表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者召喚に巻き込まれた後、いきなり死んだ  作者: アキラメル
第一章 甦りのフロティスト
19/52

vsエリス&ヴァーリ② やめろおぉーーッ!!


 敵はヴァーリ=ブレイズという女たらしと、エリス=カラーというポニテっ娘、二人が居るから、出来る限り囲まれないように戦おう。

 つうわけで、一番弱そうなヤツを最初にやっちゃう方が良いんっすよ。こういう場合、つまり女たらしを先にやっつける。

 誰かが言いました、男と戦う時はまず行動力を奪ったあと、次に視力を奪って、最後はただターゲットを気絶させる。

 まあ、簡単に言うと、股間を蹴った次に目を挿して腹パンでとどめを刺す。

 なぁ?男に対しては超~効くでしょう?

 ……だが、女に対して、オレは手も足も出せない。むしろ手を出したら、セクハラ罪に訴えられる。

 なので、全力で女たらしを殴るぞ♪


 「今だ!行けえ、ウサギ、やれえぇ!」

 「後ろから!?」

 「いつの間に後ろに回したの!?」


 おっしゃあ――っ!シンプルな罠にかかったぜ!

 オレが言い出した指示を聞いたあとの女たらしとポニテっ娘は、反射的に頭を後ろに向いていく。

 アイツラがエアウサギという罠に気を取られた隙に、事前に足元に集めた魔粒子の塊を、足を踏み出した瞬間、一気に噴出して速度を上げて、女たらしを殴れるまでの距離に近づきます。


 「歯を食いしばれええぇぇえええぇえ――!」

 「くぅ、バカな!?」


 オレがやつの美形な顔を拳で殴ると思った女たらしはさっそくボクシングの構えで顔を防いくのつもりだが、残念、それもただのフェイントでした。篭手を纏た左手を振り出した同時に、パンチを振るため先に踏み出した右足を右に向けて九十度曲がって、そして左足が女たらしの股間を狙っておもっきり膝蹴りでアタックする。

 予想外の不意打ちを受けた女たらしはガードできずに、膝蹴りを直接に食らう。受けたダメージが大きすぎて、女たらしは両手で股間を庇う。

 うわ……痛そうけど、敵だから仕方ないっか♪

 次は右手にチョキを出して、やつの目を挿すことにより視力を奪う!

 目が急に燃えるような痛みを受けた女たらしは悲鳴を上げたいが、上手く上げたらすぐ隣りに居るポニテっ娘に気づいちゃって、全部台無しになるから、その前に気絶させないと。

 故にオレはトドメとして、ヤツに腹パンを一発奢った。痛みがすでにマックスに辿り着いたせいで、もう悲鳴を上げることができなくなったが、念のためにデザートも奢ろ!

 オレの後ろに高速で土魔法を使って穴を作って、そのあと女たらしの手を掴み、背負投で穴に向けて投げ出す。

 このコンボ技を使うために掛かった時間は十秒も足りず、初めて使ったけどよく出来ました。


 よっしー!タクティカ○・テイクダウン達成だ!

 まぁ、一応保険として、女たらしの身体に座標を設置したけど、多分役に立てないから良いや。

 邪魔者はすでに排除したぞ、残りはポニテっ娘だけか……

 銃さえあれば、ホールドアップができるのに……いまは対策もないので、一旦後ろへ下がろ。


 「後ろが何も居ないんじゃない……あれ?ヴァーリは何処に行った?」

 「何処かでサボっているじゃねえ?気づいたらそこから居なくなったぞ?」


 実は偽CQCで強制的に気絶させて、投技でゴミのように穴の中へ投げ捨てたっだけ。

 まあ、ある意味サボっているから、ウソは言っていないよ?


 「で、また一対一に戻ったぞ?お互いのために、こんなバカげたことを早く止めよう?」

 「私だって戦いが好きじゃない、だから『ホワイトデビル』の情報を教えて。そうすると撤退の言い訳もできるよ。」

 「意味分かんないこと言うな!オレはお前らが言ったあの虐殺を行った『ホワイトデビル』じゃねえよ!オレの髪の色はついこの間まで黒に近い茶色なんっすよ!」

 「白い髪を持つ魔人族(ディスヒュマ)雪女(フロティスト)しか居ない、それに雪女(フロティスト)は女しか居ない。そういう訳で、雪女(フロティスト)の中にいる唯一の男って、あなたしか居ないよ?」


 冤罪だああぁーー!デカチチ女のあとまた冤罪が一つ掛けてきたよ!

