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勇者召喚に巻き込まれた後、いきなり死んだ  作者: アキラメル
第二章 動乱のリフィックス
48/52

ペガサスは私刑なんかしない

更新が遅くて本ッ当にすみません。


 サーガーシーマーワーターゾォォオオオ――ッ!!

 本ッ当に、お前たちを探すためにけっこう走り回ったぞ!!

 しかも途中にキマイラもどきにたくさん襲われたし、本当っ、この怒りと疲れを誰にぶつかっていいんだろう!?

 とりあえず、なぜかライガードの顔を見たあとめっちゃムカつくから、負の感情を一部アイツに発散した、蹴りでね。


 さーってと、状況を整理してみよ。ついでにオレが遭ったやなことを少し語ろう。ん?誰に語るんだって?もちろんこれは独り言だよ。

 サゴーゾ……キマイラを倒して空間魔法によって西エリアに辿り着いたあと、確かに座標を埋め込んだ花飾りを見つけたが、それを付けてるヤツが居ない!!でいうか、暴力ドラゴンの代わりにキマイラもどきがいっぱい出迎えしにきた。

 戦わないの?と聞かれても、いやいやいや、猛獣の群に囲まれたら、普通は諦めるか逃げるか二択しかないだろ!だからオレは逃げた、条件反射で冷気を出して猛獣たちの行動を制限したあと、脱兎の如くその場から離れた。

 と言っても、顔を半分隠す氷の仮面はある意味目立つから、目立たなくて同類と思わせるようにまた白馬のお面を被ったけど、意外に効くな。オレは邪魔者を蹴り倒す白馬となる!

 色んな所を回った結果、やっぱり上空から見下すほうが効率が良いって、まさか別の猛獣の群を発見した。しかも都合よく襲われてるミス姉妹を見つけた。あとは略して今の状況になった。

 別にオレの出番があんな一瞬だけだからで拗ねてるじゃないぞ!!むしろ出番欲しくないもん!平和に過ごしたいし!


 おっと、見知りの顔があるようだが……キマイラもどきたちはアイツを守って指示を従うように見えるだな。

 もう一度……股間を潰したり、腕を凍ったりする?もしくは、身体と血液と一緒に凍てつくほうがご所望か?おやおや~、行けない行けない、邪魔者を蹴り飛ばすペガサスは私刑なんかしないぞ。

 だから、今は……この金ぴかを撃退して、周りのキマイラもどきをなんとかしないとなぁ。



 「フシー、プルプル、ヒィィイー。(そういえば、お前の落とし物を拾ったぞ、)」


 何処かに蹴り飛ばされたライガードは無視して、偶然ッ、本当に偶然に拾ったアルメリア花飾りをミス姉に返すために、妹を庇ってるミス姉妹に向かってゆっくり歩いた。

 はあぁ……金ぴか坊っちゃん&キマイラもどきの群を撃退しよ!と大口を叩いたけど、オレ、実はすでにボロボロっすよ……

 ユウシャと戦ったのと走り回ったせいでスタミナはほぼゼロになってるし、サゴーゾもどきに殴られて酷く怪我してたし。正直に言うと大ピンチだね★

 できればキマイラもどきたちをまとめて凍らせたい、だとしたらこの始まったばかりの戦いの終わりが近くなるぞ。けれど、いくら最近冷気を操るのが上手くなったとしても、今のオレができるのは精々動きを止めることだけ。

 ごめん……氷漬けをするのはまだ無理っぽい。

 故に、答えはオンリーワン、ミス姉妹を連れて逃げる!!

