目覚め
目が覚めた。長い長い夢の中にいた気がする。
「ここは?」
何故か知らないが牢屋の中
「目覚めたのね」
牢屋の向こう側から聞こえたので反射的に振り向いた
「あなた…どうしたの?」
俺は驚いた…本当にびっくりした
「あんた…大丈夫?」
俺は酷く動揺してた
「あなたなんて名前なの?どこに住んでたとかわかる?」
何がどうなってるんだ?
少し考え込むと…
「…………頭が痛い」
誰かに鈍器で殴られたような感じだ
どうしよう頭痛と驚きのせいで頭が回らない。
どうやってここに来たのか記憶にない
「俺、さっきまでの記憶ないけどここどこ?」
俺…なんでこんな所にいるんだろう?
そういえば名前と故郷かぁ…
「さっきまでって、もしかして全部忘れちゃったの?…まさかあの時の先生達の魔法で…」
俺が気を失っている間に何かあったらしい
「でも名前がないって不便ね。でも、まあいいわ何にしようかしら」
何か考え込んでる…でもひとつ気になることが
「ねぇ?君は…」
「ノクスよ!」
言葉が遮られた
「ノクス?」
「そうよ。私の名前はアリス・リア・ハーツルヴィナス。アリスでいいわ。まって今先生呼んでくる」
なるほどアリスって言うのか…
「ちょっ….」
そう言ってここから立ち去った。
1人になっちゃった
しばらくすると
足音が聞こえた?なんか変な格好してるんよな?
「君、じゃくてノクス君でしたか?アリスさんかは話は聞かせてもらったよ」
かっこいい高身長中年が来た。金髪の外国人ぽいけど日本語上手いなぁ
「もう大丈夫そうだね。学園長から君の処遇を任されたよだよ。ここを開けるから待っててね」
牢屋の扉が空いた。
「何があったんですか?」
「君、いきなり暴れだしたの覚えてないの?」
「恥ずかしながら、それよりあの子は」
「ここにいるよ」
〜〜~
何なんだここは?
服装が中世ヨーロッパぐらい?の制服をきた人がたくさんいた。さらに建物は良く映画に出てきそう中世の城…なんかのドッキリか?と思って窓を見てみるとほうきに乗った人が通り過ぎた。
なんだほうきに乗って…?!
これガチのヤツ?
いきなりファンタジー世界に来ちゃった!
って言われても実感が湧かない夢では無いだろうか?
自分の頬をつねってみるが痛い…現実だ
あと、よく分からないが周りから距離を取られてる。俺…見た目が違うからか?
「なぁ、なんで俺たちなんでこんな距離とられてるの?」
「そらそうでしょいきなり暴れだして先生たちを倒すんだから」
そういえば何人かこちらを睨んでる大人の人がいる。多分先生なんだろう
そんな中
「あらアリス、何召喚したのかと思えば紛争地域の人間でも召喚したのかしら?それにしてもいきなり人に襲いかかるって品のない使い魔なこと」
後から聞いた話だと俺は召喚の儀で呼ばれたらしい。稀に人を呼び出す魔法使いもいるが俺みたいにいきなり襲いかかるのは前例がないらしい…記憶がないからわからんけど
「クレアはいいの?みんなみたいに怯えないで?またノクス…私の使い魔が襲いかかるかもよ?」
「ぐっ、もういいみんな行くわよ!」
なんかさって言った忙しそうな人だなぁ
にしても俺嫌われてるの?
「使い魔は主人と常に共に行動する。仕方ないけど、ほら…こっちにきなさい」
「こっちに来るって?」
「次の授業があるから出席するの。だから一緒に行くの」
〜〜〜〜
「では、魔法史の授業を始める。召喚の義についてだ」
なるほど、使い魔は主人と共に成長して強くなるらしい。
「それに人を召喚した事例は少ないがある。その元達のほとんどが英雄として語り継がれている。ただ人の場合は使い魔と異なる。使い魔は成長に応じて進化して形を変えるのに対して、人は特殊な力を扱えるようになる。ただ例外なくその力は次の子孫に受け継ぐことはできない」
そんな大層なものなんかねぇ。
特別な力をもらった感じはしないそんなこと思ってたら終業のチャイムがなった
「では授業は終わりだ。あとアリス君、ノクス君話があるからついてきなさい」
何もしてないけど何でだ?
