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Yellow Marker~一人だけ魔族でプレイ~  作者: モチモチの木
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コルトカの町へ。

 コルトカの洞窟に3日間滞在してたらしい僕は、近くの魔族の町を目指す事になった。

一番近くにある町の名はコルトカ。

名前からして、洞窟とはご近所のようや。


 梅村さんとのその後の会話はシンプルやった。

「加瀬さんは、コルトカに向かって下さい。私も良いタイミングでコルトカにつくようにしますので。」

「えっ、梅村さんこっちに来れるんですか??」

じゃあ、初めから迎えに来てと思ってしもたけど、僕のリアルの身体を保護するのに手一杯やったそうや。

「ちなみに、私も魔族のアバターで伺います。こちらから声をかけるので安心して下さい。質問などあれば、その時に聞きますので。」


「わかりました、じゃあ今から向かいます。」

「えぇ、それでは後程。」


 そうして、梅村さんとの通話は終った。

幸い、今の僕のレベルなら、コルトカの町まで向かうのは余裕やそうや。

 因みにイベントっていうのは昨日から1週間の間行われ、魔物のドロップ率が上がるイベントみたいや。

もう少し先のエリアでは、人族CPUやプレイヤーが魔族の城に攻め混むイベントもやってる見たいやけど、今の僕には関係ないそうや。

っていうか、僕の場合は攻められるんか……。

おっかないわ。


 まぁ、そんなこんなで洞窟を抜け、初めてのお外へ!!

ドキドキワクワク心配してた訳ですが、拍子抜けやった。

一本道のようや……町見えてるし。

まぁ、こっちとしては有難いんやけどね。

でも全然旅っぽくないやん。


 コルトカの洞窟は丘の上にあるみたいで、コルトカの町を見下ろしてた。

一本道の両端には木々が並んでいて、その隙間からまたに鹿などの野生の動物が見られる。


「めっちゃ平和やん。」


 あの恐ろしいゴブリンばかりの洞窟と比べたらここは天国やと思う。

 

 戦闘も無く、しばらく歩くと町の入口が見えてきた。

町っていうから、小さいのを想像してたけど、意外と大きいんやね。

っていうか、なんで小さいって勝手に思ってたんやろうな!!


 ワクワクしながら入口に向かうと、門番らしい魔族の方が立っていた。猪の顔した魔族、オークっていう奴なんかな?僕より少し伸長がある。

その顔面猪の魔族が話し掛けてきた。

「おめぇ、見かけない顔だな。身分を証明出来る物もってるか?」

普通に話し掛けてきた……ってか身分の証明……??

「そんなん持ってないですよ、これって身分の証明出来る物持ってないと入れやんの??」

梅村さん何も言ってなかったし。

どないしよ……。

「別に無くても入れるだけどさ、あった方がいいべ?この辺は争いとかねぇけど、城の方だと無いと入れねぇぞ。」

「そうなんや……それって簡単に作れるん??」

なんか凄い親切やな、この顔面猪さん。

「町に入って真っ直ぐ行けば、役所があるからさ、そこで作れるよ。」

「そうなんや、じゃあ後で行ってみるわ!!おっちゃんありがとう!!」

おっちゃんなんかわからんけど、お礼を言って町に入ろうとすると、そのおっちゃんに止められた。

まだなんかあるん??

「入ってもいいんだけどよ、その前に帳簿に名前書いてくれねぇか?身分の証明出来る物がない場合は、書いてもらうって決まりなんだわ。」

そう言っておっちゃんは、墨をつけた筆とノートらしき物を渡してきた。


この場合プレイヤー名でいいんよな?

そんな事おっちゃんに聞けるばずもなく、とりあえずプレイヤー名『サウス』と記帳した。

カタカナ大丈夫??


「おめぇ、サウスっていうのか。変わった名前だな。」


どうやら、大丈夫みたいや。

魔族語とかあったも、覚えれやんし……。


「しかし、おめぇアレだな。なんでスケルトンがコルトカにいるんだ?しかもアキナド大陸の訛りがあるし。旅の魔族ではないよな……身分を証明する物も持ってないし??」


んんっ!?これはなんか言って誤魔化した方がいいん??

プレイヤーってバレたらアカンやろうし、スケルトンって勘違いされてるし、アキナドってどこやし!!


 頭フル回転して、何か言おうとしてたら、猪のおっちゃんの後ろの方で声が聞こえた。

「やっぱりここでしたか。探しましたよサウス、私、心配したんですから。」


その声の主は猪のおっちゃんより、頭1つ分大きく、更に頭から伸びる二本の角は、声の主をより大きく見せた。


「おめぇ様は!?」

猪のおっちゃんもイキナリの来客に驚き、振り向き様に尻餅をつく。


「お勤めご苦労様です。君はオークのバン君ですね。その子は私の知り合いです。」


 僕の側に歩み寄ってきた者は、牛の化物やった。

猪のおっちゃんや、リトルレッドも凄い身体してたけど、この牛の化物は無駄な所が……細マッチョの牛、しかも二足歩行。

武器・装備も僕の物とは違い、遥かにランクの高い物を身に付けていた。


明らかに場違いなソレに完全にビビっていた僕に気づいた様で、牛の化物は僕に耳打ちしてきた。 

「加瀬さんお待たせしました、システム担当の梅村です。」



ここまで読んで頂き、ありがとうございます。

小さい脳みそ振り絞って書いてます。



おかしい部分などがあると思いますが、よろしくお願いします。

石原さとみ可愛いです。

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