第32・5話〜あの時のファナ〜
魔物が攻め込んで来てから忙しいかった。
カルマ君もご家族や他の村人の葬儀を行い、急ぎ首都に向かった。
「急ぎ王に伝えて!カルマ・ファールの村が襲われたと!」
「は!ファナ様お疲れでしょう。後のことは我々にお任せを」
「そんなこと出来ないわ。このままわたしも王の元に行きます」
東門の伝令に最低限のことだけを先に王に伝えさせ、自分も王城に向かった。
「王様!ただいま戻りました」
「ファナ、無事で良かった。何がおきたのか全て話してくれ」
「はい。始まりは魔物が村に向かってきたことでカルマ君とカルマ君のお父上とシリウス団長が迎撃に向かい私は村人と村の守護につきました。そして………………」
ファナはこれまでの事を事細かに説明した。
「…………今、カルマ君の村は危険な状態です。…カルマ君も…」
「そうか……ファールと聞いて何処か引っかかっていたがセレナとコドロアの子であったか…あの2人が亡くなるなんて…」
「ご存知だったのですか?」
「数十年前は騎士団の筆頭団長だったのだ……この首都最強のな…」
「……お父様、今は悲しんでいられません。カルマ君の村に砦をつくり守りを固めなければ」
「では急ぎ砦の資材をおくり建設せよ。これは王命である。一級指令だ」
「「は!仰せのままに」」
そしてお父様に頼み込んで私も資材と一緒にカルマ君の村に向かった。
途中の村でアンナとアルドも向かうことになり、一緒にカルマ君を励ました。
そしてある日カルマ君はメモを残して消えた。
ファナへ
ボクは父様達のところに行きます。
できればこの家はこのままにしてください。 カルマ
「なによこれ…」
「ファナ?どうしたの?」
「カルマ起きたか?」
「アンナ、アルドこれ…」
2人にメモを見せた。
「なんだよこれ…カルマのやつ一体どこに」
「とにかく探しましょう!まだ近くにいるかも!」
三人で村中を探したけど見つけることはできなかった………