 ……あとにしよっか。ほらぁよ、落とし物だよ。ちょっと、何その顔?変なモノを見たような顔なんだけど。


 「来んな!来んなって言ったんだろ!この人型キマイラ!!」

 「ヒィィ―ン!?プルプルッフシー!!(人型キマイラ!?ンなもんあるわけねえだろ!!)」

 「エルはあたしが守る、お前みたいなバケモノにもう近づいてさせない!!」


 生まれたばかりの子鹿のようにぷるぷる震えてるとしても、妹を守るために頑張って勇気を出して前に立つとは、立派な姉だなお前は。

 よしー、とりあえず人をバケモノ呼ばわりするなんて、氷でデコピンされるとしても文句はないよね。


 「ぷるるんっ、フシーフシー……(そっちだって野蛮で凶暴で胸がないし……)」

 「エル、なんでだろ……言ってることが一言も分からないけど、あたしの悪口を言ってるだけなぜか嫌ほど分かった。うん、死んでくれないかな?」

 「止めましょうお姉ちゃん、私たちだけじゃキマイラに敵いません……あら?キマイラがお持ちしてるのはお姉ちゃんの花飾りではありませんの?」

 「よく見たら、馬頭の下には、見覚えがある服を着てるな。」

 「まさか!?ディケイさんが殺されて、身体が乗っ取られましたか!?」

 「ご愁傷さま、じゃー燃やしてもいいよね?」

 「良い訳ねーだろ!もうすぐ死にそうだけど、勝手に人を殺すな――ぐわっぱ!!」

 「やっぱりあんたか……先あたしのどんな悪口を言ったかはぁ!?」


 オレがデコピンする前に、逆にミス姉に殴られちゃった……

 なぜバレた……馬の覆面は一度も彼女たちの前で被ったことがないはずだが!?

 もう馬面で顔を隠す意味はないから、闘技大会で使った氷の仮面を被ろう。その方が喋りやすいしね。


 「私たちを甘く見ないほうがいいですよディケイさん。あなたの特徴はしっかり覚えていますよ。」

 「そもそもあたしの悪口を言う人はあんたしかねえし!」

 「怪我人に暴力を振る舞うとは……まぁ、もう緊張とか恐怖とかなくなったでしょう?だったら早くミスエルを連れて逃げろ。オレがキマイラもどきの行動を止めている間に急げ!ついでにこの近くに倒れてるライガードもたのむ。」


 苦しい……流石に大範囲で冷気を操って猛獣の群とお坊ちゃんの行動を制限するのがまじ大変……

 てっおい!だからふざけんなつーの!身体能力が高い加えて魔法?魔術?キマイラだったらどっち!?もういいよ!それぞれの個体は違う魔法にも使えるなんて、無理ゲーじゃないかおい!!

 一つの方向しか飛んでこないとは言え、冷気を操りながら氷の盾で防ぐのが辛ッ!今すぐ止めたい!

 

 そういえば、真っ黒い姫が逃げる時、親という単語を言ったな?

 親ってもしやキマイラもどきに命令を下すキング/クイーンキマイラもどきみたいなもんか?

 だとしたら、あれはどこにいるの?頭が悪そうな坊っちゃんには見えないし。


 「ちょっと待って!?今は地震が起こるタイミングなの!?ふざけんなつーの!」

 「ディケイさん――っ!!早く其処から離れてください!!」


 オレの直感もそう言ったから、とりあえず空中へ逃げよう――

 …………すまん、隣に転がって避けるか、あるいはダッシュで離れるほうが正解かも。

 なんでこんな所にハ○ルボッカみたいなキマイラもどきが居るんだ――ッ!!

 先オレが立ってる地面は突っ壊れて、その真下からでかい口を開けてるモグラと魚を合体させたキマイラもどきが飛び出てきた。

 チッ、やばい大乱戦になるかも知んれが、一旦冷気の操作を止めて、でかい氷柱でオレの真下に居るキマイラもどきを物理的に口止めしよう。


 「一つじゃ足りなかったら、おかわりしてあげるよ!」


 確実に地下に潜れるキマイラもどきを口止めで殺したあと、解放された他のキマイラもどきはどっかに逃げた……ようには見えないな、どっかに姿を隠してるのか?

 代わりに、バカ坊っちゃんの後ろにあるのは、巨大なキマイラもどきが現れた。簡単に説明すると、近くの二階建てよりでかいんだ。

 蝙蝠だと思わせるような頭で、左手はなにかの触手でさらに右手はカマキリの鎌。加えて上半身はダイヤモンドゴリラのみたいに頑固な身体の後ろに、クジャクのような扇状の羽がついてる。そして最後に下半身は馬のように見えるが、四本の足だけバッタの足を組み込んだのはなぜだ!でいうか、あんな何時折れても可怪しくないほど細い四本足って、どうやってあの巨体を支えるの!?

 とにかく、色々おかしな所があったキマイラもどきだ。しかも七種類も組み込んだなんて、間違いなく特別なキマイラもどきだ。

 親……じゃないよね?



