梅村さんと別れて 1日目 買い物3
意外と更新日以外にも読んでくださる方がいて、嬉しいです!
木のおじいちゃんは独り言を呟きながら次々と野営に必要な道具をテーブルに置いていく。さっき僕が見てた葉っぱとは違う葉っぱの束や、何か魔方陣的な物が描かれた木箱などもある。それら何に使うのかわからない物達が13点程の集まった所で、おじいちゃんは満足そうに頷いた。
「ざっとこんな所かの、これらが他の者が野営の際に選んでいる道具じゃ。この中には同じ用途で使うのもあるから、全てが必要というわけではないさ。後はお前さんの財布との相談じゃな。」
正直、全部必要って言われたら洞窟生活に戻ろうと思ったわ。この中から僕に必要な物を選べばええんやね。それなら何とかなりそうや。
とりあえず、これらの道具が何に使う物なのか聞いていこうと思う。
「おじいちゃん、この木箱は何に使うんですか?」
僕はさっきから気になっていた魔方陣的な物が描かれた木箱を手に取っておじいちゃんに尋ねる。
紙コップ程の大きさの木箱やけど、持ってみると結構重い、なんか確実に詰まっている。
「それは火を起こす時に使う魔道具じゃよ。」
木のおじいちゃんは僕に手を差し出してきた。どうやらこの箱を貸してと言っているようなので、箱を渡す。
おじいちゃんは木の箱を裏返し、底だった部分の面をスライドさせて箱の中を取り出して見せてくれた。
魔方陣が描かれた木の板の中心に、鉄の土台みたいのがあって。土台の中心に赤い石が嵌め込まれていた。
「この箱には、火の魔石が使われておる。持ち主が魔力を送る事で火を起こす事ができるんじゃよ。」
おじいちゃんは箱の中身を元に戻し、火を起こす魔道具を起動して実際に見せてくれた。
魔力の注ぎ方についてはよくわからんけど、おじいちゃんの手の周りには、優しい緑色のオーラが見えた気がした。
「意外と火は小さいんやね。」
そう、火は出たんやけどビー玉ぐらいの火の玉やった。大きさより僕は火の出方に驚いた。
木箱の上、正確言えば木箱に描かれた魔方陣の上に浮かんでたからだ。
「焚き火や松明の種火に使う程度じゃからな、これぐらいで十分じゃよ。それにこの火は無機物にしか反応せん。」
そういっておじいちゃんは自らの出を火に近づけた。
正直僕は信じられへんかったんやけど、実際おじいちゃんの手は燃えていない。
「長旅ならこいつはオススメじゃよ。魔石は消耗品じゃが、このサイズなら町でも手に入るからな。しかしこの箱はちーとばかり値が張るぞ。」
正直言って、この箱は欲しい。
せやけど自分の懐事情を考えると、まだ早いんじゃ無いかという考えもある。
今は節約して、まとまったお金を持って旅に挑みたい。ここはもう少し値段の安いもので我慢した方がええと思う。
「これ、安くなりません?」
つい本音が出てしまった。僕の馬鹿!!!
ここまで読んで頂きありがとうございます。
バトルの描写も難しいですが、オリジナルな物体を表現するのも難しいですね。
ふとこれからの話の流れを箇条書きしてみたのですが、地味に気が遠くなりそうでした。
これからこの話はどうなっていくでしょうね。
ですが、先日頂いた感想への返答と、ここまでの話を読めば、もしかしたら僕がこの作品をどういう感じにしたいのかわかるかもしれないですねw
作者はお馬鹿さんなので(笑)
こんなやつですが、これからもよろしくお願いいたします。
モチモチの木




