-現状-
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俺は今、豪華な椅子に腰掛け周囲を見ながら観賞に浸っていた。
いままでは画面越しの2D映像で見ていた場所が現実の世界で…迫力が全く違う。
この謁見の間は、かなり資金をつぎ込んだ一つだし当然か。
ジジイ5人とババア2人が俺に自衛隊式の敬礼をしている。
壮観だ・・?
礼儀や法律は日本を模倣している。
よくファンタジー小説に出てくる「中世ヨーロッパの文化」とかしらないし。
実際、自衛隊の文化もしらないから、かなりチグハグ礼儀だろうけど。
謁見の間に集まっている7人は第壱位の称号を与えている。
ファンタジー小説でいうところの大貴族だと考えてもらうとわかりやすい。
この国をまとめてくれている。
最初は、村が100人程度なら俺とセバスで管理できるのだが、国になると話は変わる。
税金管理や流通管理、人口管理、資産管理、国の防衛等、様々な厄介ごとがあるため、ここにあつまっている7人に管理させている。
課金アイテムに頼ればどんなに楽かと、毎回思っていたけどしっかり人材育成しててよかった。
共産主義は一切認めず、なるべく反乱が起きないように都合の良い宗教すら自作したしな。
冷静になると。
なんか溜息が勝手に出そうだよ。
本物の国王になったのがうれしい反面、恐怖のほうが強い。
これがクロニクルオンラインの仕様どおりであれば・・・
「「殿下?」」
家臣たちから声が掛かる。
やべ、完全に自分の世界に浸っていた。
「すまぬ、皆、座ってくれ」
こんなことでは反乱原因にならないと思うけど、気をつけなければ。
進行役のセバスに主導権を渡す。
「優先度の高い案件から協議していくので最優先事項から報告するように」
セバスが壱位の者たちに向けて発する。
「殿下、私アースより報告よろしいでしょうか」
外交を任せている赤髪の女、アースから報告をするらしい。
実は、優秀な奴だったのでセバスとくっつけた過去がある。
文武両道で美人、おまけにセバスと相性が悪かったから悪戯心で遊んでたら、結婚すると俺に報告にきやがった。 セバスとアースにはかなり感謝されたし、そのおかげで国がかなり発展したからよかったけど。
「アースから報告してくれ、もうダメポの事も気がかりだ。」
「流石ですわ、殿下。では私から・・・」
その後、会議は1時間以上も続くことになる。
絶望の時間として。
会議で今、判明したことをまとめると
1.我が国が外から目視できない状態にあること。
門番が槍を振り回して門の一部が見えるようになったこと。
最上級結界にメタマテリアルを外装に構築とあったよな。
俺が構築したことにしといた。かなり動揺したが。
なぜ、そのようなことををしたかと聞かれたので、なにものかの攻撃があり
それを防ぐために俺の命を神に数個ささげたと伝えておいた。
シオン教の教祖である俺は、命が複数あり神の協力を直接得れることになってるので特に問題はなかったが。
反乱抑止のために作った宗教がイレギュラーの言い訳に役立った。
家臣達はもう神を崇めるように見てたけど・・・
2.外壁の内側以外の領地が消失し、現在の所在地が不明なこと。
もうダメポがくる事もないだろうということ。
大問題である。
この問題は早急に改善しなければならない。
今は、食料の貯蓄を確認させている。
一部の家臣から、殿下なら・・・とか聞こえたけど。
やかましい。もうポイントボーナスもないし、もともと命は1個しかないわ!言わないけど。
大きな問題はこの2つ、他の奴の報告は、領地がとか、私兵がとか、どうのこうのとか今言わなくていいような問題ばかり。
アース、さすが優秀だわ。
第壱位の入れ替えも考えながら。