 突然に混合キマイラもどきが現れたせいで、先手が取られた。かなりの距離があるため、混合キマイラもどきは触手で攻めてきた。反応できないわけじゃないけど、なかなか素早い触手だね。

 盾で防げないので、もちろん後ろにジャンプして躱した。直接受けてないのがまじでよかった……じゃないと地面のように触手に一部打ち砕かれたわ。

 パワーとスピード、両方も持ってるエロ触手か……厄介だな。


 「ディケイさん!お姉ちゃん、私たちも戦いましょう!」

 「いや!でかいやつはオレがなんとかするから、ミス姉妹は周りを警戒してくれ。他のキマイラもどきも気になるしね。ついでにライガードも頼んだ。」

 「他の獣が現れたら、あたしの魔法で知らせてやるよ。」

 「任せてください!ディケイさんの背中は私が守ってみせます!」


 そこまでしなくても良いんだけど、とにかく今はその親もどきに集中しないと。

 だが、その前に、検証したいことがあるんってね。


 「無駄な足掻きを。ミックスキマイラ・クイーンはいかなる方向からの攻撃でも、この私を守ることができますよ!」

 「(自爆発言ご苦労さん。)」


 試しにバカ坊っちゃんに撃ちだした氷柱は一本残らず、あのでかい鎌にみじん切りされて綺麗な氷の塵となった。

 アイツが自爆したように、親もどきは優先的にバカ坊っちゃんを守るらしい。

 命令はできるが、守るという行動は最初から条件反射の形で親もどきに植え付けたのようかも。

 結果的にバカ坊っちゃんを無力化して騒ぎを終わるという手が無くなったのも当然だ。

 と言っても、別のことが試したいね。両手の動きは素早いのが分かった、だとしたら足はどうかな?見た目的には動きが鈍く見えるし。


 とりあえず、後ろに気をつける必要は暫くないから、オレはあっさりと親もどきに向かって走っていた。

 経験とはいえ、コイツはあの蜘蛛とアイスゴーレムよりでかいから、同じ対処法は効くかどうかも知らねし、でも諦めたら試合終了だもんね。

 襲い掛かってきた触手を避ける同時に、ほぼ死角から振り下ろしてきた大きい鎌を脆い氷の盾で身代わりにしつつ、やっぱり今すぐ逃げたいという考えを抱えて親もどきに突撃する。

 だが、正面突破する考えは最初からないので、オレは次に踏み出した一歩で氷の一本道を作った。もちろん最近めっちゃハマった冷気操作スキルでね。あと、正面突破はバト○ピ初代の主人公でやれ!

 後ろから触手が追ってきたので、作った氷の道でスライディングして加速する。そして、氷道は丁度いい親もどきの巨体の下に行ける。


 「あなたの巨体に、フロストッ、スターダスト――!!」

 「■■■■■■――――ッ!!!」


 スライディングで巨体の下に通った瞬間、事前に右手で準備した魔粒子を氷の礫に変えて一気に撃ちだした。しかも効いたみたい、証拠として親もどきは謎の鳴き声を上げた。多分、悲鳴かも?

 奇襲はこの一撃しかないから、反撃される前にアイツの巨体の下から逃げよう。


 「<――敵を射抜け!>フレアアロー!」

 「脅威にならないから放っておいたのに、はぁ……クリスタルシールド。」

 「この私の魔法を防いたですって!?そんなバカな!魔結晶によって威力が上がったはずなのに!!」


 どっかの腹黒い商人にても騙されたじゃね?まぁ、お気の毒に。

 ん?クジャクのような羽をスッと立ち上がってなにをするつもり?しかも頭も深呼吸してるように見えるんですけど、親もどきはまた変な攻撃をするのかい?

 次の瞬間、親もどきの後ろにある羽がミサイルのように発射した。それと、オレが空中へ逃げるのを予想したみたいに、蝙蝠頭が空中に向かって力強い音波を出した。

 オレの予想がめっちゃ外したから、軽くパニックになったけど、当たる前に足下に貯まった魔粒子の噴出で回避でき――え、ウソ!?動いてないなんで!?

 仕方ないからベストを脱いて身代わりにした。強力な音波を受けたベストは無残に爆散した。

 銀貨十枚が――ッ!!!


 くそっ!ベストの仇、銀貨十枚の仇は必ず取る!!