 あんたらはどんだけオレに冤罪を掛けたいなの!?

 むしろオレが眠った一ヶ月についてすごく知りたいわ、知ってる人は詳しく教えてください!


 「オレは何にも知らねえよ!とにかく、オレは『ホワイトデビル』じゃねえ!」

 「もう……口が固いヤツだな……どうやら調教と拷問が必要みたいわね?」

 「拷問は分かるけど、なんで調教も中に含めているの!?」

 「私はねぇ~、あなたに会ったあと急に閃きしちゃったわ。親たちに従え、好きではない男性と会わせて、最悪は結婚されるよりも……自分で男を一人捕まえて、私を逆らえない好みの類に育成すればいいんですよ~♪しかもお見合いを防いける盾にもなれるし。」


 お前は由○子さんかい!?オレは育成されたくないわ!

 むしろバッドエンド2へ突入したくない!

 ちなみにバッドエンド1は奴隷として誰かに売られたってこと。


 「だ・か・ら、私のものになって♪」

 「働かずに飯を食えるのは実に良い提案だね~」

 「そうですよ、私のペットじゃなくて、私のおもちゃとして一緒に未来を過ごすのはとても魅力的でしょう?」

 「だが断る!オレの心はセッちゃんの物だ!故にお前にやらんぞ!」


 横から飛んで来る氷柱は盾を展開して防いた、もうこの照れ隠しを慣れたわね。

 素直に喜べばいいんじゃない?

 ヤレヤレと呟いながら、ポニテっ娘は双刀を左手で逆持ち右手で普通に持つのポーズで戦闘態勢を構えた。

 口説きがダメなら武力でオレを屈服させるのつもりだね……って結局戦うかい!?


 「エリス=カラー、未来の為に参ります!」

 「オレの未来だろかあああぁぁぁあああ――っ!!」



 先手があっさり取られた……

 いつものように魔粒子を噴出して一気に距離を縮めるのつもりだが、以前対ウサギ用のために作った沢山の落とし罠の一つが急に爆発した。そのせいで、オレは二秒くらい注意力が別のどころへ移り、再びポニテっ娘に戻る時、アイツはもう姿を消した。

 流石女王に気づけず、後ろから襲撃を起こすことができるとは、やっぱ半端ないスピードを持ってるね。

 でかあんたの本職って騎士じゃなくて、実は暗殺者だろ!?

 だがそんな丸出しな攻め方はオレに効くわけがない!いくら雪が足音をほとんど無くなったようにしたとしても、オレは絶対に聞き逃さんぞ!

 聴覚拡張、オン!


 『ドカン!ドカンドカンドカンッ!ドカンドカンドカンドカンドカンドカン――ッ!!』

 「クンギャアアァアアアアアァァ!!」


 沢山な音が耳の中に流し込んできた、ほとんどでかい爆発音しかないから、びっくりするほど変な悲鳴を上げた……

 一瞬聴覚が失いそう、でいうかあと少し自滅したよ……


 「フン、後ろからか……アンガアアアァァアァアアアア――ッ!!」


 殺気を気づいて後ろへ振り向け、双刀の攻撃を防御するために篭手を上げたが、まさか炎の矢が飛んでくるとは、完全な予想外でした。

 故に、炎の矢はガードが間に合わないオレの右足に刺した。

 熱ぅ!すっげー熱いなんですけど!?

 なんってことだ……炎の矢がたっだ一本射されただけで、身体が溶けるほどな熱さを感じた……

 人間をやめて雪女(フロティスト)になったから、焔に対する耐性も大幅に下げたなの!?

 矢は後ろから飛んできたけど、反撃をしたい時にはもう誰も居なくなった。

 汚え!ヒットアンドアウェイを使うなんでマジ汚えぇ!

 ん?何もしてないのに、どうして篭手にある氷柱は、前よりちょっとちっちゃくなったの?

 飛び道具の対策を考えなくちゃ……で、考える時間さえ与えずほど、周囲から炎の矢が沢山飛んでくる。

 逃げる所は、空中しかないっか……

 そこへ逃げたら袋の中の鼠になるけど、人の希望を潰すのは面白いからあえてそっちに行きます~

 という訳で、魔粒子の塊X4、いつものどころに装着!

 そして空へジャンプ!


 やっぱりね、跳んたあと四方八方から、むしろ三百六十度から炎の矢が飛んで来る。

 外から見ると、オレは直径15メートルくらいの緋色な球体の中に閉じこまれたでしょう?