「単刀直入に言うと君の能力は危険すぎる。その能力使うと私達ではどうにもできない。今後使うのは控えるように」
黒髪ロングの30代ぐらいの厳しそうな先生。
何の話?
「すいませんおっしゃってることがよくわかりません」
「使い魔としての能力だよ!じゃなきゃ説明がつかない。それにわからないことだらけだ。使い魔についてもまだ詳しく判明していないのに召喚と同時に能力発現さらには暴走…」
「はぁ…」
全くもって身に覚えがないから困る
「私も君という研究材料を失うのは困るからくれぐれも注意しなさい。使い魔の管理は主の務めだよ君も注意するように」
「「はい…」」
〜〜〜〜〜〜
「はぁ…ほんと着いてない」
私も召喚するまでは知らなかったが、稀に人を召喚することがあるらしいが昔の話で今は召喚魔法の研究者達の中だけ知られており今は必要のない知識だなのに
それにノクスの処遇について議論があったらしいが監視で今後次第らしい。学園側も人間の使い魔は珍しく、処分するには惜しいと考えたんだろつ
「おーいー」
ここにいるのは実際召喚された人…
黒髪黒目の珍しい風貌の人種だ…今まで見たことがない。どこの国の人なんだろ?
「何?」
でも、ノクスの能力をもっと自在に出来るようになれば私も…
「あれって何?邪魔じゃね?」
指を指した方角はレオン王子とそれに群がる女子たち…
確かに邪魔だがいつもの事だ
レオン王子も知らないって本当に記憶喪失なのか知ら?
「あの方はレオン王子よ。アベンチュリン帝国の王位第3継承権の持ち主よ。容姿端麗才色兼備で非の打ち所なく女子には大人気」
「へぇ〜」
力の無い声でそう言われた。なんか調子狂う。
「あらーーじゃない調子どおなの?」
また来た。
「聞いたわよ?あなたの使い魔…使い魔の能力の使い方がまだわかってないんだったね」
「クスクスクス」
最近知ったけど先生曰く能力は強いけど、まだ使いこなせていないらしい….けどなんで出回ったの?早くないそれに…
もうムカつく!
「何よその顔!面白すぎる!」
その時、横から水がクレアめがけて…
「ないするのよ!」
ノクスがバケツを持っていた。もう空だった…クレアにぶっかけたんだろう
スッキリした…じゃなくて何やってるのよ!
スッキリしたけど!
「すみません!まきぐそついてたんで洗おうと思って…あれ髪の毛でしたね」
周りが静まり返った
「くすっ」
まさか第三王子が笑うとは思ってなかった
「お、覚えていなさい!来週の魔法実践時次楽しみにしておきなさい」
そ、そうだった…来週の魔法実践実技どうしよう…
私の使い魔ノクスは呑気に
「それはいいんですけど服透けてますよ」
「きゃっ…覚えておきなさい!特に使い魔!」
走り去っていってた…じゃなくて
「あんたどうするのよ!」
「どうするって?むかついたからやった!反省はしてる…だが後悔はしない!」
「反省してる人の態度か!」
召喚初日で問題起こすな
魔法実践演習…ふたクラスでおなう実践演習、内容は魔法戦においての実践形式の演習
1チーム3人で構成されランダムに決められる。相手の陣地にある旗を取れば勝利
制限時間は5分…
間違いなくクレアは私達を標的にするだろう
でも勝ち筋が完全にないわけではない私も初歩の魔法は使えるそれに…
「特訓よ」
使い魔としての能力を引き出せれば勝てる。
少しでもいい




