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第28話

王城でのドタバタ騒ぎの後ボクは里帰りの準備をして村への帰路に着いた。

…結局ファナも一緒に、後シリウス団長も


「…ここがカルマの村かぁ……結構遠かったなぁ」

「ね!ね!魔物は何処から来るの?」

「落ち着いて、ファナ!そうそう魔物は出ないから!……3日に一度くらいしか」

馬車を降りボクの実家へと歩き出した。





「ここがボクの家だよ!……ただいま」

ドアを開けると旅支度をしている両親と妹がいた。

「セレナ、その薬草はいらないんじゃないか?」

「でもあなた!カルマがどんな怪我をしているかわからないのよ?私の魔法で治せる範囲を超えていたら必要なものなの」

「しかしあまり荷物が多いと持つの大変だぞ?それに首都まで10日掛かるんだぞ?」

「でも…」

「あ!お兄ちゃん!!」


鞄にものを詰めていた妹がボクに気づいてくれた。

「「カルマ!?」」

「ただいま、父様、母様……どこかでかけるの?」

父様と母様は驚いた表情の後二人して勢いよく抱きしめてきた。

「ごふ!…父様、母様、苦しい…」


「よかった!無事だったのね!ごめんね!すぐに駆けつけられなくて」

「カルマ。無事で良かった。すまない、お前が怪我をしたと聞いてすぐに駆けつけたかったが、魔物共が押し寄せてきて暫く動けなかったんだ」


「ちょ!ほんと…苦しい…二人共…落ち着いて…」

「パパ、ママ!お兄ちゃん苦しそうだよ!」

「あ!すまん!大丈夫か?」

「ごめんね!カルマ、母様嬉しくて…」

「…大丈夫です…色々話たいことがあるけど、まずは紹介します。ボクのクラスメイトで王女のファナと第一騎士団団長のシリウスさんです。魔物退治をしたいそうです」


ボクが両親に襲われてる?間、ポカ〜ンとしていた二人を紹介した。

「!!、初めまして。ファナ・ミルカロスです」

「ファナ、両親には王女って伝えたから偽名じゃなくて本名教えてあげてよ」

「……失礼しました。ファナルナ・アルカロナです」

「第一騎士団団長を務めています。シリウスと言います。……お逢いできて光栄です。…炎帝剣王、コドロア殿。 光の聖女、セレナ様」



あら、ビックリ!ボクの両親にも二つ名が!!初耳ですよ!


「あら、懐かしい名前が出たわね」

「そうだな。だが私達はその二つ名は捨てた。だたの田舎者だ。呼び捨てで頼む」

「しかし、お二人の名は世界に轟くほど有名です。呼び捨てになど出来ません」


シリウス団長が借りて来た猫みたいになっていた。唖然としつつも妹にもファナを紹介した。


「ミナ、ただいま。この人はファナって言うんだ。ほら挨拶して」

「お帰りなさい。お兄ちゃん!………ミナです。初めまして」

ただいまの抱擁の後、ボクの後ろに隠れながらもファナに挨拶をした。

ミナは今年5歳になる。母様譲りの金髪蒼目の可愛い妹だ。前世だは弟はいたけど妹は初めてだからかなり甘やかしてしまったが、たった8ヶ月離れて居ただけなのに立派になって……ほろり…

昔は人見知りで喋ろうとしなかったのに。


「初めまして、ミナちゃん。ファナって言うの。暫くお兄ちゃんと修業することになったの。よろしくね」

そっと手を出すファナ。オドオドしながら握るミナ。…………可愛い



「父様、さっき魔物共が押し寄せてきたと言ってましたが……」

「ん?あぁ、お前が怪我をしたと聞いて駆けつけ用としたら大量の魔物共が押し寄せてきてな!雑魚ばかりだから怪我する事はなかったが暫く動けなくなった。やっと落ち着いたからお前のとこに行こうかと…」


どご〜〜ン!!

どこからか爆発音が鳴り響いた。


「!!、くそ!またか!」

「父様!この音は!」

「魔物共がやってくる!戦闘準備だ!カルマ!」

「はい!!」






………こうしてボクの人生を変える戦いが幕を開けるのだった………

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