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#7 アードベッグ・ガリレオ 4

警視庁捜査一課から退職し探偵社を立ち上げ、その後引退した男が血なまぐさい生活から切り離された落ち着くBARを見つけたところから始まるストーリー。


縁を切ったはずの世界から舞い込む事件がまとわりつく……


BARから出ずに推理するテレワーク探偵のミステリー。

「ああ、まさかあいつと俺がここまで一緒になるとは思ってなかったけどな」

 

ハハっと軽く永瀬は笑う。


「昔は休み時間とか3人でよくドラマの話とかで盛り上がってたのになんか俺だけ地球に置いてかれた気持ちにはなったけどな」

 

時間というものは時に残酷で、竹馬の友が一瞬にして自身の隣から遠くに行ってしまったかのような寂しさもあった。それほど私と彼らの間に開きを感じたのは否定できない。


「おいおい、俺らはロケット乗ってないからな。今回のも無人機だし今も地上にいるから。昔と変わんないよ」

 

謙遜気味に言ところは昔から確かに変わらないこいつのいいところだった。


「そうか?」


「そうだって、ほら、俺は今だって昔お前と竹田とで夢中になって観てたあのドラマのテーマソング歌えるから」


「ドラマ?」

 

3人共通で観ていたドラマといえばあれしかない。


「それって『宇宙探偵ホームズ』か?」

 

宇宙探偵ホームズとは今から数十年前に一世を風靡した海外ドラマのことである。宇宙ステーションやシャトル内で起こる密室殺人事件などを乗組員である主人公が推理して解いたり、仲間と協力して隕石群の中に迷い込んでしまった宇宙船を最短で脱出するためのルートを割り出したりして冒険し、地球以外の生命体や地球人が住める星があるのかを探索するといった推理ものと宇宙探検ものをかけ合わせた画期的な作品だった。私はこれがきっかけで探偵に憧れるようになったのだ。

次回へ続く

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