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#6 ジャノーxoとナポレオン 7
警視庁捜査一課から退職し探偵社を立ち上げ、その後引退した男が血なまぐさい生活から切り離された落ち着くBARを見つけたところから始まるストーリー。
縁を切ったはずの世界から舞い込む事件がまとわりつく……
BARから出ずに推理するテレワーク探偵のミステリー
「……」
無言になる井上さん。店内を張り詰めた空気と静寂が支配する。
「さあ……どうだったかなあ……」
再び肘がカウンターから落下する私。
『井上さああああん』
またもハモる私と本山さん。
「待て待て待て、俺も昔の話だしさ。その後の話とかあんま細かいことは覚えてないんだよ。ただあのときなんの酒のxoとナポレオンでって提案したのかは覚えてるんだ。あのときも今日と同じでこの店にある同一銘柄でxoとナポレオンが揃ってるのはそれしかなかった」
井上さんはそう言ってカウンターの後ろの棚にあるジャノーナポレオンのボトルを指さした。
「え、ジャノー?これはナポレオンは確かにここにありますけどxoはうちにないですよ」
本山さんはそう返したが
「何言ってんだ、xoはほれ、そこにあんだろう?」
そういって彼が指先を向けたのは……
次回へ続く




