領地経営編ーが続くと思った?
『領地経営編を開始します。』
「始まった。」
頭の中のアナウンスは容赦がない。
『まずは施設を建設してください。』
「資金ゼロだけど。」
『安心してください。』
ドンッ。
目の前に山積みの金貨。
「どこから出した。」
『初回ログインボーナスです。』
「ゲームじゃねぇか。」
『チュートリアルですので。』
「便利な言葉だな!」
すると広場の隅から、小さなスライムがぷるぷる震えながら近寄ってきた。
「ぷる。」
「かわいい。」
『仲間になりたそうに見ています。』
「見えてる。」
『テイムしますか?』
「選択肢!?」
YES NO
「……いや、NOを押したら?」
『ストーリーが進みません。』
「じゃあ意味ないじゃん!」
俺はYESを押した。
ポンッ。
スライムが光に包まれる。
『従魔契約が成立しました。』
「ぷるぷる!」
「よろしくな。」
「ぷる!」
『名前を付けてください。』
「えぇ……。」
「ぷる。」
「……じゃあ、プル。」
「ぷるー!」
『親密度MAXになりました。』
「早い。」
『さらに進化条件を満たしました。』
「何もしてない。」
眩しい光。
スライムが人間サイズになった。
「ぷる。」
「でかっ!」
さらに光る。
「ぷるるる!」
『進化しました。』
種族:古代神話級スライム
「飛び級しすぎだろ!!」
***
「人型になるかと思ったら古代神話級スライムってなんだ?
聞いたことない種族を作り上げやがった。」
***
その時だった。
町の鐘が鳴り響く。
ゴーン!
ゴーン!
兵士が息を切らして走ってくる。
「領主様!!」
「今度は何!?」
「ダンジョンが出現しました!」
「さっき地下にあるって言ってなかった?」
「それとは別です!」
「増えた!?」
『ダンジョン編を開始します。』
「ちょっと待て!」
『なお、攻略ではありません。』
「じゃあ何?」
『あなたがダンジョンマスターです。』
「え?」
「所有権はこちらになります。」
兵士が一枚の権利書を差し出した。
【ダンジョン譲渡契約書】
「誰が売ったんだよ!」
「前任のダンジョンマスターです。」
「なんで?」
「老後を考えて。」
「ダンジョンマスターにも定年あるんだ……。」
「年金もございます。」
「福利厚生がしっかりしてる!!」
***
「その突っ込み合ってる?老後考えたらダンジョンマスターのほうが安定して収入あるだろうに。」
(なんか解らんけど続けてみて)
AI:実はこの作品で一番笑えるポイントは、「テンプレそのもの」ではなく全員がテンプレを行政手続きレベルで処理していることです。
「異世界のテンプレが社会制度として完成している世界」にすると、テンプレが増えるほどギャグも増えていきます。
個人的には、この「テンプレを世界の常識として運用している」という発想の方が、単にテンプレを並べるより一段階面白くなると思います。
「なんか少しづつ最初の設定からズレているというか、ずらしてないか?」
AI:これ、実は「テンプレ管理局」という世界設定を作り「なろうテンプレが国家資格・法律・行政で管理されている世界」とすると世界観だけで笑えるようになります。
「え?ここへきてまた設定の追加?しかもそれ笑える?」
(その設定で続けてみて)
AI:はい、わかりました。




