11.ひと段落
王族を拉致監禁した事から
ヴィクトリアは生涯幽閉、アルバートは主犯の為死刑となった。
「でも、殿下とローザ様の仕掛だとは私も気付きませんでしたよ」
オーマンは目を細くしてレオンを睨んだ
「本当に妊娠して、誘拐されてどうしたらいいんだーって頭抱えてました!」
「敵を欺くにはまず味方からと言うだろ…」
レオンとローザはお互いに微笑んでいる。
「僕達王族は魔法は使えないが魔力はあるからね
人によって能力が違うけど、ルードリッヒの能力が有ればローザの居場所は分かるし」
レオンは王族の能力について説明してくれた。
この時代には魔法を使える者は居ないが、王族には魔力が引き継がれているらしくそれぞれ違った能力がある。いわゆる体液によるものらしいがルードリッヒは居場所が分かるので私を直ぐ見つけて助けられたのだそうた。
レオンはこの日まで皆知らなかったようだが、力などを分け与えられるらしい。
監禁された時、飢えや疲れなどあまり感じなかったのは、そのせいか、と思った。
そして、アルバートは今は亡くなった国の王子であり、魔力を持っていたと思われる。
私が薔薇で酔ったのもそれが原因ではないかと言われた。
「あの…」
アナが何か言いたそうにこちらを見た
「アナ、どうしたの?そんな顔して
全て解決したのよ」
「ここで言うのは何ですが…
やはり、別室で!」
遠慮がちではあるが大事な事を告げようとしているのは分かった。
でも別室で聞くほどでは無いわよね
「アナ、ここで言ってかまわないけど」
「本当ですか?」
「ええ」
少し気まずそうにして
「ローザ様…その…本当にお子がいるのではないでしょうか…」
その場にいた全員目を丸くした!
「またまた〜それ皆んなを騙す為のウソでしょ?」
とオーマン、
「兄上、いつの間に?」
とルードリッヒ、
「私は何となく…」
と、クロフォード
当の本人は気づいてない様子。
「最近、ローザ様 パンより果物を好んでましたし…」
「まぁ、レオン殿下が病弱じゃないのはここにいる者なら知ってますしね
そうゆう事が出来ても不思議じゃないですけどね」
オーマンは無視し、レオンはローザを見つめる
「本当か?」
「私、自覚がなくて、わかりませんわ」
ローザは赤く染った頬を両手で押さえ、オロオロした。
「そんな体なのに無理をさせて悪かった。
すぐ医者に診てもらおう
皆、父上に報告するまでは他言無用だ」
そう言ってこの場は解散となった。