 だが大丈夫、オレには隠し技が持ってる。

 事前に女たらしの身体に座標を設置しましたのが正解みたいね。別に魔氷の盾を全方位展開しても問題ないけど、ダミー人形を作るより面倒くさいから、手抜きします~

 しかもポニテっ娘の位置も分かることができます、言わば一石二鳥だね~いや、ついてに女たらしを一足踏めることができるから、むしろ一石三鳥だね。

、ダミー生成、スタート!同時に近道クラッカーも作りましょう!


 電磁レンジみたいにチンッした効果音が口から出したあと、炎の矢で作った球体がオレとの距離が段々縮めている。そろそろ逃げようかな?

 魔粒子の塊を一つのダミー人形に変えて、オレと同じ位置に浮いていると確認したあと、素早く空間魔法で作った歪みの中に逃げ込んだ。


 「グケガッ――!!」


 一足踏むと思ったけど、反射的に受け身で着地したら、つい肘打ちで女たらしの腹に中った。

 うわ……すっげー痛そう……

 次の瞬間、大量な炎の矢で形成した緋色の球体は最小限まで収縮して、中心点で浮いている氷のダミー人形に中って、最後は大きい爆発を起こした。

 あれ?いくらオレがダミー人形の中に接触弾みたいな設定を仕掛けたとしても、起こした爆発がオレの予想よりでかい……多分、ポニテっ娘が撃ちだした炎の矢も似たようなギミックを仕掛けたんだろ……

 直接に防御してなくって本当に良かった!じゃないと今頃オレはマジで負けて死ねになったわ。


 衝撃波のせいで飛ばされた炎蓮騎士団ヴァーミリオン・ナイツの騎士と雪女(フロティスト)も居ますが、雪女(フロティスト)の方はフローとロティとティスがちゃんと受け取ったあと雪原に下ろした。ちなみに、偶に飛んできた騎士たちはちゃんと森の方へ蹴り戻した。

 背中にブースターバックみたいな装備を着けて、バージョンアップしたあと、やっぱ前と比べると完全に別人、じゃなくて別兎(べつうさぎ)になったわね。

 ちなみに、今使っているオーガスノービットの外装も、色んな量産機の一機のようです。

 てことは、隊長機がありますの!?


 爆発で生み出した衝撃波が完全になくなった直後、何もないはずの爆心地の上にポニテっ娘が急に現れた。

 はいちょっとツッコミしますね!あれは絶対にクロッ○アップですよね?ポニテっ娘はずっとク○ックアップしてるだよね!?


 「あっちゃあ~やり過ぎて『ホワイトデビル』のような人は塵になっちゃった……けど、私の玩具になる男がこれくらいな攻撃も防げないとは、ちょっと残念だわ……」


 玩具になるつもりねえし!塵にもなってねえし!

 丁度いい篭手の掌にある拡散ビーム砲みたいなものを試す機会をゲットしたから、もちろん試す!

 集めた魔粒子を塊として左手で収束して、さらにポニテっ娘に照準を合わせたあと、ビームが手から発射するシーンを想像しつつ、収束した魔粒子を一気に撃ちだす。

 魔粒子砲さえポニテっ娘に中たれば、絶対に気絶させます!

 バリアみたいな面倒くさいものは多分ない、と思う……


 結論、フラグは勝手に立たない方が良い。

 マジで有るんだ……バリアらしき防御魔術は……

 全力で撃ちだした魔粒子砲(仮)がポニテっ娘に届ける前に、前方五メートルくらいの処で、空気が急に渦のように時計回りして、それに中った魔粒子砲(仮)は吸収された……むしろ中和された!

 もし女たらしとポニテっ娘が同じ魔術を展開したら、こちらの飛び道具は完全に効かなくなるでしょう……でいうか近接戦闘しか効かねえじゃん!?

 ……なんか腹立つ、とりあえずオレの下にいる死体らしきものをもう一足踏んでやる。


 「おりゃッ!おりゃああぁぁあ――ッ!!」

 「グアッ!グキャアッ!!」


 一足どころか、二回踏みました♪えや~気分が良くなったわね~♪

 チャッキンと篭手から音が出した、いつの間にか柄を閉じ込めた二本の氷柱が消えていました。

 長いのを抜いてみよ……こ、これは!?