 でも音波が出してるとき魔粒子が動かないということに対して、情報が少ないな……対策もできないし。

 あっ、また音波を出すための深呼吸をしてるな!そうはさせないから!と、魔粒子で加速できるナイフ二本を蝙蝠頭に投げ出した。

 一直線飛んでくるナイフだと思って、親もどきはただ鎌を前方に構って防ごうんだけど、残念。オレのナイフは曲がれるんだぜぇ。


 「■■■、■■■■■■■■■■■――ッ!!!」


 二本のナイフが見事に蝙蝠頭の両目に不意打ちしたあと、親もどきは苦しそうに謎の鳴き声を二度上げた。ついてに真上に音波を出したので、これはラッキー。

 まぁ、普通のナイフは曲がれないからな。びっくりするのも仕方ない。


 「まずい、このままだと、親が倒されてしまいそう。子たちはまだ食糧を見つかっていませんか!!」


 子たち?食糧?何を言ってるのかさっぱりだが、とにかく今は親もどきを倒すチャンスだな!

 今度こそあの蝙蝠のような目を二度と物を見えないように、ナイフではなく氷柱で撃ち抜いてやる。


 「ディケイさん!すみません、キマイラが三匹あちらに飛んでいきます!」

 「分かった、そっちは任せた。っておい!ライガードてめぇいつまで落ち込むつもり、さっさと働け!!」


 ミスエルが言った通り、鳥型のキマイラもどきが三匹こっちに向かって接近している。あれ?でかい鷹の爪なにかを掴んでる?

 チッ、邪魔されるかも知れないから、先に撃ち落とすか。


 「………………す………………て」

 「だ…………た………………け…………」

 「……………………たすけて――ッ!!」

 「なんでちびたちが掴まれてるの!?どっかに逃げて隠れたじゃないのか!?」

 「ようやく見つかりましたか、親への食糧を。」


 くっそ!食糧というのは生の人間か!親もどきに辿り着く前に、早くちびたちを助けなきゃ!


 「現われろ、地下に潜む子たちよ。親の食事を邪魔させるな!!」


 と、地面が割って大量なモグラのような小型キマイラもどきが湧いてきた。そして親の食事を邪魔させないため、オレの前に立ち塞がってる。

 この時のために沢山の小型キマイラもどきを残したのか……邪魔すんなって言ってんだろかモグラどもッ!!

 鳥型キマイラもどきに向かって撃ちだした氷柱が、すべて跳ね上がった小型モグラもどきたちに受け止めた。いくら撃ち殺すとしても、モグラもどきは親もどきのために自ら命を捧げてオレを邪魔してる。

 やめろ……やめるんだ……!!


 「美味しい餌を用意してあげました。さぁ……親よ、食事の時間だ。」


 親もどきは上に向かって大きく口を開けるまま、餌呼ばわりされてる三人のちびを、鳥型キマイラと一緒にパクッと食べちゃった。

 口が閉ざした瞬間、オレは聞こえた。

 ちびたちが助けを求めてる叫びが、一瞬で悲鳴に変えた。

 オレは……また何もできないまま、誰かの最後の瞬間を目撃した。

 また助けなかった……セッカの時もそう、オレはちびたちを助けられなかった……


 あああぁぁぁぁああぁアアアァァああああぁぁぁぁああががあがあぁあぁ――ッ!!!!!!

 ……オレは頭を抱えたまま、声なきの絶叫を上げた。



 (あぁ……またやっちまったな……)


 ため息しつつ、オレはなにもない白い世界を眺めている。

 絶叫しながら怒りに取り込まれたか……セッちゃんの時は怒りと悲しみがどっちも半分だけど、今回は怒りのほうが八割らしい。

 前はあんなに格好つけて、もう二度とこっちに来ないよっと言い出したのに……一ヶ月も経っていないのにもう戻ってきたのか……

 それにしても、アイツはどこ?確かウィックだっけ?


