学園生活がホラーへ
「始まった。」
制服が勝手に現れる。
ブレザー。
ネクタイ。
革靴。
鞄。
「着替える時間もないの?」
『本日より高校二年生です。』
「年齢変わった!?」
『設定変更されました。』
「軽い!」
さらに通知。
【新しい幼なじみを生成しています】
「生成?」
ポン。
煙の中から少女が現れる。
「久しぶり!」
「誰?」
「え?」
「いや初対面だけど。」
少女は困った顔をした。
「昔、一緒に遊んだじゃん。」
「遊んでない。」
「そんな……。」
少女の頭上にエラー表示が出る。
Memory Not Found
「バグってる!」
管理局の職員が青ざめる。
「まずい!」
「何!」
「読者が"幼なじみが欲しい"と言ったので……」
「だから?」
「世界が無理やり記憶を作ろうとしています。」
「ホラーじゃねぇか!!」
***
「やっぱホラーじゃん!!
ギャグ進行はどこ行った?」
AI:ここで、この作品の「本当のテーマ」が見えてきます。
「え?本当のテーマってテンプレ20個使うじゃないの?」
AI:ここから先は、「テンプレを管理する側」と「テンプレに飲み込まれる主人公」の戦いになり、
ギャグでありながら少しだけ不気味さも混ざってきます。
この「笑えるけれど、よく考えると怖い」という温度感が続くと、
単なるパロディより一段印象に残る作品になると思います。
実は、この設定なら3通りの作品に分岐できます。
パターン1:最後までギャグ(王道)
パターン2:管理局との戦い
パターン3:実は主人公が一番危険(私ならこれ)
「またここから別れるんだ。
じゃあ好きなように書いてみりゃいいじゃん。」
(じゃあお勧めのパターン3で続けて)
AI:これ、かなり面白い題材になります。
「お、強く出たねえ。」
***
「局長。」
「はい。」
「質問がある。」
「どうぞ。」
「俺がここへ来てから……」
俺は窓の外を見た。
昨日まで存在しなかった学校。
十分前まで存在しなかったダンジョン。
五分前にできた幼なじみ。
「世界、おかしくなってないか?」
局長は少し黙った。
「……正常です。」
「絶対嘘。」
「正常な範囲内です。」
「言い直した。」
その時だった。
局内の奥で悲鳴が上がる。
「局長!!」
「今度は何です!」
職員がタブレットを持って飛び込んできた。
「世界地図が!」
「またですか。」
「また?」
俺たちは急いで観測室へ向かった。
巨大な球体が部屋の中央に浮かんでいる。
世界そのものらしい。
職員が慌ただしく走り回る。
「東大陸、三キロ拡大!」
「西海岸、名称変更!」
「砂漠が森林になっています!」
「対応班!」
「はい!」
俺は球体を見つめた。
「あれ?」
「どうしました。」
「この半島……」
見覚えがある。
いや。
見覚えどころじゃない。
俺は恐る恐る指を伸ばした。
球体の端。
ちょうど東側へ突き出した半島。
「……これ。」
職員が答える。
「主人公半島ですね。」
「何?」
「昨日まではありませんでした。」
「昨日?」
「あなたが来た日にできました。」
「……。」
嫌な汗が流れる。
「なんで?」
職員全員が黙る。
誰も答えない。




