最初の設定は気に入らない?
AI:ここまで来ると、もはや主人公は「勇者」ではなく世界最大の厄介者になります。
テンプレ管理局局長 「君は危険だ。君が全テンプレを回収すると、この世界は"完結"してしまう。」
つまり、この世界は「テンプレ」が循環することで存続しており、主人公がすべてのテンプレを消化すると物語そのものが終わって世界が消滅する -というオチに繋げられます。
「それは面白いのだろうか。まいいや、」
(なるほど、その設定で続けて )
AI:ありがとうございます。
ここからは、ギャグだけど伏線も張っていく方向で書いてみます。
「は?」
***
「……初版の世界は滅びました。」
局長は静かにマニュアルを閉じた。
「詳しく聞かせろ。」
「守秘義務があります。」
「じゃあ言うな。」
「ですが、あなたは当事者になる予定なので概要だけ。」
「予定って便利な言葉だな。」
局長は壁に掛かった世界地図を指差した。
「この世界には毎年、約一万人の主人公が誕生します。」
「多すぎない?」
「そのうち異世界転生が四千人。」
「多いな。」
「異世界転移が二千人。」
「まだ多い。」
「追放系が千五百人。」
「そんなに追放されるの?」
「最近は少し減りました。」
「減ったんだ。」
「代わりに配信系が増えています。」
「流行に左右されるな!」
局長は慣れた様子で黒板を裏返した。
そこには棒グラフが描かれていた。
主人公発生数
転生 ████████
追放 ███
配信 ██████
悪役令嬢 ████
現代ダンジョン █████
「統計まであるのか。」
「国家予算にも関わりますので。」
「税金使うな。」
「昨年度は追放主人公が予想を三百二十名上回りまして。」
「予算オーバー?」
「追放先の辺境が足りなくなりました。」
「辺境不足って何だよ。」
「急遽、王都の裏を辺境指定しました。」
「だから近かったのか!」
局長は頷いた。
「近年は土地不足が深刻でして。」
「リアルな社会問題持ち込むな。」
***
「辺境編の意外な伏線回収キタ!
毎年、約一万人の主人公が誕生します?
多い日に三千人来るって言ってなかったっけ?
10分の1位に減ってるじゃん。」
***
その時。
ガチャ。
応接室の扉が勢いよく開いた。




