第35話
「ここが俺たちの村だ」
森の中を歩いて約1時間、周辺の木は伐採され村を囲むように木がたてられていた。
「父さん!わたしこれをトラルさんに渡してくる!」
「おう!早く届けてくれ。先に家に戻っているぞ」
「うん!カルマ、また後で」
クロアが大事に持っていた薬草(よく見るとヨモギっぽい)は怪我を治すのにとても役立つそうだ。
数週間前、魔物共の襲撃を受け、死者、怪我人を沢山出してしまい、治療用の薬草がなくなり頭を抱えていたところクロアが村を飛び出し薬草探しをして、魔物に襲われていたところを助けた。
要約するとこうゆうことらしい。
「では、カルマ俺の家に行こう。そこでうちの村長と話をしてほしい」
「…何故ですか?ボクは魔王、もしくは強い魔物の出現場所を教えてもらえればそれでいいんですが…」
村の中を歩いていると物陰から様子を見ている村人たち
…全員獣人……獣耳…触りたい
「悪いがそうゆう話は村長のが知ってるんでな。それに前の魔物の襲撃でかなりの戦士が死んでしまった。…カルマの腕を見込んで暫くでいいから魔物退治手伝ってくれるとたすかる」
話をしている間にノワールさんの家に着いた。
「ただいま」
ノワールさんが扉を開けるとキジトラの猫耳をした女性がノワールさんに飛びついた。
「あなた!クロアは?クロアは見つかったの?あぁクロアまでなくしたら私、私」
「落ち着け、テト。クロアは無事だ。ヨンモの葉を撮ってきたんでトラルのとこに持って行っている」
「…クロアがヨンモの葉を?……よかった、無事なのね。………こちらの方は?村人ではないわよね?」
「彼はカルマ。クロアのことを助けてくれた人族だよ」
「え?………人族なの?」
「そうだ。だが安心しろ。彼は敵じゃない」
「………そう。クロアを助けて頂いたそうで、お礼を申し上げます」
……どうやら人族との間に何かあったのか物凄く警戒されてる。
他の村人たちも同じだった様だ。
「ボクはただ通りすがっただけです。礼は不要です」
「……」
常識的に返事をしたつもりだったけど、より警戒されたようだ。
気まずい雰囲気が流れ、何も言えないまま立ち尽くした。
「………あー、やっぱりボク遠慮しますね。なんか変な感じがするんで」
「カルマ。そんなこと言わずに、さぁ家に入ろう。クロアが戻るまでお茶でも……」
「あ!本当、遠慮します!」
ノワールさんが止めに入ったがボクは風の魔力を使ってダッシュで村から逃げた。
途中、方々から村人が向かってきたが全てスルーしました。
「ふー、ここまでくればいいかな?」
何の目的があったのかは知らないが変な感じがしたし、魔王とかの情報が聞けなかったのは残念だけど…
ま、いいか。
「とりあえず先に進むか。……あの山目指して」
正面にそびえ立つ山を目指すことにした。魔物退治をしながら願わくは強敵がいる事を願って。
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「え?カルマ、どこか行っちゃったの!まだちゃんとお礼してないのに」
「すまんな。クロア、カルマすごい速さで村から出っていってしまったんだ」
クロアがヨンモの葉を届けて家に帰ると母親からの抱擁とお叱りを受け、ひと段落してカルマの姿を探すがいないことに気付き、父親に聞くと走り去ってしまったという
「………カルマ」
これから更新、日が開くかもです。
できるだけ2〜3日ごとに更新をしたいとおもってます。




