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#5 ジョニーウォーカーゴールドラベルリザーブ 7

警視庁捜査一課から退職し探偵社を立ち上げ、その後引退した男が血なまぐさい生活から切り離された落ち着くBARを見つけたところから始まるストーリー。


縁を切ったはずの世界から舞い込む事件がまとわりつく……


BARから出ずに推理するテレワーク探偵のミステリー

「あれ、こっちもおかしい。先生電子版の方も数字が二重になってますよ」

 

疑惑が確信へと変わっていく。

 

「やっぱりね」

 

「やっぱりって?」  


理解できていない様子の河口君に向かい私は


「まだわからないかい?これ、乱丁じゃなくて意図的にこうしてるんだよ。この数字が暗号の一部なんだよきっと」


それを聞いて目を見開く河口君。

 

「ほ、本当ですか先生?」

 

「考えたらこれ、日本語訳版だろ?そもそも。元は英語で書かれてたんじゃない?」

 

「そうですね、原題も英語表記でしたから」

 

「他の国の言葉にも訳されて出版されてるんだろ?」

 

私は続け様に彼に質問する。


「ええ、テレビでは確かアジアやヨーロッパ大陸の諸外国にも翻訳版が出ていてみんなにチャンスがあるようにしていると」


「つまり、本文に暗号を仕込むと訳したときにそれが崩れてしまい英訳版でしか解くことができなくなってしまう。だから世界中の読者にも暗号を解けるようにするには本文以外のところに仕込む必要があったんだ。それがページの数字なんじゃないかな」


その推理に河口君は


「なるほど……どの国の言語で出版してもページの数字だけは共通して表記されるから……先生、やりましたね!もう金塊は我々のものですね!」


興奮して一気にテンションが上がる彼にたいして私は冷静に続けた。

次回へ続く

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