 「……………………………………お~い、いるのかウィック~!居たら返事してくれ~!」


 返事がない、ただの誰も居ない世界だった。

 ん?可怪しいな……急に眠くなってきた…………すぅぅ……


★☆★☆


 一体なにが起きましたの?急に意識が失ったディケイさんの身体……正確的にディケイさんの右胸から黒い粒子が大量に湧き出してきた。しかも大量な黒い粒子はディケイさんの左半身に包み始めた。

 そしたら、黒い粒子が形を変えて、ディケイさんの左半身、むしろ腰以上の部分は黒き結晶に包まれた。

 黒き結晶に対して、私はそれを見たことがあります。結晶化となったお母様と同じ状況です……


 「はぁ……面倒くさいな……死人に切り替えて面白いの?まぁ、気持ちだけ僕にも分かるけどよ……」


 ディケイさん……?んん、違う、あれはディケイさんではなくて、ディケイさんの身体を乗っ取っただれかのようです。

 どうしよ、飛んでるキマイラと捕まれた子供たちを食べた大きいキマイラは、命令を下す金色い人と周りのことをまったく気にせず、ただひたすら暴れ始めた。


 「ふ~ん……状況がよくわかった。要するにこのでかい獣を殺せばいいんでしょう?面倒くさいからダイヤモンドダストになってくれ。」


 と、ディケイさん(?)に狙いをつけて襲い掛かってきたキマイラの触手が、彼に触れる前に一瞬で黒い粒子に囲まれて、黒く輝く氷結晶に変えられました。

 凍てつかれた触手を無視して、ディケイさん(?)はまっすぐにキマイラに接近する。同時に、黒く輝いてる氷結晶はまるで意識があるように、少しずつキマイラの身体に侵食している。

 色んな獣が混ざったおかげで、大きいキマイラは本能的にやばいと気づいて、鎌で自ら凍られた触手を切断しようと思いましたが。鎌が触手に接触した瞬間、鎌の方も氷結晶化し始めた。

 どうしたんでしょう……今のディケイさんは、すごく禍々しくように見えます。完全に別人のような気がします。

 彼が歩いた所に黒い氷結晶が急成長した花のように生えてきた。綺麗ですが、ディケイさんらしくありません……


 「もう諦めたの?早いね~僕はまだ始まったばかりなのに……」


 大きいキマイラは……身体の大部分が黒い氷に侵食され、もう動ける部分は頭しか残っていません。

 ですが、氷の侵食は止まっていなかった。徹底的に大きいキマイラを殺すため、結局キマイラはまるごと凍られました。

 そして、ディケイさん(?)は大きくて黒い氷結晶となったキマイラにとどめを刺すため、上空から巨大で黒い氷柱を落としました。

 砕かれたキマイラの屍は黒く光ってるダイヤモンドダストとなって、風によって散りました。


 「あっけなく終わっちゃったな、また満足してないのに……金色い人も逃げられたし……あらら?ライガードじゃん?なんでそんな『この世はもう終わった……死にたい……』顔にしてんの――ぐぅぬ、ぬぁぁああああぁぁあああああ――ッ!!」


 え、なにが起きましたの?どうしてディケイさんは苦しそうに叫んでいますの!?


 「――――邪魔するな……あなたの怒りは分かってる、だから僕は無力なあなたの代わりにキマイラの偽物を片付いた。残るのはがあああぁあぁああ――ッ!!」


 悲鳴を上げながら、ディケイさん(?)の周りに浮いてる黒い粒子変な動きをしつつ、ディケイさんを中心にして周囲を凍り始めました。

 そして黒い氷は段々私たちに近づいてきます、まるですべてを凍て尽くすように。

 助けてください!ディケイさん!!


 「助けを求める声を聞こえたから、参上だにゃ!」


 私たちの前に急に尻尾が二本持つ猫の獣人(ビースデア)が現れ、同じ黒い粒子を操って同じ黒い氷を生成してディケイさんのを相殺しました。


 「じゃ、またね~。あと名前はツカサだからにゃ!で、そろそろ起きにゃせいバカッ!」

 「――勘違いするな!僕はあなたの別人格なんかではない!僕はガフン――ッ」

 

 わざとのように名前を強調した猫の獣人(ビースデア)は猫の姿に戻って、素早くディケイさん(?)に接近して、ネコパンチでディケイさんを殴り倒しました。と、ディケイさんの頭の上に眠りはじめました。

 黒い粒子も……消えました?

 それより、ディケイさんは大丈夫ですか!?

リアルに色々があって、やっと書く時間がありました。

そして、更新しました。


今回の暴走は前回のと違って、ある意味レベルアップした。

ツカサ本人にも少し影響があるので、それは次回で語ります。


次回予告:だが、ツカサは私刑をする。

内容は、タイトル通りです。

それでは、できる限り1月に更新するですが、

どうぞ期待しないように待ってください。

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