復活と転生
I became an adventurer for now - Souji Yamato
地球では、魂とは何かすら、実のところ不明です。
時に、凛々しい系の『美女クリス』(ショートヘア)は、情報エージェントとしての訓練で、すっかり、女らしさに磨きが掛かってしまいました。
そこで、システム内の『侍女Xrok』が、クリスたちに語ります。
『皆さまの魂を、死ねば消滅する【陰魂】から、死んでも不滅の【陽魂】に、アップグレードします。
これにより、皆さまは、死んでも復活できますし、復活できなくても転生の類が可能となります』
「なんで、今なの?」
クリスが、Xrokに、そう疑問を顕わにしました。
Xrokが、解答します。
『実は、陽魂には、性別が有るので、クリス御嬢さまの性別が、確定するのを待ち構えていました。
それなので、クリス御嬢さまとセイラさまが女性で、セドリックさまが男性という事で、構いませんか?』
「大丈夫」「良いわよ」「もちろん」
Xrokの提案を、クリス、セイラ、セドリックが、そう受け入れました。
そして、早速、クリスたちの魂が、アップグレードされました。
これで、クリスたち3人には、ステータス上の名前の横に、特別な『印章』が付きました。概ね、記載は『クリス㊞』みたいな感じです。
Xrokが、解説します。
『アップグレードに伴い、皆さまの魂に、ギフトを付与しました。
――女性には【処女再生】で、男性には【精力絶倫】です。
しかも、処女再生は、心が豊かになれば、処女性が上がります。
もちろん、精力絶倫も、体が健やかになれば、精力が増えます』
「やった!」「なんで?」「いらない」
Xrokのギフト付与は、セドリックにのみ好評で、クリスとセイラには、極めて不評です。それでも、クリスたちのギフトが、これで確定しました。
ところで、クリスが、情報エージェントの訓練をしていた『二十日間』には、セイラとセドリックは、剣の修行をしていました。
おかげで、剣の腕前は、セイラがクリスを上回り、セドリックがクリスと互角となりました。これは、セイラとセドリックが、育ち盛りだからです。
そのため、クリスは、昼間、剣の修行をし、諸々の都合で、夜間に、情報エージェントの訓練を行います。
結果、翌月には、クリスのランクは『情報エージェントA級』『娼婦S級』『ポールダンサーA級』『バニーガールB級』他が上昇しました。
ちなみに、クリスの情報収集スタイルは、言葉だけの交渉術よりも、裸体を活かした術の方が主体でした。
ただし、娼婦スキル『匿名のベール』の効果で、クリスの娼婦としての知名度は、ほとんどありません。
それと、剣の実力は、依然、セイラがトップで、クリスとセドリックが互角です。これに、クリスは、不満を感じています。
尚、地球における魂の仕組は、神のみが知るところです。
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