水天使の幼女
はい。驚いたかと思うけど、本当なんですよ?
えと、何か証明できるものは……うーん……
驚いたな。
天使は少ないが、その中でも
水を司る者ガブリエル
という名を聞くことになるとは。
それで結局、君はここへ来てどうしたんだ?
あのね、私はここグリーンラインとブルーラインで起きた大きな事件を解決するために来たの。
それでこの前、ブルーラインに行ったらもう、
手遅れで……なぜかリザードマンが束ねる街なのにゴブリンが復興活動していたけど。
今度は必ず救うために、手遅れにならないようにとりあえずここの森の長のあなたに会いに来たの。
なるほど。そういうことでしたか。
私がここの長ローガンです。
よろしくお願いします。
あの、失礼なことを聞きますが……
なんというか、その、小さすぎませんか?
た、たしかに……
勝手なイメージですけど
天使の上位っぽくないというか……
えっとね。本来の力のまま
この世界に降臨すると、
崩壊してしまう恐れがあるから、体を小さくして
私の魔力の内容量を削減せざるを得なくて
こうなったの。
そういうことでしたか。
ピカッと
手術室の電気が消えて医師が出てきた
「終わったわよ。手術は無事成功よ!」
あ、ありがとうございます!!よ、よかったぁ。
ほんとによかった!
そうか!ご苦労様。とにかくありがとう。
ふふっ。私の手にかかればこんなものよ!!
って、その子は何?
あ、そうだなこの子は……その、
はじめまして。天からの使いで来ました、ガブリエルです。手術お疲れ様です。
あ、ありがとう。……ガ、ガブリエル!?
天使なのはわかるけど……信じられないわね。
と、とりあえずあの子を運ばないと。
黒羽を二階の清潔な寝室に寝かせて、
とりあえず隣の部屋にある、リビングで話をすることに
医師にはガブリエルの少女の成り行きを話した
やはり信じがたいが、ローガンが解説をして
とりあえず納得した
それにしてもビックリね!
ローガンが真剣な顔をするから本当だろうし。
さてと、私は仕事に戻るよ。何かあれば下に来て呼んでちょうだい。
はい!ありがとうございます。
それではジーク君。とりあえず今回の汚染事件の体験について話してもらえないか?
さっき運ばれた子と関係ありそうだね。
私も聞かせてもらうよ。
わかりました。では、
ジークから汚染事件の話を聞いて
以下の結果が出た
そうか。そんなことが……
ということは、まだその犯人は
いるということだな。
その可能性が高いと思うよ。
でも、やつらの目的は何なんだろう。
そこがやはり不可解ですね。
ん?着信……それも三十件!?
(そうか……しまった。爆発で倒れた時から見てなかった!!とりあえず連絡してみよう。ミア様、心配してるよな……)
電話か?
三十件って……多いね!
はい……それもザクロ王が束ねる城から連絡が……
そうか。なら早く連絡しなさい。
はい。失礼します。
二人から少し離れて窓際で電話を掛けた
「もしもし。すいません。こちらから連絡できなくて……」
「ジーク!!無事だったの?黒羽は?あなたたち今どこに!?」
「あの、えと黒羽も大怪我して、現在手術をしてもらって無事です。実は今、エルフの森にいまして、そこで助けてもらって……」
「エルフの森で!?驚いたわねぇ。
と、とりあえず王様に代わるわねぇ。」
「王様、無事だったんですね。」
「もしもし。君こそ無事でよかった!町のために動いてくれていたそうだな。本当にありがとう……」
「とにかく王様が無事でよかったです。」
ザクロ王から連絡か?
は、はい。そうです。
なら私と代わってくれ。ついでに色々話しておきたい。
わ、わかりました。待ってくださいね。
「王様。今エルフの森の長ローガンさんがお話したいそうです。」
「一緒にいるのか?もちろん私からも礼を言いたい事だしな。大丈夫だ代わってくれ。」
「わかりました。では……」
どうぞ。
ありがとう。すまんな。
「もしもし。ローガンです。久しぶりです。」
「ああ。そうだな。とにかく二人を助けてくれてありがとう!礼を言うぞ。」
「いえいえ。お疲れのところ申し訳ないが、汚染事件について協力してもらえないだろうか?」
「あなたたちが協力の申請を?もちろん構わない。寧ろありがたい!」
「ありがとう。では明日の正午は空いてますか?」
「明日の正午だな。構わない。
一刻も早く解決せねばならんからな。」
「ではまた。明日の正午。再び連絡するのでよろしくお願いします。」
「はい。それでは。」
(明日の午後に会議か……どうなるんだろうか)
あれ?ガブリエルさん?
だめ……こんなときに眠くなってきちゃったぁ。
あの子の横で寝かせてもらうね。おやぁすみ~
ガブリエルはフラフラと黒羽の寝ている部屋に入っていった
ええ?ちょっと……
今大事なところなのに……




