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第十話 みちが あい わかれる ところ 二

それから、少し日がたったころ。


あたたかな日差しの中、

彼女はまた、橋の真ん中に立っていた。


三つに分かれる道。


その目は、

もう迷っていなかった。


手に持った小さな鳥かご。


扉を開けると、

小鳥は外へ出て、


欄干に止まる。


「いきなさい」


その言葉に、


背後から風が舞う。


小鳥は、

それに乗るように

空へと飛び立った。


「ありがとう」


それは

誰に言ったのか


彼女にもわからなかった


短くなった髪を

橋の風が

水面の光が

やさしく撫でていった

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