 長い柄を篭手から抜けだしたら、氷で出来た両刃の(つるぎ)が生み出した。

 氷の(つるぎ)の長さはこの前アリス城で拾ったロングソードと同じようにおよそ九十センチ、一度も剣を使ったことがないけど、なぜ使いやすそうに見えますね。

 よし、これでポニテっ娘と接近戦を始めよう。

 製作者は誰かが知らないけど、篭手の色んな隠しギミックから見ると、氷の(つるぎ)にも絶対なにか面白いギミックを仕掛けたんだろ?

 ポニテっ娘との殺し合いが始まる前に、もう一つの保険を仕掛けよ。

 そう、保険というのは空間魔法を使うために必須の座標です。


 一つ目の座標が正体は篭手である手縄に設置した、二つ目が女たらしの体上に仕掛けた。

 なので、三つ目を氷柱として、ポニテっ娘に撃ちだし、無効される前に塊から魔粒子を噴出するにより、軌道を変えてそこら辺に落ちる、座標として固定します。


 「ターゲットロックオン、アイシクルブラスター、全弾発射ッ!!」


 穴の中で事前に用意した八本の氷柱を、それぞれ違う方角から同時に撃ちだす。

 一本だけで良い、それを雪原上に挿すことにより、座標の設置が完成する。


 「へぇ~♪まだ生きているんだ~♪ちょっと嬉しいね、けど飛び道具なんで私に効かないよ。中てる前に、私の『フレイムウォール』がまとめて融けちゃうから。」

 「もしそれが何かに触れた瞬間、自動的に爆発しちゃう爆弾なら、ダメージくらい与えるでしょう?」


 もちろん、ただのブラフです。

 こんなに大量な爆弾氷柱を作れるなら、クモやゴーレムと戦う時もうとっくり使ったよ!

 今は一本の爆弾氷柱しか作らないよ!


 「ならばブレイズバーストで氷柱をまとめてぶっ飛ばすしかないね。」


 と、氷柱が進む方向に向けて、合計八つの火の玉を発射し、爆発で爆発を飲み込むつもり。

 よし、今のうちに軌道を変え、座標を設置した唯一の氷柱を曲がって雪地に挿す!

 そして氷柱が火の玉とぶつかって、爆発を起こした同時に、右手で自然に剣を持つ構えで突撃し始める。


 「ブレイズバースト、一斉射撃ッ!」

 「ちょっと!オレの真似をするんな!」


 なんで多方角から!?しかも火の玉の数もオレの氷柱と完全に一致してるじゃない!?

 まとめてこの剣でホームランしてやる!

 ……のはありえないね~どう見ってもあれは触れたら即爆発する火の玉だから。

 逃げ道は後ろしかない、だが正面突破のほうが面白い!

 魔粒子を氷の形に変えて剣に付着して、火球に向けて氷を振り出す。

 その瞬間、剣身が急に分離し、まるで蛇のように前へ伸びる。


 こ、これは!蛇腹剣じゃないか?別の名はガリアンソードという、素晴らしい武器じゃないかい!?

 隠したギミックはやっぱ最高っすね!

 今日からコイツの名は「氷閃剣=追蛇」にしよ!


 放した氷の塊が火の玉と撃ちあって、再び爆発という名の花火を作り出した。

 綺麗だね~淡い紫色と緋色を混ぜた花火、マジで座ってゆっくり見たいね。

 もし前から双刀を持つ、黒に近い紫色のポニテが立って笑っている少女が近づいてこないなら、すっげー喜ぶよ……


 「私の玩具になりなさい♪でいうかあなたの名前は?」

 「あんたはオレと同じタイプな人だから、特別に名を教えてあげる。オレの名はツっ……ツァール、よろしく、あれ可怪しくない?」

 「分かったよ、これからはツーちゃんと呼ぶね♪」


 そのアダ名は流行っているの!?

 でいうか重い!双刀をガードしてる左手が震っているぞ!力ちょっと強すぎない?

