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しばらくたった頃

 転生した日の夜、私はベッドの中で感慨にふけっていた。どうしよう、本当にどうしよう。それにしても困った。まさかヒロインに転生するとは…だって、ヒロインって悪役令嬢にいじめられるはず。どうなんだろう。怒鳴られたり周りから無視されたりするのかな?うう、それはいやだ。

「こんなこと、本当のヒロインが思うわけないわよね。」 

「はぁ」 

ため息をつくのはもう50回目くらいだ。いったいどうしたらいいものか。悪役令嬢ならまだ自分の性格を変えればいいんだけど…ヒロインとはねぇ。

 あれ、けど待てよ。ヒロインが攻略対象を攻略するのは義務ではない気がする…

「あー!そうだわ!私、別に恋愛する必要はない!」 

我ながら天才かもしれない。だって悪役令嬢の嫉妬をかうのはどうせ婚約者とか攻略対象絡みだろうし。

「よし、決めた!私、絶対に恋愛なんてしない。そうして悪役令嬢から逃れるんだ!」  

とりあえず悪役令嬢からいじめられないようにする方法はこれで良いとして…

せっかく異世界に転生したならその人生を楽しまないと。どうしようかねえ。魔法とかがあったら良かったんだけど…この世界には残念ながら魔法というものがない。




 翌日、すでに私は異世界転生に感謝していた。なんと地球にあった楽器がこの世界にもあったのだ。そしてとりあえずバイオリンを習うことになった。私は前世で楽器が大好きでピアノ、フルート、サックスなどいろんな楽器に手を出していた。ただ、バイオリンはやったことがなかった。

「バイオリン、やってみたかったんだよねー。」 本当に。それはそう。バイオリンはやりたかったけど高いし難しそうでなかなか手の出せなかった楽器だ。ただ、今の私は小学生2年生くらいの子供!楽器を習い始めるには絶好の年だ。

あと、何か得意なことがあると何かと強い。私は異世界でとりあえずバイオリンを極めることにしよう! 



そしてあれから3年後、私は10歳になった。  

バイオリンはというと…

結構ひけるようになった!私は3年間めざましい努力をした。自分でも驚いている。飽き性かつめんどくさがり屋の私がここまで続けられたなんて。 

本当に長かったよ、だって3年!でも後悔はしていない。むしろこの努力を誇らしく思っている。 

 

 成長したのはバイオリンだけではない。私は転生してから一生懸命本を読んでこの国などについて勉強した。おかげでたくさんのこの世界に関する知識を身につけた。そして小説もたくさん読んだ。私は前世、たくさんの小説を読んでいた。そして今世でも同じようにしている。歴史とかの本もいいけどやっぱ小説が1番だよね。


 私は今日もバイオリンの練習に励んでいた。 

ハーペスト家はわりと王都から遠い場所に位置している。そのため敷地には広大な庭園と森があった。最近、私は森の奥の方でバイオリンを練習するのが好きだった。そこの近くには小さな湖と花畑がある。そして木々の間からちょうど良いくらいの光が差し込んでいてとても美しい。私はここを「秘密の花園」などと思っている。 

「秘密の花園」前世で大好きだった小説の1つだ。あのような生活はとても憧れる。ここは庭園ではなくて少し違うけど、それでも良い。そのうちはここでピクニックでもできたらいいな。ただ1つの難点は屋敷から遠いことだった…



そしてそのころ、屋敷では大騒ぎが起きていた。その問題が起きたのはリラのせいなのだが、もちろん本人は知らない。













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