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第31話

言い回しがくどいかもしれませんがご容赦を

…ここは?……ミナ?ミナ!良かった生きていたんだね!……ミナ?どこに行くんだ?ミナ!ミナァァァ!


真っ白な空間の中でミナを見つけ側に行こうと走ってもミナは笑顔を見せただただ遠ざかっていく。


…ミナ!待ってくれ!ミナ!…


いつしかボクはミナを見失いさっきとは逆に真っ黒に空間にいて、無我夢中で走っていた。


ハァハァハァ…


どっちに行けばいいのかもわからないだがそれでも走り続けるしかできなかった。



…………………主、どうして………


前に聞いた声を耳にし立ち止まった。


だれだ!どこにいる!…お前がミナをどこかに隠したのか!?


………主、私はあなたと共に……


どうゆう事だ!ミナをどこに隠した!姿を見せろ!

声の主に叫び、問いかけても何も変わらず何も見えずにいた。

そのうち声は聞こえなくなった。

再び走り出す気力を無くし、いつしか上も下もわからなくなっていた。


……ミナ…どこにいるんだ…


ポツリと呟くと真っ黒な空間に一筋の光が射した。


…ミナ?そっちにいるのか?…


光に向かい手を伸ばした。眩しさに目をつむり、開くとボクの家の天井が見えた。


「……ボクの部屋?」

身体を起こそうとするが激痛に襲われた。

「が!ああああああああ!!!」


ボクの叫びを聴き母様が飛んできた。

「カルマ!無理に動いてはダメ!……光よ、我が願いを、かの者に癒しを!

ライトヒーリング」


母様が触れる場所からとても暖かく心地よい光がボクの痛みを取り除いていった。

「あ、ああ……………母様、もう大丈夫です」

痛みが消えた事を告げると母様は涙を流し、ボクをそっと抱きしめ小さな声で言った。

「良かった。カルマ……あなたを失わずに済んだ……私の大切な子」

「母様?…母様!父様!母様が!…誰か!誰かいないの!」


「カルマ君!どうしたの!…起きて大丈夫なの?」

「ファナ!それより母様が!父様は?父様を呼んできて!早く!」

「カルマ君!落ち着いて!回復なら私も出来る!かの者に癒しを…アクアヒール」

ファナが水系の回復魔法を母様にかけた。


………だが母様は起き上がる事なくそのまま静かに息をひきとった。





ファナから色々これまでに起こった事を聞いた。

気絶したボクをファナのセルリアンとルナが村まで連れてきてくれたこと

血だらけで気絶していたボクを見た母様が狂った様に上級治療魔法をかけ続けたこと

………そして父様も死んでしまったこと

シリウス団長の意識が戻ってないこと


どれもこれもすぐに信じる事ができなかった。

「…父様が死んだ?……嘘だ…母様だって少し疲れてめてるだけでしょ?…ねぇファナそうなんでしょ?……」

ファナはただ涙を流し俯き、言葉を紡いだ。

「本当なの……カルマ君のお母様は治療魔法をずっとかけていたの……魔力が尽きようともずっと…そんな事すれば命を削るだけ……お父様は村の人達が見つけた時にはもう……」


「…………嘘だ……嘘だ!嘘だ!だって父様は大丈夫って!母様だってボクなんかよりずっとずっと魔法がうまいのに!そんなミスする筈が無い!」

「カルマ君!落ち着いて!全部…全部本当の事なの」

「嘘だあぁぁぁぁああぁぁ!」


今にもベットから駆け出そうとするボクをファナが抱きしめ、ボクは泣き叫び事しかできなかった。


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