 長く続けるとただの力の比べ合いになるだけ、故にポニテっ娘が右手の剣を回して逆持ちのまま、オレの頭に向けて挿す。

 だけと剣の先端がオレの魔氷の盾とぶつかって剣を弾ける、先に魔粒子の塊を近くに置くのは正解だった。

 同じタイプな人間と戦うのはマジ厄介だわ……


 「私の思うことをよく分かっているね、やっぱこれって運命かしら?」

 「運命じゃなくて、ただお互いの考え方が似てるだけ!」

 「それって赤い糸に結ばれているじゃない♪」

 「火で作った真っ赤な糸でオレの小指にこっそり付けるな!」


 急いでその糸を気付き凍てついて良かった……

 恐らく、ポニテっ娘の次の動きはゼロ距離でオレに向けて炎の矢を撃つでしょう。

 何処かに隠れたのは知らないが、絶対に弓を持ち出さないようにアイツを牽制しよ。


 「私の次の手は炎の矢を放すと、あなたは今そう思っているでしょうね?」

 「それはどうした?あんたの手が双刀を放さない限り、弓を使えなくなるぞ。」

 「もし私がその不可能を可能に実現したら、ツーちゃんが私の玩具になるの?」

 「だが断るって言ったじゃん!?やかましいわあんた!」


 やってるもんならやってみろよ、出来ないにオレは賭ける。

 だが、予想外な事態が常に起こる、わざわざオレを嘲笑うように。

 ポニテっ娘の右手で持つ双刀の片側、やつの柄が急に右へ折りて、そのあと左手で逆持ちしてるもう片側の柄が、右側が空いた穴の中に挿してドッキングした。

 よく見ると二本の刀が合体した後、弓の形になった。まさか……

 弓を分離して双刀になれる、そして双刀をドッキングしたら弓となる、そういう設定の二本一体(にほんいったい)な武器なの!?

 めっちゃかっこいいじゃん!?何処でこんな格好うぃ武器を買えるの?


 左手で弓を持ち、刃の部分でオレの篭手を牽制しながら、右手で弦を引くポーズを構えて、炎の矢を三本生成しオレに向けた。

 矢が一本中っただけで融ける程な熱量が伝えてきたが、もしゼロ距離で三本の炎の矢を同時に食らったら、身体が水分のように蒸発しちゃうだろ……

 しかも互いの距離が超近いので、空間魔法で歪みを作って、矢を女たらしの所に転移する案もできない。

 つうわけで、避けるしかない!


 「私の愛を受け取りなさいーーッ!ツーちゃんッ!!」

 「受け取ったらこっちがマジ死んちゃうから、絶対にやだッ!」


 と、ポニテっ娘が炎の矢を放す前に、オレは篭手でアイツの弓をしっかり握りしめるまま、自らの左手を軸心と扱って、雪地を強く蹴ってできるだけ跳んでいた。

 同時に、足元の紫色の塊から魔粒子を噴出する。その推進力を借りって、空中からポニテっ娘の後ろに回した。

 そのあと、オレの愛剣「氷閃剣=追蛇」をポニテっ娘の頸前に構って、降参しよと口説きし始めた。

 ちなみに、オレが後ろ回ったあと、ヤツが放した炎の矢が先オレが立っている処に挿し入れた。たっだ数秒に水たまりが出来ちゃいました……

 やっぱあれはフロティストだけに対して効果抜群の魔術かい!?


 「降参しろ、ポニーーじゃなくてエリス。今状況は明らかにオレに有利だから、あんたはすでに逆転するチャンスなと一つもないんだ!」


 悪役に相応しいセリフの匂いがプンプンしてるぜ……

 もう何回死亡フラグらしいセリフを言ったかな……数えていないから良いや。


 「ふ~ん、ツーちゃんって意外にお人よしさんですね……普通なら無言で無力化ができる敵をあっさり殺すのにな~」

 「くッ、それは……」

 「戦場で甘い覚悟を持って敵と戦うと、自分やだれかを犠牲するという一生な誤ちを簡単に犯すんだよ。」

 「だ、だがあんたの双刀と弓はこっちに届かない、攻撃する手段はもうなくなった。」

 「ね、ツーちゃんって私の武器『トリシューラ』のことを知っていますか?」


 召喚したあと手札とフィールドと墓地からそれぞれ一枚を除外する、あの巫山戯った三頭竜のことかな?

 あれには実に嫌な思い出しかないから、覚えだしたくない……


 「特殊魔導兵装=三重(トリシューラ)、名前の由来は黒い頭を三つ持つ竜の名前です。故に、私の三重(トリシューラ)も三つの姿があります。」

 「確か一つ目は双刀で、二つ目は弓……そうなると三つ目はもっとやばそうな物じゃないの!?」

 「三つ目の姿は両手剣です!」


 弓状態で垂直線にある二本の刀がいきなり分離して、そのあと磁石が互いを吸引してるみたいに合わせて一本の両手剣となった。

 双刀の合体が完成した後、ポニテっ娘が右足を上げて、オレの剣を怯えずに身体を回して、完璧に回し蹴りバージョンなラ○ダーキックを焔付きで再現してオレを襲う。

 一刻も早く篭手を盾のように構えて防いたが、力が強すぎるせいで、ちょっと後ろへ蹴り飛ばされた。

 追撃としてポニテっ娘が瞬時に焔を纏った両手剣を振り下ろした。今オレの体勢が崩れて、すぐに回避できないので、とりあえず「追蛇おうじゃ」を上げてガードした。

 クソッ!まだ続くのか、この終わりが見えねえタイマンは!


