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目撃

特に綺麗好きと言う訳では無いし、神経質な訳でも無い。ただ、ボクは虫が大嫌いだ!特にあの"ゴキブリ"

この世の中に必要とはとても思えないあのグロテスクな生物!…とこんな事を思っているだけでも背筋がゾーッとする。

だから部屋はそこそこ綺麗にはしている。


今日は土曜日で役所も休みだが、3ヶ月に1回の健康診断!特に今日は半年に1回の人間ドックの日だ!

無論、多少の出費にはなるのだが、大病をわずらってしまっては元も子もない。


人間ドックとは言っても、日帰りの簡単なものだし、年一回は1泊2日で癌なども細かく診てもらっている。

まぁ、今までに一度も何かに引っ掛かった事も無いけどね…


夕方になり、検診も終わり帰途に着いていると、見覚えのある二人組を見掛けた。

一人は、あの池田で、もう一人は……

そんな…そんな…好子ちゃんじゃないか?

しかも、腕まで組んで、楽しそうに…


あの池田の野郎!部所も違うのに、ボクの好子ちゃんにまで手を出しやがって!


ボクは帰るのを止めて、途中、行った事も無い居酒屋に入った。

何をどれだけ呑んだんだろう?

店員に"もう看板です"と起こされるまでやけ酒を呷ってしまった。

ボクは泣きながら家路につき、そのままベッドに横たわった。


朝になり酷い頭痛で目が覚めた。

すると、目の前にデカイゴキブリが這い回っていた。

ボクは右のてのひらかざ

"テメエみたいな不要な生物が何、偉そうに生きてんだ!そんな元気があるんだったらボクに分けろ"と叫んだ。

すると、ゴキブリはまるで殺虫剤でもかけられたみたいに、もがいた。

ボクはそれを見て、再び眠りに就いた。

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