沈静化
【ジーク目線】
「うぅ…なんだ何があった…」
記憶が曖昧だ…なんかクレーターできてる…
そういえば俺がやったんだっけ?薄ら覚えてるけどよく覚えてない。
目を開けるの上官の顔があった。逆さまになってる
あれ?膝枕?
「起きたか?ジーク…心配させるな」
てか、今ゾンビ共は?
「大量発生はどうなったんですか?」
全く見当たらない
「あぁ、あの三体以降強い個体は現れていない…他の兵士達が何とかしている。」
なら帰って…寝たい…というか今寝たい
「疲れたんで寝ていいですか?」
「ダメだ。」
「だって…お姉ちゃんの太もも気持ちいんだもん」
「そ、そっか…///」
こうすると弱いブラコン上官だが注意点はある…
こういう気が抜けたとにしか使えない…さすが軍人
それにしてもあんな気持ち悪いセリフでよくもここまで絆されもんだ。今自分で言って後悔した
「あとお前…調子に乗りすぎだ…あとでみっちり軍人の心得教えてやるから覚悟しろよ?」
え?なんでこんなに怒ってるの?俺…訳分からない
「私たちは戻るぞ…お前も早くたて」
「はいよ〜」
まぁ立てるぐらいの体力は…あれ?膝が笑ってる
「肩ぐらいかすぞ」
なるほど…いい匂いだ…それに…俺、変態じゃないぞ?これでも上官は美人鬼姫と呼ばれてるだ!スタイルもいいし!密かに…てか俺が広めた…だって訓練内容が過酷だもん!
まだバレてないのが救いだ…
これ…バレたら死ぬよな?
そういえば…
「俺、何人守れましたか?」
あいつらどうなったんだろう…毎日馬鹿やったり上官の愚痴大会…そういえば愚痴大会は上官にバレてボコボコにされたんだった。これもいい思い出だ
「あぁ…沢山守れたぞ…それでも被害は甚大たけど…な」
またあいつらとバカ騒ぎしたいな…そう言えば学校もあったんだっけ?今から三学期間に合うのか?あのノクスにも…ってか無理かまだ勝てなさそう
帰るのいいけどボロボロだ
「なぁ、上官…遠くない?というか誰も迎えにこないけど?」
馬が欲しいけどこの騒ぎでいなくなったそれに加えて他の兵士も見つからない…それどころか死体一つ見つからない。
というか焦げ臭い。肉が焼けたような…
「他のものも忙しいんだろう…まぁ歩くぞ?もう少し頑張れ。それとも鍛え直して欲しいから?」
「まじ勘弁してください!」
やっと見えた…本部…?!
な、なんかおかしくない?
「じょ、上官…」
流石に異変に気づいたらしい
「あぁ…」
それにくさい…何があったんだ?
それに…燃えている??まだいるのか…流石に俺たちに戦う余力はない。本格的にいよいよ最後か…まだ死にたくねぇ!やり残したことあるんだよ!
それに…あいつら…逃げれたかな?
「こ、これは…」
兵士が焼き尽くされてる…むごい
なんか奥に誰かいるぞ?
「ハハハハハハハハァ」
黒髪ロング、黒い瞳…それにノクスと服装が全く同じだ。
こいつなんだ?しかも笑ってる…
てかこいつ…ノクスの仲間なのか?ってことはノクスは敵ってことになるけど…
「あら、隊長?ってなんだただのそっくりさんだね。服装も…それよりあなた…あなたのそっくりさん見なかった?」
敵が俺たちに気づいたら…
なんだよまた巨大キメラ飼ってるんかよ
それにノクスのこと探してるのか?
「で?そいつ見つけてどうするの?」
「そんなの決まってるじゃない!連れて帰るのよ!目の前であいつら殺して隊長の苦しんだ姿が見たいのよ!」
この女やばい…?色々やばくね?
「(じょ、上官まずいっすよ!頭おかしい女ですよ)」
「(わかってるがもう少し情報を聞き出したい…があっちも同じようだな)」
さてどうしたものか…色々聞きたいのは山々だけとノクスの事もになるし…それにしてもノクスって何者なんだ?
人間違いの可能性はない?よな?
というかいきなり襲ってきた。戦闘スタイルはノクスと同じだ。だけどノクスの方が圧倒的に早いし隙がない…
今思えばあいつ相当強かったんだなぁ…
全回の俺なら多分勝てるだろう…でも今は連戦続きでヘトヘトだ…それにキメラも控えてる…なんだよこのボスラッシュ!
