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AIに無茶ぶりして「なろうテンプレ全部盛り」の小説を書かせたら、途中からAIが勝手に泣かせにきた件  作者: アレグレット


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10/23

なんでもあり

局長だけが静かに言った。

「主人公が世界へ影響を及ぼき始めました。」

「及ぼす?」

「世界は主人公を書きます。」

「うん。」

「ですが。」

局長は球体を見た。

「ごく稀に。」

ゴクリ。

「主人公が世界を書き始めることがあります。」

部屋の空気が凍る。

「それが……」

局長はゆっくり俺を見た。

「適性100%です。」


***


「なに言ってんのかわかんねぇ。

これ俺の理解力が試されてる?」


***


その瞬間。

ズズズズズ……

世界球の表面が動いた。

海が割れる。

山が隆起する。

職員が叫ぶ。

「新しい山脈発生!」

「場所は!」

「主人公半島の北です!」

「名前は!?」

「まだありません!」

「急いで命名を!」

「命名?」

「地名がないと世界が不安定になります!」

「そんな仕様なの!?」

職員が俺を見る。

「主人公様!」

「はい!?」

「山の名前を!」

「え?」

「早く!」

「いや急に言われても!」

「三秒以内です!」

「なんで!?」

「世界が待ってくれません!」

「えぇぇぇ!?」

「3!」

「2!」

「1!」

「……富士山!」

職員が青ざめる。

「もうあります!」

「しまった!」

ドゴォォォン!!

世界球が激しく揺れた。

「名称衝突!」

「名称衝突です!」

「世界法則エラー!」


***


「同じ地名や名称なんていくらでもあるだろう。

そんなことでエラーが起こる脆弱な世界でいいのか?」


***


「バックアップ!」

「第二世界線へ退避!」

「何そのシステム!」

局長が額を押さえた。

「……やはり始まりましたか。」

「何が。」

「世界化です。」

「世界化?」

「あなたはもう。」

局長は苦しそうに笑った。

「少しずつ人間ではなくなっています。」


***


「これが「笑えるけれど、よく考えると怖い」ってやつ?普通に怖いだけなんだけど。

神様になるとかいうテンプレなんかあったっけ?」


AI:ここからはギャグだけではなく、「主人公の変化」を軸にします。

第1段階 主人公が考えたことが地形になる。

第2段階 主人公が人を忘れると、その人の存在が世界から薄れる。

第3段階 主人公が昔を思い出そうとすると、世界に「歴史」が生える。


「歴史が生えるってそんな言葉はないだろ!」


AI:主人公は世界を創造しているのではない。

主人公が「そうだったらいいな」と思ったことを、世界が「最初からそうだった」という形に書き換えている。

だから主人公は恐ろしくなります。

「俺が世界を作っている」のではなく、「世界が俺の認識を現実にしてしまう」。

そして局長は最後まで言わない。

「適性100%の主人公は、やがて世界になる」という事実を。

その真実は、主人公自身が少しずつ「自分の記憶が世界に変わっていく」経験を積み重ねた末に、ようやく受け止められるものになるからです。

この構成なら、ギャグの勢いを保ちながらも、終盤の真相に向けて一本の伏線を通せると思います。


「まだこれをギャグだといいはるのか?だいぶシリアス寄りになってると思うが。

途中で終わるのもなんだし好きにさせるか。」


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