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AIに無茶ぶりして「なろうテンプレ全部盛り」の小説を書かせたら、途中からAIが勝手に泣かせにきた件  作者: アレグレット


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17/23

ギャグの無い世界線?

***


「おーい、前回笑いが息をしなくなったぞー。」

AI:ここは、この作品の転換点ですね。

ここで主人公が「強くなる」のではなく、初めて相手を論破する展開にすると、終盤へ向けて主人公の成長が伝わります。


***


黒瀬は黙っていた。

部屋中の空気が重い。

時計の秒針だけが聞こえる。

カチ。

カチ。

カチ。

やがて黒瀬が口を開いた。

「……救われませんでした。」

「やっぱりな。」

「ですが。」

「まだあるのか。」

「本人たちは納得していました。」

「それは本人が決めることだ。」

「はい。」

「でも。」

俺は一歩前へ出る。

「お前が『世界を救える』って言ったんだろ。」

「……。」

「世界を救った。」

「……はい。」

「なら、そのあと誰か一人くらい。」

俺は黒瀬を睨む。

「『お疲れさま』って言ったのか?」

黒瀬は答えない。

「七十二人全員に。」

「……。」

「言ったのか。」

沈黙。

長い沈黙。

局長が静かに目を閉じる。

受付嬢が唇を噛む。

監査官は帽子を深くかぶった。

誰も黒瀬を見ない。

「……。」

黒瀬はゆっくりと首を横へ振った。

「規定にありません。」

その瞬間。

ガシャン!!

局長が湯飲みを床へ叩きつけた。

全員が振り向く。

「局長?」

百年間、一度も感情を見せなかった老人が。

怒っていた。

「だから。」

局長の声は震えていた。

「君は担当者なんだ。」

「……。」

「管理者じゃない。」

「……。」

「世界を動かすことしか考えない。」

「……。」

「人を見ようとしない。」

黒瀬は静かに答えた。

「私情を挟めば世界は維持できません。」

「だから百七十年。」

局長は笑った。

「君は一度も成長しなかった。」

黒瀬は黙る。

局長は俺を見る。

「主人公君。」

「はい。」

「見せてあげなさい。」

「何を?」

局長は少しだけ笑った。

「予定外を。」

「……。」

「百七十年間。」

「……。」

「誰もやらなかったことを。」

その瞬間。

俺の頭の中で、あの声が笑う。

『やっとだ。』

「お前。」

『初めて局長が怒った。』

「知ってるのか?」

『知ってるさ。』

「なんで。」

少し間が空く。

『俺も見たかったから。』

「……。」

『誰かが、黒瀬に怒るところを。』

俺は黒瀬を見る。

「一つ聞く。」

「はい。」

「俺は物語の最後まで行けば世界になる。」

「はい。」

「拒否すれば世界が壊れる。」

「はい。」

「じゃあ第三の方法は?」


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