↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
80/83

#7 アードベッグ ガリレオ 8

警視庁捜査一課から退職し探偵社を立ち上げ、その後引退した男が血なまぐさい生活から切り離された落ち着くBARを見つけたところから始まるストーリー。


縁を切ったはずの世界から舞い込む事件がまとわりつく……


BARから出ずに推理するテレワーク探偵のミステリー。

「理由?」

 

段々と言葉と言葉の間に無音の時間が増えていく。

「今日打ち上げたロケットなんだけど……」


「おお」


「大気圏までは無事に飛んだんだよ」


「ああ、そうか。よかった」


「けどな……第二エンジン切り離しのあたりで不具合が起きてな……」


「不具合?」


「衛星軌道上に……その……こう……うまく乗らなかったらしくてな……」        


「うん、で?」


「あのー……あれだわ……」


 

しどろもどろな永瀬に軽くイラッとしながら


「どれだよ?」


「ま……えっと…落ちてくるんだわ……」

 

思わぬ動詞が含まれて思わず


「はあ?」

 

と返してしまう私。そのまま続けて問いただす。


「え?え?ちょっと待て、落ちてくる?」

 

受験生にとっても不吉なワードが私の口から溢れたことで先ほどまで冷ややかな視線を送りながらグラスを拭いていた本山さんの手が止まる。


「ああ、間もなく推進力がなくなり再び大気圏に再突入する」


「冗談だろ?」

 

ため息混じりに永瀬は


「いや、マジなんだわ」

 

と返してくる。


「いや、でもあれだろ?大気圏突入で綺麗にバラバラになって燃え尽きるんだろ?」



何せ打ち上げに失敗したロケットだ。普通はそうだと考えてそう聞いてみた。

次回へ続く

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。