 「も、もう貴様を許さないんだーーッ!!燃やす、貴様が燃えカスになるまで燃やし続ける!フレイム・スフィアッ!!」


 面倒くさいな、女たらしがこんなタイミングで目覚めるなんで……しかも火の玉がオレを中心で球体となるように沢山放り出した。

 ポニテっ娘に対してすでに気が散れない状況になったが、よりによって更に女たらしを一人追加するなんで、もう最悪だわ!

 オレの集中力を試したいなら、まとめてかかってこいや!


 「クリスタルシールド、多重展開ッ!!」


 認知できる沢山な火の玉の飛ぶ軌道に魔氷の盾を設置した、これでポニテっ娘と戦う間に火の玉を全部防御しきった。

 ところで、デカチチ女は何処に行ったんだろ?女たらしの気絶状態の維持時間は最低でも三十分くらい続くんのに……今は十五分しか経っていないのに、実に変だな……


 「隙あり!これでヴァーリくんの恥辱を晴らすことができますね!」


 ちッ!姿が見えないと思ったら、女たらしを起こしたのはテメェか、デカチチ女ーーッ!!

 オレが防御できない後ろから数十本の氷柱を撃ってくるのは、正直いい策だな。いいセンスだと言いたいくらいオレを追い詰めたよ……

 ちょっと力を抜けたら、ポニテっ娘の両手剣に真っ二つに斬られる。その上に、もし魔氷の盾を一つ動いたら、雨のように降り続く火の玉がオレの身体をまとめて蒸発しちゃう。

 文字通り、燃えカスとなる……

 結局、何をするでもしないでも、「死」というバッドエンドに繋ぐから、もうダメだな……

 これで二度目の死を迎えるしかないよ……


 「諦めちゃっダメ!」


 もうすぐ戦う意志が無くなるその時、オレの背中からセッちゃんの声が伝えてきた。

 セッちゃんがオレの後ろに立っていて、出来る限り堅い氷の盾を生成して、デカチチ女の氷柱攻撃からオレを守る。

 だが、デカチチ女は攻撃を止める気がまったくない、むしろ氷柱の量を更に増やした。


 「あんたが居なくなったら、ユカちゃんは悲しくなるから、勝手に死んちゃダメ!それに、わたしも……」


 テレった!セッちゃんがやっとテレった!嬉しい過ぎて今すぐ抱きしめたいけど、マジ余裕がないからあとにしよ。


 「セッカさん、また……またあたしを邪魔しに来たか!」

 「どうやら、ツーちゃんと決着を付く時が来たわね……」


 ポニテっ娘が両手剣を引き上げて、重さがいきなり篭手から消えたせいでオレのバランスが崩れた。そして隙を見逃せずに、両手剣をテニスバッドみたいの使え方で腰に向けてオレを殴り飛ばした。

 着地の衝撃力は雪が吸収したが、打撃で生み出した衝撃について、オレの身体が全部受けった。そのせいで、多分、骨が二三本折れちゃいました……

 デカチチ女は太くて大きな氷柱を作り出し、セッちゃんの盾に向けて投げ出した。

 当然なこと、魔装化していない氷の盾はあんまり堅くない、故にあのでかくて太い氷柱が氷盾とぶつかり合って共に塵となり砕け散った。

 だが、あのバカでかい氷柱の後ろにはもう一本の鋭い氷柱が飛んできた。盾の生成が間に合わないので、鋭い氷柱がセッちゃんの右胸を貫いた。


 そして、セッちゃんが雪地に倒した。

 白くて無垢な雪が彼女の血により赤く染められた……


 「や、やめろおおぉおおおおぉおおーー!!」


 クソッ!動け!早く動くんだ!なんで今しか動けないんだ!

 セッちゃんを守らきゃ……

 オレがどれだけ手を長く伸ばしでも、結局セッちゃんに届かない……

 悲鳴を上げる前に、オレの視界が純粋な黒に染められた……

一章の終わりまで、あと本編二話+幕間三話


夏ってしんどい……

色んな虫が大量発生しちゃう……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