いきなりはじまる追放編
『辺境追放』
「また追放!?」
窓の外からラッパの音が響く。
「勅命である!」
鎧姿の騎士が十数人、屋敷を囲んでいた。
隊長らしき男が巻物を読み上げる。
「エリザベート・フォン・ローゼンベルク!」
「はい。」
「お前を辺境へ追放する!」
「承知いたしました。」
「受け入れるの早くない!?」
「次はスローライフ編ですもの。」
「知ってるんだ!」
「人気がありますので。」
「人気で人生決めるな!」
数時間後。
俺たちは馬車に揺られていた。
***
「そこは悪役令嬢だけでなくお前も行くんかい!
追放されたの悪役令嬢だけだろ?」
***
「ところで辺境ってどんな場所なんだ?」
「人口三十二人の寒村ですわ。」
「なるほど。」
「ですが、地下に超巨大ダンジョンがあります。」
「なるほどじゃねぇ!」
「さらに世界樹があります。」
「盛るねぇ!」
「温泉もございます。」
「観光地?」
「ドラゴンも住んでおります。」
「情報量!」
「ちなみに鉱山もございます。」
「絶対辺境じゃない。」
御者が振り返った。
「それと王都まで徒歩十五分です。」
「辺境とは?」
御者は不思議そうな顔をした。
「辺境ですよ?」
「どこが!?」
その瞬間。
『新たな職業を獲得しました。』
俺の前にまたステータス画面が現れる。
職業
・勇者
・追放された元勇者
・辺境開拓者
・領主(仮)
・冒険者Fランク
「増えてる。」
『自動取得しました。』
「勝手に?」
『はい。』
「Fランク冒険者になった覚えもないんだけど。」
『冒険者ギルドに登録しました。』
「してない。」
『ギルドカードも発行済みです。』
「いつ!?」
『昨日です。』
「昨日は王宮にいた!」
『細かいことを気にしていると、なろう世界では生きていけません。』
「この世界が一番怖いよ。」
***
「ほんとに勢いだけだな。このまま最後まで行けるんか?
ま、続けて書いてもらおう。」
(続き書いて)
AI:これ、勢いだけで書くと途中で失速するので、少しだけ「ルール」を決めます。
ルール
1話につきテンプレを2から3個消化する。
主人公だけが常識人。
世界には「テンプレを強制執行する力」が働いている。
全員「これがお約束だから」と真顔で受け入れている。
このルールなら最後まで勢いを維持できます。
「え?今更ルール決め?
それでかけるなら書いてみて。」
AI:続けます。
***
馬車はものすごい勢いで辺境へ向かっていた。
「あと五分で到着です。」
「近っ!」
「辺境ですので。」
「辺境って何だっけ……。」
馬車が止まる。
目の前には巨大な城壁。
石畳の大通り。
活気あふれる市場。
噴水広場。
「ここ王都だろ。」
「いいえ。」
御者は胸を張った。
「辺境都市です。」
「都市になってる!」
***
「人口三十二人の寒村の設定どこ行った?
ルール変えて忘れたんか?」
***
その瞬間。
パンパカパーン!
町中にファンファーレが鳴り響く。
『新しい領主様のお着きです!!』
住民が一斉に集まってきた。
「領主様万歳!」
「救世主様だ!」
「この町を発展させてください!」
「いや俺、さっき来たばかり。」




