戦乱と経済
I became an adventurer for now - Souji Yamato
経済‥‥景気が、戦乱を悪化させる事があります。
都市とは、人類の拠点です。
そのため、魔物からの自動防衛などの仕組もあります。
近頃、ストラッドの街では、近くにある南の森からの『ゴブリンの大群』が、自動迎撃で駆除されている有様です。
ちなみに、自動駆除されたゴブリンの魔石も、街が自動回収します。
ところが、この有様が、街に、好景気をもたらしました。何故なら、ゴブリンの魔石は、産業に必要なエネルギー源として、利用できるからです。
そのため、ゴブリンの討伐依頼が出されなくなり、まるで、南の森が、ゴブリンの縄張りと化してしまいました。
しかも、薬草などは、遠くの北の森まで行って、採取すれば良いという、詭弁までもが通用しています。
ただし、冒険者ゴブリンを狩ることには、自明の理として限界があるので、ゴブリン狩り自体は、禁じられていません。
けれども、南の森は、もはや、全体が、明らかに『ゴブリンダンジョン』と化してしまっています。
ところで、今、クリスたちは、日帰り『ゴブリン狩り』を終えて、拠点『ケイトの家』で寛いでいました。やがて、半裸装備のままのセイラが、同じく、半裸装備のクリスに話し掛けます。
「なんか、ゴブリン狩りが、美味しくなったわね?」
「そうね。ゴブリン魔石は、まだまだ、必要らしいからね」
「このままだと、ゴブリン狩りで稼いで、剣の修行サービスを受ければ、剣聖なんかも夢じゃないわね」
「剣聖もだけど、良い教材で勉強すれば、いつか、賢者にもなれるかも?」
「そうよね」
「だけど、カッコ良いから、冒険なのに、なんか、カッコ悪い‥‥」
「そうかもね」
クリスとセイラは、何気なく、会話していました。
会話に、セドリックが加わり、クリスに言います。
「ところで、軽くゴブリンで稼いで、その資金で、オークを、アイテムで狩るのが流行ってるらしいよ?」
「そうなんだ」
「しかも、集中してゴブリンで稼いで、オーガを、アイテムで狩ったりも!」
「楽しそう!」
なんか、セドリックとクリスで、盛り上がり始めました。
再び、セイラが、クリスに話し掛けます。
「じゃあ、ゴブリンを狩りながら、その資金で冒険ね♪」
「それ良いかも!」
セイラとクリスでも、盛り上がりました。
盛り上がったところで、セドリックがセイラに問います。
「ところで、その装備の『淫らな刺激』には慣れた?」
「うん、かなり慣れたわよ!」
「それにしては、夜には、感じまくってるよね?」
「それとこれとは、話が違うでしょ?」
「どんな風に?」
「パンツで擦れる刺激と、指で弄られる刺激は違うの♡」
「そうなんだ」
「そうだからね♪」
今度は、セドリックとセイラ、恋人同士で、盛り上がりました。
その横で、クリスが、和やかに、お茶を嗜んでいます。
何にせよ、戦乱は兎も角‥‥好景気は、良いものです。
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