「あら、ごめんなさい…隊長に似ていたからついはしゃぎすぎちゃった。ご一緒に踊ってくれるかしら?」
普段の俺なら美人からの誘いは乗ってたかもれない。外見だけはいい!
「おっとすまない…流石に狂ってる女の相手は御免こうむるぜ」
「レディに恥かかせるなんて無礼な子…お仕置が必要ね?」
上官もていいっぱいだ…援軍来るかなあ…
「そっちの女は殺していいわよ!私はあなたを持って帰ることにしたから」
「熱烈な告白…どうもありがとう」
上官はあのキメラ達の同士討ちを狙ってるがなかなか狙えない。キメラの動きが統率できている…
あの女が操ってるのか?
これ…負けるのも時間の問題だぞ?
「どうしたのかしら?動きが鈍いですよ?」
「さっきまで戦ってきたからな!あんな趣味の悪いものお前の仕業か!」
「だったらなに?」
でも尚更分からない。目的が分からない…ここの近くに確かに街はあったけど重要拠点でもない。国からも遠いぞ?
「お前らなんのために…」
「実験らしいよ?あのジジイの考えることは私にも分からないただ人の多い場所で実験らしいよ。新型の試作実験のね。私にはよく分からないは頭いかれてる人間の」
「お前…自覚ないのかよ」
こいつにも仲間がいるらしいが
キメラはあたり一面を燃やしまくってる
「おい!無闇に燃やすなよ!なんでこんな…」
「実験のあと処理よ。それと口封じもかねてね。」
こいつら!
こっちは防戦一方だ
「おいおい…俺を殺さないのか?」
なぜかトドメを刺さない…何が目的だ?
「君の顔見てるといじめたくなっちゃうのよ。あの女殺してみようかしら?」
あの女って?!まさか?!
「じょ、上官!」
キメラ相手に苦戦している…
「F2〜。その女殺していいわよ〜」
あのサイコ女…キメラを操れるらしい
俺は咄嗟に水魔法をやつに飛ばした…
「ジーク!後ろだ!」
しまっ…
俺は斬られた。でも傷は浅い
もう限界だ…
あの女無線機取り出して誰かと連絡取ってる
「は?今いいところなんですけど?…あ、そう分かったわ…まぁなら帰るわ」
帰るのか…助かった
「F2!予定変更よ!帰るわよ!」
空から何か飛んできた…この世界にヘリコプターとか…世界観ほんとどうなってるんだ?
「また、会いましょうね。」
もう2度と会いたくねーよ!
「はぁーはぁーはぁー」
連戦続きで限界だ
「よく頑張ったな…今回は死ぬかと思ったぞ」
そんとそれな
「どう報告します?」
あの女とノクスとどういう関係だ?
「そう言えば上官…」
「なんだ…」
俺たちは大事なことを忘れている
「どうやって帰りますか?」
「知らん…」
俺たち死んだ?
「おーい!誰か生きてるか!」
援軍がきた!助かった
〜〜〜〜〜〜
【アレン(アリスのお父さん)目線】
最近大量発生について国際議会にて議題が上がっている…
アリスの騎士…ノクス君と同じ格好、同じ人種ぽいの女が現れたようだ。その女は魔物を操って街を攻め落としたらしい…
「では、そのものを指名手配するということで…それと…騎士ノクスには反逆罪の疑惑がある拘束および尋問」
な、なぜそうなる?
「異議あり!」
「なんだねパートルヴィナス国王」
「なぜノクス君が反逆の容疑をかけられてるのか?」
彼は確か…暴走状態と聞いたが…
今、聖王もよく知ってるはずだ…なぜ彼からそのような提案が?
「報告によるとノクスと同じ鎧に同じ人種をしているというではないか…もしかしたら仲間という可能性があるのでなかろうか?」
だけど私には、ノクス君がそんなふうには思えない…
「私は、ノクス君に助けてもらった…それに魔物を倒すものも確認したものも…」
「疑わしきは罰せよ…分かってくれ運が悪ければ私たちは今頃死んでいたかもしれないんだぞ?」
確かに…英雄ジークがなんとかしてくれなければ世界が滅びていたかもしれない。
「ではノクスに尋問を行う…賛成の方は挙手を」
過半数を超えた…流石に私だけでは無理だ…すまない…




