ、良いことを教示しよう。リリラの小娘に勝ちたいなら、迷い森とウブキ山脈の北山山中を模索しろ!何か良い物があるかも知れんぞ。我が語れるのはここまでだ。」
そこまで言うとウィンザーは再び歩き出して階段を登って行った。それを見送っている間にいつの間にか気を失っていた。
日が明ける頃に、僕はストナによって起こされた。ストナの聖回復で回復してもらい、メンバー全員たいしたケガも無く(実際には聖回復で回復したことで)無事に砦を制圧出来た。
ウィンザーは僕達が上に上がった時には姿形もなくなっていた。ウィンザーが僕に話し掛けた内容は夢だったのかと思ったけど、階段側の壁際に隠れていたバキアも聞いていたからあの会話自体本当だった事になる。そして彼が残していった弓も僕の傍らに転がっていた。
ウィンザーが言った事は何だったのだろうか。迷い森とウブキ山脈に何があるのか?あれは罠か?
全く分からない戦いが一時終わりを告げたのだった。て言うか、バンパイアって奴らは何を考えているのかさっぱり分からない。
オツの港町の町長もモンスターによって監禁されていたが、オーウィズ達が助け出した。そして明け方に聖都騎士団第七団がオツの町にいるモンスターを一掃し、制圧は全て完了したのだった。お昼前にはスルーニルの帆船がやって来た。
ひとつのミッションが無事に終わったのだった。
ただ、それはテイルエンド上陸戦の通過点に過ぎない事は誰もが承知しているのだった。




