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とりあえず冒険者になってみた(習作)  作者: 大和奏時
自分という青春

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17/30

人生での選択

I became an adventurer for now - Souji Yamato

 選択せんたくとは、未来みらいめること、ただ、それだけの行為こういです。



 ときは、いまだに、れい親睦しんぼくかい翌日よくじつよるで、ここは、ケイトのいえです。

 クリス(女性じょせい18さい)は、ひさしりに、少年しょうねん肉体にくたいもどことにします。


 そこで、彼女かのじょは、システム侍女メイドXrok(クロック)との融合ゆうごう解除かいじょして、少年クリス(14才)にわりました。

 結果けっか、Xrokも、実体じったいします。



 それを、目撃もくげきして、同居どうきょにんのセイラ(女性17才)や、セドリック(男性だんせい16才)がおどろいています。

 おもわず、セイラが、Xrokに確認かくにんします。


「もしかして、クリスって、おとこだったの?」


「いえ、生来せいらいは男性ですが、精神せいしん発達はったつ途中とちゅう成年せいねんなのに、成人せいじん女性化したので、本当ほんとう自分じぶんは女性だと、自覚じかくしてしまっています」


「どううこと?」


「言うなれば、未熟みじゅくなのに、超人ちょうじん女性化したら、本来ほんらいの自分が、超人女性に吸収きゅうしゅうされてしまった‥‥みたいなかんじです」


「うぎゃ‥‥」


 Xrokのこたえで、セイラが、しかめっつらに変わりました。

 さらに、Xrokが補足ほそくします。


「そして、クリスさまは、女性としての自覚にくわえて、男性としての自覚が発達(ちゅう)です。また、少年の肉体は、男性としての自覚をうながすのに最適さいてきです」


「だけど、男性としての自覚がえると、女性としての自覚がるとか?」


ちがいます、セドリックさま。

 むしろ、個性こせいとしては、男性と女性の自覚が対比たいひされるので、女性としての自覚も増加ぞうかするのです。

 ただし、完全かんぜんに女性本位(ほんい)なので、男性としての自覚は、どうしても、女性としての自覚よりも、ひくくなってしまいます」


「なるほど、クリスは、ある意味いみ、完全に女性なんだ」


「ですが、女性の肉体を維持いじするには、わたしとの融合が必要ひつようなので、まだまだ、完全な存在そんざいなのです。

 これについては、男性として成人したあとで、クリスさまに、能力のうりょく異性いせい化』を生成せいせい付与ふよすることで、問題もんだい解消かいしょうできます」


「それだと、しばらく、不便ふべんだね?」

「そうです」


 セドリックは、Xrokの答えに、納得なっとくしました。

 今度こんどは、ケイト(女性21才)が、Xrokに質問しつもんします。


「それで、つぎは、いつ、女性に戻るの?」


「融合による女性化は、融合解除による男性化から、2時間じかんには可能かのうです。

 さらに、融合解除は、融合から6時間後には可能となります」


「だけど、今夜のクリスは、少年のままでるわよね?」

「はい、クリスさまが希望きぼうすれば、そうなります」


 その答えをいて、ケイトが、なにかを期待きたいしています。

 そこで、クリスが、ケイトに、笑顔えがおげます。


「ケイトさんのために、今夜は、男のままでうよ」

「うれしい♡」


 ケイトが、あからさまによろこびました。

 そして、ケイトとクリスは、ケイトの部屋へやかいます。



 自明じめいとして、しあわせな人生じんせいとは、喜びのかさねです。

I became an adventurer for now - Souji Yamato

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