異世界に転生しました
目を覚ますと知らない部屋にいた。上には布のようなものが見える。どうやら私は天蓋付きのベッドに寝ているようだ。うん、どこだろうねここは。こんなところが日本、いや地球に実在するのか?少なくとも自分の知らない場所であることは確かだ。頬をつねると普通に痛い。夢ではないのか。
部屋の中を見わたすとこれまたやはり豪華で西洋のお城みたいな家具がたくさんあった。私は鏡を見つけたので覗いてみると…
「君は誰?」
知らない顔とこんにちはした。桃色の髪に空色の瞳。私は絶句した。明らかにあり得ない髪色。ただウィッグでもなさそう。こんな見た目の人、アニメとかでしか見たことないよ。
あれ、けどなんか見たことあるような……
私は思い出すと同時に気を失った。
私転生したのでは?あと、その人物は…うん、この容姿、間違いない。私が転生したのは前世で妹がやっていた乙女ゲームのヒロインだった。
「さま、リラ様」
「うん?」
目を開けると、天蓋が見える。あ、そうか私転生したんだった。ゲームのヒロインに… 一応頬をつねって現実であることを確かめる。
前世、妹が乙女ゲームをしていることをたまに見ていた。そのおかげか少しはゲームの内容について分かっている。確か私が転生したヒロインの名前はリラ•ハーペスト。ハーペスト家は公爵家だったはず。そしてこのメイドさんは
「カリナさん?」
「ああ、リラ様。良かった。」
カリナさんは急に泣き出した。
「ええっ?ちょっと、泣かないでください!」
私が慌てている間、彼女を泣き止ませる暇もなく
「リラー!目が覚めたのか!」
そう言って1人の男の人が部屋に入ってきて自分に抱きついてきた。
そのあとは大変だった。いろんな人が来てそして泣き出して…
私はこの騒動のせいでもう1回気を失いそうになった。




